【2023年最新】三浦しをんおすすめ小説ランキング!直木賞受賞作品から映画化話題作まで目白押しのラインナップ

これまで直木賞などの文学賞を数多く受賞し、ドラマ・映画化作品も多数手がけてきた人気女性作家、三浦しをんさん。

直木三十五賞も受賞、人気俳優の瑛太さんと松田龍平さん主演で映画化もされた「まほろ駅前多田便利軒」シリーズは、話題性も高く、更なる注目を浴びることとなりました。
今回は、三浦しをん作品の選び方から新刊や映像化された話題作、おすすめランキングまでまとめてご紹介します。

どの作品から読めばいいのか迷っている方は是非、次の小説選びの参考にして下さい。

それでは、最後までお楽しみください♪プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

れんげ

こんにちは、れんげです。小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。

三浦しをん作品の選び方

三浦しをん作品を選ぶ時の4つのポイントをご紹介します。
まだ、初めてで何から手を付けて良いのか分からない方は参考にしてみて下さいね。

①映像化された話題作から読んでみる

三浦しをん作品は、メディア化された作品がとても多いです。
しかも、全て評価が高いところも◎。
初めて三浦しをんの小説を読む方は、特に楽しめると思います。

2009年公開 風が強く吹いている

れんげ

胸が熱くなる駅伝チームの青春ドラマです。
寄せ集め駅伝部が箱根駅伝を目指します。

2011年公開 まほろ駅前多田便利軒

小説では全3作のまほろシリーズは、全て映画化されています。
一作目の「まほろ駅前多田便利軒」を読んで面白いと思った方は是非全シリーズ作品を映画と合わせて読んでみて下さい!
2013年公開 まほろ駅前番外地

2014年公開 まほろ駅前狂騒曲

れんげ

便利屋を営む多田啓介役を瑛太さん、多田の便利屋に転がり込んできた変わり者の同級生、行天晴彦役を松田龍平さんというキャスティングが小説とハマりすぎていて、予想以上に楽しめました!(^^)!

2013年公開 舟を編む

「舟を編む」は三浦しをんさんの代表名作!
映画化の次は、アニメ化。そしてドラマ化と次々と映像化が広がっていきました。

2014年公開 WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常


林業をテーマにした青年の成長物語。
現代っ子の主人公が林業に挑みます。

2017年公開 光


三浦しをんのサスペンス作品。
まほろシリーズの瑛太と大森立嗣監督が再タッグを組んでいます。
是非、原作からお楽しみください♪

②文学賞を受賞した名作から読んでみる

三浦しをんさんはこれまで様々な文学賞を受賞してきました。
どの作品も三浦しをんさんの魅力・特徴がぎゅっと詰まっているので、まずチェックしてみるのもおすすめです。

– 三浦しをん文学賞受賞作品一覧-

2006年 直木三十五賞 まほろ駅前多田便利軒
2006年 耀く!ブランチBOOK大賞 風が強く吹いている
2012年 本屋大賞 舟を編む
2014年 Osaka Book One Project 仏果を得ず
2015年 織田作之助賞 あの家に暮らす四人の女
2018年 新井賞 ののはな通信
2019年 島清恋愛文学賞 ののはな通信
2019年 河合隼雄物語賞 ののはな通信

れんげ

本屋大賞を受賞した「舟を編む」は、とても話題となりました。
この作品がきっかけで三浦しをんという作家を知ったファンの方も多いのではないでしょうか。

③物語のテーマで選ぶ

-青春小説-

三浦しをんさんの作品の中には、一生懸命で前向きに生きる若者たちを描いた青春小説が数多く存在します。

思わず胸が熱くなってしまう、あの時を懐かしんで思い出に浸るなど、心地よい余韻が残るような物語が多いです。

-色んな生き方を問う物語-

登場人物たちの様々な生き方を描いた作品も印象的です。
「幸せ」って何だろうと読者に投げかけてくるような、深い内容のものもあります。

三浦しをんならではの、可笑しくてちょっと変わった設定と軽いタッチは、読者の心を癒してくれます。

-独特な視点から捉える恋愛物語-

恋愛の形に決まりなんてない!三浦しをんさんが描く恋愛物語は、とても自由で斬新です。
笑いも悲しさも切なさも持ち合わせたストーリー展開は、あっという間に読者を引き込んでしまいます。


-三浦しをんさんが好きならエッセイ集-

三浦しをんさんは自身のことについてのエッセイ集なども書いています。
三浦しをんさんのことをもっと知りたい!という方は必見です。

小説を読んでいても著者独特のクセや人柄は、多少ながら伝わってきますが、
エッセイには、その人そのものが直球で描かれています。

④読者おすすめランキングを参考に

三浦しをんさんの作品をもうすでにたくさん読んだという読者さん、または三浦しをんさんのファンの方の意見を参考にした知る人ぞ知る作品を読んでみたい方のために、
三浦しをんさんのおすすめ小説をランキングにしてみました。

