【グサグサ響く】好きな人にだけ素直になれない私へ。溢れ出る“女の本音”に共感が止まらない、大人の純愛小説。

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、田辺聖子さんの『言い寄る』です。

読みやすさ
(3.5)
面白い
(4.0)
テンポ良い読み心地
(4.0)
女子共感
(4.5)

おすすめしたい人
◎好きな人には素直になれない大人女子
◎“女の本音”を笑って泣ける形で味わいたい人
◎自立した女性の等身大の生き方に共感したい人
◎女性目線で描かれたツッコミ満載の恋愛小説が読みたい

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

あらすじ・感想

フリーのデザイナーで自由な1人暮らしをする乃里子(31)は、
金持ちの色男や趣味人の中年男…
色んな男たちに言い寄られ、恋も仕事もそれなりに楽しんでいた。
しかし、喉から手が出るほど好きなゴロちゃんにだけは、どうしても言い寄れないでいる…

<本の感想です>

—世の中には二種類の人間がある。
言い寄れる人と、言い寄れない人である。

軽快なリズムで男を語り、
豪快に男を貪っていく主人公の乃里子

彼女の軽率さと鬼メンタルの奥底にある
乙女な恋心が可愛らしくて

軽蔑が愛しさに変わっていく。

 

好きじゃない相手にはいくらでも言い寄れるのに
本当に好きな相手には言い寄れない。

 

いざという時に踏み込めない怖さ
自分の気持ちを覆い隠して
自分を守るためについ保険を張ってしまう弱さ

 

自分が他の誰かにそうであったように、

 

本命の彼も
自分のことをやっぱり好きではなかったと気づいた時の彼女の涙が

たまらなく切なかった。

お金も才能もあって、
超がつく強がりで欲に真っ直ぐで…
でも好きな人にだけは弱い乃里子

この先どんな人生を行くんだろう。
読み終わった後は彼女に興味津々です。

乃里子三部作、あとの2作も楽しみ

ロマンチックとはかけ離れてますが
女性心理を多く含んだ恋愛物語が好きな人におすすめです。

美女の関西弁が面白くて最高🙆‍♀️

それでは、今日も素敵な一日を📚

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