あらゆるヒット作を手掛けてきた、人気女性小説家の原田マハさん。
彼女は、アート作家としても有名で数多くのファンが彼女の芸術小説に魅了されています。
今回は、そんな原田マハさんの魅力を楽しめる、おすすめ小説をランキング形式にてご紹介していきます。
話題作以外も気になるという方、
アート作品も読んでみたいという方、
どれから読めばいいか迷っているという初心者の方、
ぜひ本記事を参考にして原田マハさん作品のお気に入りを見つけてみて下さい。
れんげ
こんにちは、れんげです。
小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。
読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。
アート小説の名手・原田マハ作品の魅力とは
原田マハさんの作品は、恋愛小説から美術作品まで他分野に渡り文学賞も多数受賞されています。
彼女の作品はとても読みやすく、現代の表現も多いため老若男女の読者が多い人気作家の一人。
アート作家とも呼ばれる原田マハさんは、作家でありながらキュレーターとしても現役でご活躍されています。
彼女の美術史に関する専門知識と芸術に対する愛情で、次々とヒット作を繰り出してしまう原田マハさんの作品は、美術のことが何も分からない人でも解釈しやすいよう、
非常に分かりやすく、読了後に美術に興味を持つ読者さんも多いのだとか…
美術小説以外にも、恋愛小説や働く女性などをテーマとした作品が印象強く、文学賞も多数受賞されています。
どれも面白いだけでなく、心温まる・元気になる・モチベーションが上がる作品ばかりです。
これまで数多くの作品を手掛けてきた原田マハさんですが、どれから読んでいいか迷ってしまうという方のために、
まずは彼女の小説を選ぶ時のおすすめポイントについてご紹介していきます。
原田マハ作品を選ぶポイント
原田マハさんの作品を選ぶ時のポイントを4つご紹介します。
何から読んでいいか分からない方は、参考にしてみて下さい。
①映像化された話題作品を選ぶ
原田マハさんの作品には、映画化・テレビドラマ化など話題になった作品があります。
原作を読んだ後に、映像を鑑賞するのも彼女の作品の楽しみ方の一つです。
2021年9月公開予定 総理の夫
2021年8月公開予定 キネマの神様
2015年公開 でーれーガールズ
2014年公開 一分間だけ
2011年公開 ランウェイ☆ビート
2009年公開 カフーを待ちわびて
れんげ
「カフーを待ちわびて」は沖縄を舞台に繰り広げられる、キュンキュンラブストーリー。綺麗な沖縄の景色や土地開発問題などシリアスなテーマも扱われていてとても話題となりましたね。
2021年冬公開予定 異邦人(いりびと)
2010年 本日はお日柄もよく
れんげ
「異邦人」は、京都を舞台に描かれた原田マハさんのアートミステリー小説作品です。彼女のアート作品の初の映像化ということで、どういうものに仕上がっているのか、とても楽しみ♪先に原作を読んでおきましょう!
②文学賞を受賞した名作を選ぶ
これまで、原田マハさんはさまざまな文学賞を受賞してきました。
彼女の表現力、言い回しなど魅力いっぱいの作品をまず手に取ってみてはいかがでしょうか。
2019年 | エキナカ書店大賞 | 旅屋おかえり |
2018年 | 京都本大賞 | 異邦人 |
2017年 | 新田次郎文学賞 | リーチ先生 |
2012年 | ブランチブックアワード | 楽園のカンヴァス |
山本周五郎賞 | ||
啓文堂大賞 | ||
2012年 | 酒飲み書店員大賞 | キネマの神様 |
2005年 | 日本ラブストーリー大賞 | カフーを待ちわびて |
れんげ
「楽園のカンヴァス」は立て続けに受賞していますね!原田マハさんのアート作品の中でももっとも人気の作品です。
③テーマで選んでみる
原田マハさんの作品にはアート作品だけではなく、現代を生きる私たちでも親しみやすい題材を用いた作品も多数執筆されています。
色んな原田マハ作品に出会ってみませんか?
