【2021年更新】直木賞作家・角田光代のおすすめ人気小説ランキング!一筋縄ではいかない心に刺さる名作の数々をご紹介

女性の心理描写が極めて突出している女性作家、角田光代さん
強さ・弱さ・恐ろしさなど含め女性の人生を正直に描かれる角田光代作品に共感する読者もたくさんいます。
数々の文学賞を受賞し、映像化もなされていた角田光代さんの傑作たちは何度も読み返したくなる、深く心に刺さるものばかり。
これまでたくさん出版されてきた作品は、何から読んでいいか迷ってしまいます。

今回は、そんな角田光代作品の選び方、読者のおすすめ作品をランキング形式でご紹介致します。

何度も読みたくなるような傑作ばかりです。
ファンの評価が高いものから代表作品、話題作など厳選された内容になっています。
是非最後までお楽しみください。

れんげ

こんにちは、れんげです。
小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。

読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。

角田光代作品を選ぶポイント

まずは、角田光代さんの小説を選ぶ時の④つのポイントをご紹介します。
どういう作品を読みたいのかはっきりしている人や、反対に何から手を付けて良いのか分からない方は参考にしてみて下さい。

選び方ポイント① 文学賞受賞作品・ノミネート作品から読んでみる

角田光代さんの作品は、これまでに数々の文学賞を受賞されました。
まずは、日本文学の専門家がうなった名作品から選んでみてもいいですね。

1990年 海燕新人文学賞 幸福な遊戯
1996年 野間文芸新人賞 まどろむ夜のUFO
1998年 坪田譲治文学賞 ぼくはきみのおにいさん
2003年 婦人公論文芸賞 空中庭園
2005年 直木三十五賞 対岸の彼女
2006年 川端康成文学賞 ロック母
2007年 中央公論文芸賞 八日目の蝉
2011年 伊藤整文学賞 ツリーハウス
2012年 泉鏡花文学賞 かなたの子
2014年 可合隼雄物語賞 私のなかの私
2016年 新井賞 坂の途中の家
2021年 読売文学賞 源氏物語

れんげ

専門家からも高い評価をされている角田光代さん。私は、『空中庭園』や『八日目の蝉』が印象的です。今後の新作品も目が離せません。

選び方ポイント② 映像化された話題作から読んでみる

角田光代さんの作品には、メディア化された作品が多くあります。
原作とキャスティングを比べたり、読書を楽しんだ後に映像で想像を膨らませることができるのはとても贅沢な楽しみ方です♪
特に初心者の方には、物語に入り込みやすくなると思います。
(画像をクリックするとAmazon Primeで視聴できます。)

映画化作品

2019年 愛がなんだ

2017年 月と雷

2014年 紙の月

2011年 八日目の蝉

れんげ

井上真央さんと永作博美さん演じる「八日目の蝉」は、読者ファンからの評判もピカイチ!原作に劣らなず、涙が止まらない感動作品です。

2007年 Presents うに煎餅

2007年 Presents 合い鍵

2005年 空中庭園

選び方ポイント③ 長編物語以外の作品から選んでみる

これまで多くの作品を世に出してきた角田光代さん。主に長編が主ですが、それだけではなく自身のことを語ったエッセイ集や短編集など、異なったカテゴリーの作品もあります。

角田光代さんのことをもっと知りたい!と思ったら、エッセイ集をおすすめします。

いつも旅のなか 角川文庫

れんげ

角田光代さんが世界中を一人で旅している時の出来事が綴られています。
旅行記として、異国感を楽しめます。

これからはあるくのだ 文春文庫

れんげ

日常で起こる些細な出来事が記されたエッセイ集です。
角田光代さんにもこんなところがあるのか!など、小説では味わえない著者の一面が覗けます。

幾千の夜、昨日の月 角川文庫

れんげ

“夜”をテーマにした、読者の興味をそそるエッセイ集です。
角田光代さんがこれまでどのようなことを感じながら夜を過ごしていたのか…そして読者自身のこれまでの夜を懐かしく思い出す、素敵なエッセイです。

わたしの容れもの 幻冬舎文庫

れんげ

角田光代さんが50歳を目前にして感じる「身体の変化」を独特な表現で描いています。
笑ってしまいそうになる場面や、「私も経験あるある!」と共感する女性読者も多いと思います。

短編集

さがしもの

れんげ

本にまつわる物語が続く、短編種。本が好きな人が、さらに本が愛おしくなる作品です。

だれかのいとしいひと

平凡

れんげ

長編好きという方にも一度は手に取って欲しいのが、彼女の短編集です。
物語は短いが、それぞれがずっしり主張していて重みがあり読み応え抜群です。

選び方ポイント④ 読者おすすめランキングを参考にしてみる

あまり知られていない作品を読みたい方や様々な作品を読んでみたい方は、読者が選んだ作品ランキングから気になったものを選んでみましょう。

次は角田光代さんのおすすめ小説をランキングでご紹介します。

角田光代おすすめ小説ランキング

ここからは、角田光代さんのおすすめ小説を厳選し、ランキング形式でご紹介していきます。
実際に読んだレビューや注目ポイントを押さえながらお伝えしていきます。

No.1 八日目の蝉

八日目の蝉
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出版:2011年 中公文庫
ポイント
大切なものを守るためなら何だってする母親としての女の強さが伝わってくる。
誘拐犯の女と誘拐された少女のお話。映画にもなり、話題となりました。
誘拐犯が赤ん坊を連れて逃走する際に、彼女の前に現れる人々(いずれも女性)に注目して頂きたいです。

