【子育ての悩み】子育て中に読みたい!リアルな育児事情がテーマのおすすめ小説まとめました。

子育て中の悩み、子供の成長に関する不安。

子育てをテーマにした小説をご紹介していきます。

まさに今、育児と闘っているという方はこれを読むことで元気や勇気をもらえたり
登場人物のリアルな感情に共感することで、

少しでも緊張が解れたりするかもしれません。

また、これから母親を経験するかもしれない方にもぜひ読んでいただきたい、

こういう母親になりたい、こういうマインドを大切にしていこう..

などの子育て前の心の準備のための読書に。

私のような育児をまだ経験していない方にとっても
価値観の変化、違う視点で物事を考えさせられ、結果視野が広がりとても勉強になりました🙂

子供の可愛さが描かれた子供の成長への喜びを描いたものから、
児童虐待や育児ノイローゼなど”重いテーマ”を扱った内容の作品ももちろんあります。

ぜひ参考にしてみてください。

れんげ

こんにちは、れんげです
この記事を書いている私は、年間読書量250冊の小説好きインドア女子です。私が本を読んで感じたことをそのまま書いています。本選びの参考にして頂けたら嬉しいです
プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

子育て中におすすめの小説

子供が思う、母子家庭とは『さよなら、田中さん』鈴木るりか

おすすめ子育て小説を紹介します

“ポイント”
著者は、中学2年生の12歳!
子供の目線から見た家族、両親、そして社会。子供のリアルな気持ちにハッとさせられる一冊
小学六年生の田中花実は、明るくたくましいお母さんと2人きりで生活している。貧しいけれど笑いの絶えない明るい母子家庭を子供の目線で描いた感動作です。

まず、12歳が書いたとは思えない洞察力に驚かされます。
子供の目線で捉える”両親の離婚”や”母子家庭の暮らし”がリアルに描かれていて
読みやすい中に真っ直ぐ訴えかけてくる強いメッセージ性を感じる作品です。

子供と過ごす時間の尊さを感じる『月の砂漠をさばさばと』北村薫

おすすめ子育て小説を紹介します

“ポイント”
愛しい娘と共にできる時間を大事に大事に。
娘の成長を優しく温かく見守りたい、母親が全力で娘に伝えていきたいこととは。
9歳のさきちゃんと作家のお母さんの二人暮しを描いた物語。作家のおかあさんと、ちょっと大人びたさきちゃんの日常が優しいテイストの挿絵と共に…淡々と綴られていきます。”この子が大きくなったら、この2人の時間を思い出してくれるかなあ。”

子供の成長の速さに少ししんみりしながらも、毎日毎日をたくさんの喜びと共に凄そうとする2人に元気をもらえる作品です。

子育ての苦しさ、辛さ『明日の食卓』椰月美智子

おすすめ子育て小説を紹介します

“ポイント”
子育てや夫婦関係に疲れている方、息苦しさを感じている方は、ぜひ一度手に取ってみて欲しい一冊。
同じ名前の男の子を育てる母親たちを描いた、家庭の光と闇を描いた衝撃作。
きっかけは些細なこと。だけど、この苛立ちを抑えられない…。
愛する我が子に手をあげたのは誰?特に息子さんがいる方におすすめしたいです。

・子供とどう接したらいいかわからない。
・夫に不満がある。
・子供をきつく叱ってしまった後に深く反省してしまう… などなど

この物語は、子育てで苦しい気持ちを抱えている方に寄り添ってくれる作品だと思います。

とてもリアリティがあり、たとえ子供がいなくても…そして結婚していない方でも読んで損はないと思います。

れんげ

私は、子育ての経験がまだ無いので自分が子供の頃のことを思い出しました。あの時、お母さんは何を思ってたのかな悲しかっただろうなって思うと、いてもたってもいられない気持ちになります。それでも愛情をいっぱい育んでくれた母に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ワーキングマザー・専業主婦の子育て『対岸の家事』朱野帰子

おすすめ子育て小説を紹介します

“ポイント”
子供はかわいい。だけど24時間付きっきりとなると話は違う。
ワーキングマザー・専業主婦・未婚、そしてお父さんたちにもおすすめしたい一冊です。
家族のため、自分の性格を踏まえ、専業主婦を選んだ詩穂は、娘との幸せな時間のはずなのに、自分の選択に迷っていた。「専業主婦なんて絶滅危惧種だ!」という世間の目に肩身の狭い思いをしつつも詩穂の他にも”子育て”の難しさに直面し悩んでいる人たちと出会います。
終わりがない「仕事」=子育てと戦う人たちの心に寄り添ってくれる長編物語です。

肉体的にも精神的にも崩壊寸前。
だけど、終わらない、逃げられない、そんな子育てのリアルな現場がこの一冊に濃縮されています。
今まさに大変な思いをされている方は、共感できるのではないでしょうか。

子育ての喜びを思い出させてくれるファンタジー『ささらさや』 加納朋子

おすすめ子育て小説をご紹介します

“ポイント”
ひとりで抱え込まないで! 片親でも愛情の深さ大きさは変わらない。
“日本らしい”田舎での子育ての様子を温かく描いた物語。
突然の事故で夫を失ったサヤは、まだ赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住することに。新しい街で起こる不思議な事件にサヤが巻き込まれる度、助けに来てくれる亡き夫。サヤと夫が永遠の別れを迎えるまでの愛おしく温かい子育ての様子を描いた感動連作ミステリ。

1人で心細いサヤの周りには、たくさんの温かい人々が集まってきて、サヤを一生懸命助けてくれます。近所のおばあちゃんたちの昔ならではの子育ての知恵や信頼関係の様子がとてものほほんと楽しめる作品です。

優しくて、愛情で溢れたファンタジー♪
新垣結衣さんと大泉洋さんが共演している映画と合わせてお楽しみください!