初心者でも読みやすいアート小説
原田マハさんといえば、代表的なのが美術史を用いて創作されたアート小説作品です。
「楽園のカンヴァス」や「たゆたえども沈まず」などが代表的です。
美術に興味がない、何も知識がない方でも物語がお好きなら、十分楽しめる。
誰でも読みやすく、入り込みやすいストーリー展開が特徴的です。
ロマンチック全開の恋愛物語
原田マハさんの恋愛物語はどれも、ロマンチックなストーリーが展開されていきます。
アートな世界が好きな原田マハならではですね。
「偶然」「奇跡」「純粋」が似合う彼女の恋愛小説、一度読んでみてはいかがでしょうか。
読んだ後は心が洗われたような爽快感。人生・職業・家族愛物語
原田マハさんの作品の中には、強い女性が登場することが多い気がします。
主人公の時もあれば、主人公を助けてくれる時も…
「本日は、お日柄もよく」では、スピーチライターを目指す一般女性の奮闘が描かれていて、女の強さ、カッコよさが鮮明に表現されています。
生きることへの教訓、家族を大事にする気持ち、誇りを持って働くなど大事なメッセージがたくさん伝わってくるような、原田マハの感動名作はとてもおすすめです。
④読者おすすめランキングを参考に選んでみる
原田マハ作品を読み込んでいるファンの感想を参考にしたいという方のために、読者が選んだおすすめ作品をランキング形式でご紹介します。
読者が選んだ原田マハおすすめ人気作品ランキング
No.1 楽園のカンヴァス
出版:2014年 新潮文庫
美術とは無縁という初心者の方にも読みやすいミステリー作品です
山本周五郎賞・ブランチブックアワード・啓文堂大賞を受賞。さらに、直木賞候補にも選ばれた原田マハの名作中の名作です。ニューヨーク近代美術館のキュレーターがルソーの絵画に似た作品を見せられ、真相を突き止めていくアートミステリー代表作。この作品を読んで美術に興味を持った方も多いのでは。
No.2 本日はお日柄もよく
出版:2013年 徳間文庫
日本では未だ馴染みの浅い、スピーチライター。彼らのカッコよさにシビれます。
現代風の登場人物と私たちも親しみ深い選挙・国会が絡んできて、とても読みやすく興味深い作品です。今や議員にありがちな汚職に立ちむかう新米スピーチライターの活躍にワクワクします。
No.3 キネマの神様
出版:2011年 文春文庫
原田マハさんらしい、人の温かみを感じられる一冊です。
映画化され、とても話題になっています。
次々起こる奇跡とハラハラストーリー展開に胸が躍り、一気に読めてしまいます。
No.4 たゆたえども沈まず
出版:2020年 幻冬舎文庫
彼の浮世絵との出会い、日本文化に魅せられたフランス・パリの様子を楽しめる。
美術史を参考に作られた原田マハさんの創作物語です。
当時の雰囲気を味わえてうっとり気分になります。
No.5 生きるぼくら
出版:2015年 徳間文庫
ひきこもりの視点からみる世の中が鮮明に表現されている様子が印象的な作品です。
徳間文庫大賞受賞作。
No.6 カフーを待ちわびて
出版:2008年 宝島社文庫
日本ラブストーリー大賞をも受賞した、本作品は映画化され話題となりました。
No.7 暗幕のゲルニカ
出版:2018年 新潮文庫
突如姿を消したピカソの名画「ゲルニカ」を巡って当時の画家・キュレーターたちがたどり着いた真実を探っていきます。創作物語ですが、この完成度の高さには舌を巻きます。
No.8 ジヴェルニーの食卓
出版:2015年 集英社文庫
名前は聞いたことあるけど、よく知らないという初心者でも読みやすい作品です。
No.9 旅屋おかえり
出版:2014年 集英社文庫
ワクワク・感動・笑い、原田マハさんらしい人間の温かみを感じる作品です。
No.10 さいはての彼女
出版:2013年 角川文庫
変わった人々、癒しの風景、新しい世界が彼女たちを待っています。
思わず、見知らぬ場所を旅したくなる一冊です。
No.11 あなたは誰かの大切な人
出版:2017年 講談社文庫