角田光代さんのフェミニズム的思考が存分に楽しめる一冊です。

No.2 対岸の彼女

対岸の彼女
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出版:2007年 文春文庫
ポイント
直木賞受賞作品。正反対の環境を生きる女性二人、専業主婦と仕事一筋の女社長。彼女たちのリアルな大人の会話は共感を誘います。女性の方、必読です。
結婚や出産、子育ては女性の人生を大きく変えていく。
「私は一体何をやっているんだろう。」と立ち止まってしまうことありませんか。
「こんな生活を送るために、あんなに必死で頑張ってたんだっけ」と…。
そんな想いをしている女性に贈りたい作品です。

No.3 空中庭園

空中庭園
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出版:2005年 文春文庫
ポイント
思わず背筋がピンとしてしまうほどゾッとする歪んだ家族。ページをめくるごとに異変に狂わされます。
団地で暮らす京橋家。「何事も包み隠さず」というモットーとは裏腹に、皆が秘密を隠している。

読者の方が息苦しさを覚えるほど、静かに、ストーリーは進んでいきます。一見、サスペンスドラマを見ているかのような勢いに、ラストまで一気に読み終えてしまうでしょう。思わず自分の家族についても考えてしまいます。

No.4 さがしもの

さがしもの
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出版:2008年 新潮文庫
ポイント
本を、読書を、さらに好きになります。
本にまつわる9編の物語で構成された本作は、本好きはさらに本を好きになってしまう。そして、本を好きでなかった者まで“本を愛する人“になりたくなってしまいます。
本が古書店を巡って旅するお話や、本を万引きしてしまったお話など、魅力的な物語がたくさんです。

No.5 紙の月

紙の月
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出版:2014年 ハルキ文庫
ポイント
ハラハラドキドキが止まらない、スリルを味わいたい方におすすめの一冊。
専業主婦が銀行から一億円を横領する物語。
銀行に勤める主人公、梨花は正義感が強く、真面目。
ある日、顧客の孫である大学生と出会い一緒にいたいあまり狂っていきます。女性の方は共感できる部分があると思います。おススメです。
第25回柴田錬三郎賞受賞作。

No.6 森に眠る魚

森に眠る魚
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出版:2011年 双葉文庫
ポイント
女の狂気を感じる作品。付き合いが深くなるほど、崩れていく主婦たちがリアルで恐ろしい。
育児を通して、出会う5人の母親だが、ほんの些細なことが彼女たちの関係を変えていってしまう。現在の母親たちが抱える孤独、不安、焦りを忠実に描いた、長編作品。昼ドラのドロドロ感が好きな方におすすめです。

No.7 だれかのいとしいひと

だれかのいとしいひと
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出版:2004年 文春文庫
ポイント
ちょっと不幸な男女の恋愛を描いた、切ない短編集
転校生じゃないからという理由でフラれた女子高生や親友の恋人と付き合う性癖のある女の子など、どうにもならない恋を経験する主人公たちのお話が8編収録。
人生には、どうしても逆らえない場面がある。あなただったらどう受け取りますか?
何度も読み返したい一冊です。

No.8 ツリーハウス

ツリーハウス
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出版:2013年 文春文庫
ポイント
角田光代さんのこれまで見たことなかった真骨頂を感じれる作品です。戦争時代の生々しさや人々の大変さが猛烈に伝わってきます。
戦争や満州引き上げをモチーフとして描かれた本作は、親子3代の物語。戦争時代を生きていない著者・角田さんだけど、とてもリアルで迫力を感じます。
家族とはどうやって出来上がっていくのか、深く考えさせられる作品です。

No.9 それもまたちいさな光

それもまたちいさな光
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出版:2012年 文春文庫
ポイント
まさに「恋は盲目」!今しかないこの瞬間を生きている主人公たちが輝いて見える。
35歳独身の仁絵に恋心をよせる、幼馴染の雄大。
恋愛に踏み込めず、宙ぶらりんな関係の彼らは一体どうなるのか。二人の恋愛の行方を辿っていきます。
人生の分岐点をこれから迎える人、過ぎた人、特に女性の方におすすめしたい一冊です。

No.10 平凡

平凡
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出版:2019年 新潮文庫
ポイント
平凡な日常の大切さに共感。正しい人生とは何だろう。を考えさせられる
人生の分岐点を過ぎてなお、選択しなかった道を思い返し、揺さぶられている人々を描いて短編集です。
角田光代さんの代表作、「八日目の蝉」や「紙の月」とは対照的に特に何も起こらず平凡な日常が淡々と描かれた作品です。旅行のお供や過去の選択に後悔して忘れられない方におすすめしたい作品です。