私の意見だけではなく、SNSで集めた好評やその他読者さんのコメントなども参考にしています。

三浦しをんのおすすめ小説ランキング

ここからは、三浦しをんさんのおすすめ作品をランキングでご紹介します。
実際に読んだレビューや注目ポイントを押さえながらお伝えしていきます。

No.1 舟を編む


出版:2015年 光文社文庫
ポイント
あの分厚い辞書がどうやって作られているのか。個性豊かな登場人物たちの魅力と共に静かに楽しめる作品です。

2012年本屋大賞受賞作品
出版社の営業部員だった馬締光也は、辞書編集部に異動することに。新しい辞書「大渡海」の完成に向かって、他の編集部の皆と長い道のりに乗り出します。
日本語の美しさや辞書作りにかける人々の熱い想いに心揺さぶられます。

No.2 風が強く吹いている


出版:2009年 新潮文庫
ポイント
チャンスは一度きり。仲間と共に箱根駅伝を走りたい!駅伝にかける青年たち。
とにかく胸があつくなる青春物語です。


寄せ集めランナーたちとの寮生活。早朝からのランニング練習。ライバルとの闘い。
純度100%のストーリー展開に胸いっぱいになります。
部活に一生懸命に取り組んでいた方や熱い男の友情物が好きな方におすすめです。

No.3 木暮荘物語


出版:2014年 祥伝社文庫
ポイント
全六室のおんぼろアパートで繰り広げられる、三浦しをんワールド!
個性豊かな登場人物たちの人間味あふれる大人の世界が心に染みる。

死ぬ前のセックスを味わいたい老人、下の部屋をこっそり覗くサラリーマン、ワケあり恋愛にのめり込む女子大生、毎晩違う男を連れ込むギャルなどの個性豊かな面々が出そろう連作短編集です。面白い!しかし、深い!
厳しい現実を知るショックの中にも、人と人の繋がり、そして温もりを感じる物語です。

No.4 まほろ駅前多田便利軒


出版:2009年 文春文庫
ポイント
友情、生き方、そして家族..とあらゆるテーマが交差する、三浦しをんさんの話題作!
力強く生きる彼らを見ていると、エネルギーが湧いてきます。

舞台は、東京のはずれにある南西最大の町、「まほろ市」。
三浦さんが昔働いていた古本屋さんがある「町田市」がモデルだそうです。
便利屋を営む多田啓介と、突然転がり込んできた行天春彦の男二人の物語。
直木三十五賞を受賞しシリーズ化もされています。(全三作品)


No.5 きみはポラリス


出版:2011年 新潮文庫
ポイント
あらゆる愛情の形が描かれていて、「恋愛」自体を問うているような作品です。
ラストは濁され、読者の想像に委ねてくれるスタイルが特徴的。

片思い、同性愛、三角関係など、色んな愛のかたちを描いた11編が収録された短編集です
なぜ、人は誰からも教わらないのに、恋を発見する。
皆は「恋」と呼ばないであろう関係も、当人にとっては当たり前のように息をしている「恋」なのだ。
思わず納得、そして深く考えてしまう、三浦しをんさんの恋愛小説です。

No.6 神去なあなあ日常


出版:2003年 新潮文庫
ポイント
山・森・自然の偉大さ、力強さ、そして恐さがいっぱい詰まった作品。
登場人物のキャラの良さとファンタジー要素も含まれていて楽しく読めます。

映画「ウッジョブ」の原作です。高校卒業直後に三重県津市の山の中に放り込まれた平野祐樹19歳が、林業に挑みます。
同じ現場に生きる人々の強さと温かさに触れながらも自然の怖さ厳しさに立ち向かっていく成長の物語。
青春・熱い人間関係ストーリーが好きな方におすすめです。

No.7 月魚


出版:2004年 角川文庫
ポイント
古き良き日本を思わせる美しい描写が特徴的です。
三浦しをんさんが描く、純粋なボーイズラブ。

古書店の若き店長の真志喜と、「せどり屋」というやくざの父を持ち、古書の目利きに富んだ太一は幼い頃から兄弟のように育ってきたが、ある事件を境にわだかまりが生まれてしまう。
激しい強弱はなく、常に静かに淡々と進んでいく物語はファンからの指示も高いです。

No.8 愛なき世界


出版:2018年 単行本
ポイント
恋のライバルは、恋愛感情など持たない植物!ある意味、純度100%。新しい恋愛物語。

植物学を研究する人たちの植物に対する強すぎる愛が伝わってくる一冊です。
理系を選択されたことがある方や、植物の生態に少しでも疑問・興味がある方におすすめです。

No.9 格闘する者に〇


出版:2005年 新潮文庫
ポイント
就職活動と格闘する女子大生の青春ストーリー
マイペースで明るい主人公に励まされる読者も多いのでは(^^♪

就活だけでなく、家族、友情、恋愛など複数の内容が混ざっていて飽きずに読めます。
これから就職活動を開始する方にはもちろん、何かに悩んでいる方や元気を出したい方にもおすすめしたい一冊です。

