「京都が舞台の小説」。
古都の美しい風景や伝統文化、風物詩が織りなす魅力を物語から存分に味わってみませんか。
京都の街を舞台にした小説は、豊かな歴史と独特の雰囲気が絶妙に融合し、
まるで京都の地へ降り立ったような錯覚を覚えてしまうほど。
このブログでは、私がおすすめする京都を舞台にした小説をいくつかご紹介いたします。
ファンタジーやミステリー、時代ものや感動恋愛ものまで
様々な京都の物語が含まれています(о´∀`о)
興味がある方はぜひ手に取ってみてください^^
・日本の美を感じながら教養ある読書がしたい
・神社やお寺の静かで穏やかな雰囲気に包まれたい
れんげ
この記事を書いている私は、小説大好きインドア女子です。私がこれまで読んできた本の感想、おすすめをご紹介しています。本選びの参考にして頂けたら嬉しいです
情緒あふれる京都が舞台の小説
コンテンツ
読めば読むほど感動できる恋愛小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」七月隆文
京都のデートスポットが数々登場!
京都の美大に通う主人公のぼくは、高嶺の花である、ある女の子に一目惚れをします。
交際にまでこぎつけた僕に、彼女は大きな秘密を隠していて….
甘くて切ないロマンチック恋愛ストーリー。
私が初めてこの物語を読んだ時、学生時代の過去の恋愛を思い出しながら涙しました。
京都の街で育った方でしたらもちろん、私のような修学旅行でしか訪れたことがない人でも
存分に京都の街に溶け込めてしまうような読みやすい作品です。
れんげ
京都の祇園祭が舞台のファンタジー「宵山万華鏡」 森見登美彦
祇園祭…現実と妖しの世界が入り乱れる宵山の夜は「大切な人」を失わないようにご注意を。
事情を抱えた人々が宵山に迷い込んでしまうお話。
万華鏡のように多彩な祇園祭宵山で起こる奇妙な事件の数々は、幻想と現実の間を彷徨う、
まさに森見ワールド!
京都という昔からの言い伝えや風習が残っている場所で、どこかミステリアスでホラーチックな夜を物語をお楽しみください。
情緒あふれる京都の景観と思い出の味「鴨川食堂」柏井壽
美味しい料理と作り手の愛情で心もお腹も満腹に(*´꒳`*)
料理雑誌に掲載された一行のキャッチコピーをみた者のみが辿り着けるという、
京都・東本願寺の近くにある、看板がない食堂が舞台。
鯖寿司、鍋焼きうどん、とんかつ、肉じゃが….
誰にでもきっとある、想い出の料理。
6つ物語は優しく、感動的、そしてお腹が空いてきます。
あなたは何を注文しますか?^^
美しい景観と美味しいコーヒー!カフェミステリー「珈琲店タレーランの事件簿」岡崎琢磨
京都の隠れた通りにあるカフェ「タレーラン」でのミステリーです。
23歳の女性バリスタであり”謎解き”が趣味の店長の美星が、コーヒー好きのお客が持ち込んでくる日常の謎を解決していきます。
神社やお寺だけが京都じゃない!
こんな隠れたカフェを実際に見つけてみたくなります。
京都xコーヒーx謎解きがお好きな方におすすめな作品です。
シリーズでぜひお楽しみください
アートxイヤミスx京都「異邦人」原田マハ
後味悪いイヤミスがお好きな人におすすめ
出産のため東京を離れ京都にやってきた美術館の副館長・菜穂は、ある日、気分転換に出かけた画廊で、ある一枚の絵に心奪われます。
夫婦関係や義母との人間関係、そして菜穂の異邦人としての力強い生き様が描かれた物語です。
「美」に狂わされていく人々を描いた、原田マハさんの新境地!
腹黒さ、身勝手な登場人物たちはさておき、京都美術の魅力が満載の本作は、
京都の情景を体験したい、日本画や画廊の経営に関しての知識を深めたい、という方にもおすすめの一冊です。
歴史上の人物を身近に感じる『利休にたずねよ』山本 兼一
京都を舞台に侘び茶の精神を堪能しませんか?教養読書に
秀吉に疎まれ切腹を命じられる日までの利休の人生を遡ります。
己の「美」を追求し続け、天下一の茶頭へと上り詰めた彼の奥深さにあるものは何なのか。
美しい茶と湯の世界がここに。
利休といえば「茶の道」。
日本文化の美が鮮明に描かれています。
本作に出てくる茶の席でのシーンは食事がとても鮮やかに描かれていてそそられます。
歴史について詳しくない人にも読みやすく感動させられる一冊です。
茶の世界、利休の世界観を堪能してみたい方はぜひ読んでみてください。
京都をお洒落に楽しむ『下鴨アンティーク』白川紺子
古びた洋館に住んでいるアンティーク着物好きの高校生の鹿乃は、ある日開けてはいけない蔵を開けてしまう。
着物にまつわる謎解きが3編収録されたミステリーです。
お洒落に着物を着こなして京都の街を繰り出す主人公にワクワクしながら読み進められます。
メインの謎解きも着物に関する専門的な知識が絡んでくるので、意外なまでに読み応え抜群!
京の雰囲気を楽しみながら、こちらの謎解きシリーズに挑戦してみてはいかがでしょうか。
美味しいコーヒーと一緒に『砂漠の青がとける夜』中村理聖
東京に疲れ果て、京都でカフェを営む姉を手伝い始めた主人公の美月。
ただ淡々と過ぎていく毎日の中で思い出されるのは、東京で過ごした不倫相手との記憶だった。
そんな時、カフェによくやって来る中学生の男の子と深く関わるようになり…
美しい描写とゆるやかさに溢れた純文学的物語。
温かく、優しい人間模様、美味しいコーヒーやカフェごはんに癒されながらゆったり読める一冊です。
大きい出来事は起きず淡々と進んでいく日常に、読者が耳を傾けていくような作風。
京都の鴨川デルタ、祇園祭、八坂神社などが登場するので、訪れたことのある人は
京都の情景が懐かしく感じるかもしれません。
京都が舞台の飯テロ小説『京都烏丸のいつもの焼き菓子 母に贈る酒粕フィナンシェ』古池ねじ
人間関係の息苦しさや煩わしさ…共感と感動が溢れてきます。
和の食材を使ったお菓子が食べられるという、京都にある小さな西洋菓子屋「初」。
無愛想な青年菓子職人が作り出す焼き菓子は、お客さんの心にそっと寄り添い、
空っぽで悲しい気持ちを満たしてくれるのです。
美味しそうなお菓子がたくさん登場するので飯テロ力が強いのはもちろんなのですが、
登場人物のキャラクター性やストーリーラインがとても凝っていて、読み応えがしっかりある飯テロ小説なのです。
厳しくも優しく温かい言葉の数々が、人生について何か大切なことを教えてくれている気がします。
京都の街並みもたくさん出てくるので、一緒に京都を歩いているような気分を楽しめます。
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最後に
いかがでしたでしょうか?
京都が舞台となっているおすすめ小説をご紹介してきました。
小説から感じる、京都の美しい風景や独特の雰囲気に癒されること間違いなし!です。
今後京都へ足を運ばれる機会がありましたら、小説に登場した場所を巡ってみるのもいいですよね^^
ぜひ、京都の魅力に浸りながら、素敵な読書時間をお過ごしください。╰(*´︶`*)╯♡
れんげ
今回ご紹介した作品はこちらです。
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