No.11 トリップ

トリップ
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出版:2007年 光文社文庫
ポイント
誰もが想像できる普通の人々が登場するが、「普通」なんてこの世に存在しないことを思い知らされる。
東京の街を舞台に、そこに暮らし続ける人々を描いた角田光代さんの連作短編集です。
クスリにハマる主婦や肉やに嫁いだ主婦、そして駆け落ちに失敗してしまった高校生など、人々といっても、いくつものクセが連なる短編の数々は、やはり「角田光代ワールド」。日常とはズレた日常がそこにあります。

No.12 坂の途中の家

坂の途中の家
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出版:2018年 朝日文庫
ポイント
結婚するということで生まれる新しい関係。お互いを理解しようと頑張ったり悩むより、諦めて受け入れることが大切だと気づかせてくれる。
乳幼児虐待死の裁判員裁判に関わることになった33歳主婦の10日間を描いた物語です。
とても暗く重い内容だが、子育てを経験したことがある方や既婚でも未婚でも女性の読者は心を揺さぶられるでしょう。気分が落ち着いている時や何か物思いに更けたい時におすすめです。

No.13 Presents

Presents
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出版:2008年 双葉文庫
ポイント
こころに温かい火が灯るようなお話の数々です。
女の子が一生のうちに貰う、数々のプレゼントにちなんだエピソードたちが収録された、短編集です。どきどきしたり、涙したり、ほっとしたり…様々な心情の内を角田光代さんが描いています
つい、今まで貰ったプレゼントを振り返りたくなります。

No.14 ひそやかな花園

ひそやかな花園
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出版:2014年 講談社文庫
ポイント
親子とは…?血の繋がりとは…?
角田光代さんらしい、複雑な人間関係と絡まり合うそれぞれの心情描写が絶妙。
幼い頃、毎年家族ぐるみで行われていたサマーキャンプ。7人の子供たちが楽しい時間を過ごしていたが、ある年から突然中止になってしまう。ライバル、恋仲、兄妹のような7人の間に、そして、その家族同士の関係に何があったのか。ミステリーな要素も含んでいて読み応えがあります。

No.15 彼女のこんだて帖

彼女のこんだて帖
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出版:2011年 講談社文庫
ポイント
元気が出ない時に、食べる幸せを思い出させてくれる本!
料理にまつわる14編の短編集です。
誰かのために作る料理、誰かを思い出す料理などを思い出させてくれるエピソードがたくさん収録されています。どれも連作なので、それぞれの作品が繋がっているため合間に読んでも一気に読むのもおすすめ!美味しい料理と共に心が温まります^^

No.16 愛がなんだ

愛がなんだ
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出版:2006年 角川文庫
ポイント
好きなのに好きなのに返ってこない苦しい恋愛。角田光代さんワールド全開な毒々しさ
「ダメ男」に恋をしてしまう主人公、テルコは、いくら頑張っても愛してくれない彼との恋愛に苦しみ続けます。ダメ男に怒りを覚える反面、この気持ち分からなくもない…なんて共感してしまうシーンの数々は、苦しいはずなのに読み進めてしまう、中毒性のある一冊です。

No.17 キッドナップツアー

キッドナップツアー
created by Rinker
出版:2003年 新潮文庫
ポイント
読みやすさの割に、深い。角田光代さんのハイセンスな物語構成が光る作品です。
小学生の女の子、ハルが実の父親にユウカイされる。
父と母が取引を成立させるまでの父娘二人だけの旅がはじまります。ハルの父親に対する気持ちの変化がとても鮮明に分かるストーリー展開。読了後は、とても温かくて人との繋がりを愛おしく思う一冊です。

No.18 くまちゃん

くまちゃん
created by Rinker
出版:2011年 新潮文庫
ポイント
かわいらしいタイトルには全く似合わない毒々しい内容に驚愕!
「振られる」をテーマにして描かれている失恋短編集です。タイトルのくまちゃんは、ちゃんと登場しますのでご安心を。
真正面から失恋を描いているので、寧ろ爽快感さえ残りそう。

No.19 幾千の夜、昨日の月

幾千の夜、昨日の月
created by Rinker
出版:2015年 角川文庫
ポイント
角田光代という人となりが伝わってくるエッセイ集
角田光代さんが、かつてバックパッカーで世界中を旅していたときの思い出を集めたエッセイ集です。そんな旅中の「夜」をテーマにした作品。ひとり旅をしてみたい、自由な生き方をしてみたいという方は楽しめる作品です。

その他おすすめ作家

あらゆる女性の心情描写に優れた角田光代作品が好きな方は、こちらの作家さんの作品も読んでみてはいかがでしょうか。
是非、こちらの記事も覗いてみて下さい。
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最後に

角田光代さんのおすすめ小説をご紹介してきましたが、いかがでしたか。
少し、フェミニズム的な考え方が強めな作品は賛否両論の意見がありますが、圧倒的に女性ファンが多く、彼女の作品は読者の心を掴んで放しません。

是非、この記事を参考にお気に入りの一冊を見つけてみて下さい!

れんげ

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最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸

れんげ

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