No.10 天国旅行


出版:2013年 新潮文庫
ポイント
三浦しをん作品の中では、珍しい「後味が悪い」「救われない」作品。
最初から最後までリアリティーを感じさせ、暗く重い描写が続きます。

明るい表紙デザインと「天国旅行」という楽し気なタイトルとは裏腹に、「死」に対して美化することなくそのまま、時に醜く、描写された短編集です。落ち込んでいる時の読書はおすすめしませんが、一つひとつがずっしりと心に染みます。

No.11 秘密の花園


出版:2007年 新潮文庫
ポイント
「少女」という大人でも子供でもなく、この年頃の女の子ならではの世界が描かれています。
男性には理解し難い内容かも!?

舞台は、カトリック系の女子高。
閉鎖的で神聖な空間に閉じ込められた三人の少女たちだからこそ感じることが描写されています。
「友情」「恋愛」「進路への不安」に全てを支配されていたあの頃を思い出さずにはいられません。

No.12 人生激場


出版:2006年 新潮文庫
ポイント
三浦しをんさんの何でもコミカルにしてしまう考え方が面白い、エッセイ集。

何もない日常を「非日常」に変えてしまう三浦しをんさん。
「幸せ」ってなんだろうと問い続ける乙女的複雑さに、思わず共感する女性読者も多いです。
三浦しをんさんについてもっと知りたい方におすすめです!
仕事の休憩中や通勤途中の空いた時間に少しずつ読んでみてはいかがですか?

No.13 仏果を得ず


出版:2011年 双葉文庫
ポイント
日本の伝統文化・人形浄瑠璃の魅力が現代風に描かれた作品。
文楽ファンだけでなく、文楽をよく知らない人にもおすすめ

文楽に情熱を注ぐ若手大夫、健の奮闘記です。
文楽の美しい魅力と共に、展開される若き芸者の恋話は純度抜群。
淡い恋と厳しい練習を糧に成長していく健の姿に惹きつけられます。

No.14 ロマンス小説の七日間


出版:2003年 角川文庫
ポイント
ロマンス小説翻訳家の私生活と主人公が翻訳を手掛ける小説、二つの物語を交互に楽しめる

現実が小説に、そして小説は現実に、互いに影響し合い、とんでもない展開を迎える二つの物語に読者を釘付けにします。
三浦しをんさん渾身の、現実とファンタジーとが入り混じった新感覚の恋愛小説です。

No.15 光


出版:2011年 集英社文庫
ポイント
人間の内面、心情描写に圧倒されます。ストーリー展開も活発的で、最初から最後までハラハラドキドキ。

天災で全てを失った当時中学生の信之は、幼馴染で恋人の美花と罪を犯す。
20年後の現在、2人だけの秘密を知るもう一人の生き残りが現れます。
賛否両論の感想に分かれますが、少々激しめの描写(殺害場面や性交シーン)が大丈夫な方にはおすすめです。

No.16 むかしのはなし


出版:2008年 幻冬舎文庫
ポイント
昔話を現代風にした新感覚の短編集。
登場人物の魅力が印象に残ります。

昔話の浦島太郎や桃太郎などを基にした連作短編集です。
もし、三か月後に隕石がぶつかって、抽選で選ばれた人だけが脱出できるとしたら人はどうするだろうか。
ハッピーエンドではないですが、ラストは感動を誘います。

No.17 あの家に暮らす四人の女


出版:2018年 中公文庫
ポイント
表紙タイトルと内容のギャップがすごい!ゆったり暮らす女4人の共同生活に癒される。

織田作之助賞受賞作。
SFチックだったり、コメディみたいに笑えるシーンがあったり、そしてのんびり落ち着いた雰囲気を醸し出していたり…とても不思議な世界観を味わえます。

ゆったり落ち着いた気持ちになりたい時におすすめな一冊です。

この作家も読んでみて!おすすめ作家

三浦しをん作品の現実味あふれた青春ストーリーが好みの方は、こちらの記事も覗いてみて下さい。
彼の作品にも、若者が主人公の青春ストーリーや様々な人の生き方など人間の魅力がたっぷり味わえます。

【読書好き厳選】一気に読める伊坂幸太郎のおすすめ小説ランキング!

まとめ

三浦しをんさんのおすすめ小説をご紹介してきましたが、いかがでしたか。

青春物を筆頭に、恋愛やあらゆる生き方をテーマに三浦しをんワールドの独特な魅力を放つ大注目の作家さんです。

このランキングを参考に、まだ読んでいない作品や気になる作品を見つけましたら手に取ってみて下さい。

最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸

れんげ

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