僕はちゃんと成長しているよ『大きくなる日』佐川光晴

おすすめ子育て小説をご紹介します

“ポイント”
いろんな家族、子育ての形に視野が広がっていく読書体験。
家族の心の成長を描いた心温まる感動物語。
先生、後輩、友人、そして家族…誰かと関わることで子供は成長していく。
保育園から中学校卒業まで、さまざまな大人たちと関わり合いながら力強く成長していく太二。
どんな家庭でも起こりそうな出来事を子供目線で描いた9編の短編集。

いろんな人、家族が登場します。親が子を守ろうとどうしても過剰になってしまう今の時代。いつのまにか忘れられてしまっていた大事なことに気づかせてくれます。
子供が大きくなっていくにつれて人間関係も自然と増えていく中で、他人とどう接していくか、自分の子供にどうなってほしいか、親側の視野を広げてくれる作品です。とても分かりやすく前向きに描かれているので、気軽な気持ちで手に取ってみてください。

子育て中の複雑な人間関係の悩み「不自由な絆」朝比奈あすか

おすすめ子育て小説をご紹介します

“ポイント”
発達障害児を持つママ友関係の悩み。
子供同士の関係、母親としての立場が追加され複雑になったリアルな人間関係
仕事に生きてきた洋美と専業主婦のリラは、乳児の予防接種会場で再会。
頼もしいママ友ができて喜んでいたのも束の間、こども同士の諍いをきっかけに、2人の間に亀裂が走り出す。
友達を殴ってしまう我が子を愛せない。殴られっぱなしの我が子が歯痒い。私はどう接すればいいのだろうか。

とても難しいテーマをこうも繊細に、リアルに描いてしまう著者の朝比奈さんの力量に驚かされます。サスペンスのような展開もあるので、飽きるどころか深い穴に落とされるような感覚で夢中になって読める作品です。

子供に手を上げてしまう親と子の気持ち『きみはいい子』中脇初枝

おすすめ子育て小説をご紹介します

“ポイント”
子育てをしたことがない人にもおすすめ
子どもをめぐる様々な問題が詰まった短編集
児童虐待を受けている子をクラスにもつ担任の先生。
夫や近所の人が見えないところで我が子に暴力をふるってしまう母親。
発達障害の子をもつ母親。
虐待を受けて育ってきた娘が大人になって母親と対面をするお話…などなど

現代日本を生きる様々な家族が抱える傷や痛みと希望を描いた5つの物語。
良くも悪くも絶対的な力を持っている大人。子供は、怯えながらも必ず家に帰ろうとするし、
お母さん、お父さんにごめんなさいして自分を責め続ける。
重い内容ですが、我が子に手をあげてしまう親の気持ちや辛さも一緒に飲み込める作品です。

子育てが終わってそれからどうする?『子育てはもう卒業します』垣谷美雨

おすすめ子育て小説をご紹介します

“ポイント”
母親ならではの悩みや子離れを等身大に描いた一冊。
子育てが落ち着き、これからを考えたい方におすすめです
就職、結婚、出産、子育て、姑との関係、職場復帰…
故郷を離れ、頑張ってきた3人の女性たちの悩みや痛みをリアルに描いた子離れ・親離れを題材にした物語。
子育て中の女性や、自分の時間が持てるようになったお母さんは特に興味を惹かれるテーマだと思います。
子供から卒業したい。
自分のこれからの人生のことをじっくり考えたい。
そんな方はぜひ手に取ってみてください。

「水やりはいつも深夜だけど」窪美澄

おすすめ子育て小説をご紹介します

“ポイント”
歪な形をした夫婦・家族関係を描いた短編集
周りの目が怖い、自分らしさって何だっけ。結婚を経験して子育てを経験してからも尚悩み続ける大人たちに共感
周りの評価に怯え、自分を偽ろうとする主婦。
子育て手伝うよって言ったことで、妻や妻の両親にうとまれる夫。
妻が変貌したことで若い女に傾いてしまう男…などなど、
夫婦といっても…親子といっても…所詮はひとりひとりの人間。
勘違いや誤解が絶えない中で、どうやってお互いが寄り添っていけばいいのか難しいですよね。

私だけが我慢するのが正解なのか、
自分の気持ちを伝えても、理解してくれないときだってもちろんある..
そんな複雑な心情を上手に汲み取ってくれるのが本作。

男性が主人公のお話は、全く予想外なことが描いてあったりして…初めて気付くこともありました。興味がある方は手に取ってみてください。

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最後に

今回は、子育てをテーマにしたおすすめ小説をいくつか紹介してきました。
子育てについて悩んでいる時や、悩みを誰にも打ち明けられず不安や焦りを感じている時に力になってくれる物語ばかりです😇
また、子育て未経験の方、漠然と大変そうだなってイメージを抱いている方は、これらの物語から事前知識や心の準備、そして子育ての喜びを得られるのではないでしょうか。

理想と現実のどちらも想像させてくれる物語をご堪能ください。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日も素敵な読書時間をお過ごしくださいッ🐰

れんげ

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