大切な人との別れ・愛する想いが鮮明に描かれています。一番の幸福って何だろう。
心がキレイになっていく、読み心地の良いストーリーばかりです。
No.12 総理の夫
出版:2016年 実業之日本社文庫
「本日はお日柄もよく」でお馴染みのあの方の登場にテンション上がります。
政策や国会の仕組みに関しての知識やワードも出てくるのでちょっとしたお勉強にもなりそう。
No.13 奇跡の人
出版:2018年 双葉文庫
No.14 独立記念日
出版:2012年 PHP文芸文庫
人生の再スタートを切り独立、強く生きていく主人公の女性たちに動かされます。
恋愛や結婚、そして、進路やキャリア。
出会いや別れ、大切な人の喪失など、様々な局面に立ち向かう女性たちを描いた作品です。
No.15 風のマジム
出版:2014年 講談社文庫
沖縄地産のサトウキビを使ってお酒を造りたい!契約社員から女社長へと這い上がった28歳、実話をもとに描かれた長編物語です。沖縄・南国要素をたっぷり味わえます。
No.16 スイート・ホーム
出版:2018年 単行本
愛いっぱいの家族の物語を甘い甘いスイーツと一緒に堪能してください。
No.17 美しき愚かものたちのタブロー
出版:2019年 単行本
読了後、実物を拝みたくなってしまうほどのめり込んでしまう原田マハの創作アート小説。
松方幸次郎が画学生たちのため、日本の文明開化のため、最高の美術館を創ろうと情熱を燃やします。
私たちが今こうして自由に巨匠の名画を閲覧できるようになったのは、この人のおかげなのか。
初心者でもわかりやすく、勉強になる作品です。
No.18 ロマンシェ
出版:2019年 小学館文庫
舞台はパリ。とてもロマンチックでチャーミングな登場人物たちと共に、キュンキュンしながら読めます。今直面している悩みがとてもちっぽけに思えてくるような気持ちにさせてくれます。
No.19 まぐだら屋のマリア
出版:2014年 幻冬舎文庫
とても深いストーリー内容で、切なさ・温かさ・憤り・笑い、喜怒哀楽が詰まった作品だと思います。
No.20 リボルバー
出版:2021年 単行本
美術史に興味がる人におすすめのアートミステリー作品
原田マハさんの他アート小説である「たゆたえども沈まず」を先に読むことをお勧めします。
No.21 ハグとナガラ
出版:2020年 文春文庫
以来女二人きりで日本全国を気ままに旅し続ける物語。
美味しいものを食べて、温泉につかって、共に季節を堪能する二人を読んでいると「焦らないで、自分らしく生きようよ!」マハさんのメッセージが伝わってきます。
No.22 翼をください
出版:2015年 角川文庫
原田マハさんならではの素敵なフィクションとの融合が感動を誘います。
No.23 リーチ先生
出版:2019年 集英社文庫
陶芸の歴史にも触れていて、日本の文化の魅力を感じます!
日本を愛し日本に愛されたイギリス人陶芸家の美と友情に満ち溢れた生涯を描く感動のアート小説です。東洋と西洋の架け橋となったその生涯を原田マハさん創作の主人公の視点から描いていて読み応え抜群です。
思わずうっとり!アート作家としての世界観を次々と広げていく原田マハ
原田マハさんのおすすめ名作小説をランキングでご紹介しました。
専門分野はアートですが、まさに多様なテーマを扱いファンを魅了してしまう彼女。
今後、原田マハがどういう作品を生み出していくのが、目が離せません。
ぜひ、この記事を参考にお気に入りの一冊を選んでみて下さい。
原田マハさんのロマンチックな恋愛ストーリーが好きな方は、こちらの女性人気作家もおすすめです!合わせて読んでみてはいかがでしょうか。
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れんげ
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最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸
れんげ