【読書好き厳選】家族や親子愛がテーマのおすすめ小説ランキング!大人気本屋大賞受賞あの作品も登場

おすすめ家族小説

れんげ

こんにちは、れんげです。
小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。

読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。

家族愛、親子愛についてのおすすめ小説が知りたい!

読書初心者のうさこ

色んな家族小説揃えました=^^=
心温まる感動ものから、どこか懐かしさを感じるもの、吹き出してしまうような楽しいものまで、読書家たちの評価に沿ってランキング形式でご紹介していきます。

9. 流しの下の骨  江國香織 / 新潮文庫

発売年:1999年

家族愛
(1.0)

いつもそこには、誰も理解できないような我が家だけのルールとこだわりが存在する。

よその家って面白い。

お父さんとお母さんと3姉妹と小さな弟。
私の理想形ともいえる家族の在り方なのかな。

19歳こと子が語る、少し変わった六人家族のほのぼの物語。
どこの家族も端からみたら変わっている。もちろん私の家族もそうなんです。

読みながら自分の家族を思い出してクスクス笑ってしまいそう。

少しホッとしてしまう、そんな一冊です。

あらすじ
いまはなにもしていず、夜の散歩が習慣の19歳の私こと子、おっとりとして頑固な長姉そよちゃん、妙ちきりんで優しい次姉しま子ちゃん、笑顔が健やかで一番平らかな‘小さな弟’律の四人姉弟と、詩人で生活に様々なこだわりを持つ母、規律を重んじる家族想いの父、の六人家族。
ちょっと変だけれど幸福な宮坂家の、晩秋から春までの出来事を静かに描いた、不思議で心地よくいとおしい物語。(Amazonより)

8. 幸福な食卓 瀬尾まいこ / 講談社文庫


発売年:2007年

家族愛
(4.0)

吉川英治文学新人賞受賞作!
みんな自由奔放でまとまりがない家族にみえるけど、それって本当は、どこよりも絆が強い家族なんですよね。

どんなことも尊重してくれて、やりたい事に挑戦させてくれて、話を真正面から真剣に聞いてくれる人たち。

離れていたって心はいつでも繋がっている…
家族とは何か。本当の存在意義に気づかされる一冊です。

あらすじ
佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。
そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて…。
それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。(Amazonより)

7. 昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉 / 河出文庫


発売年:2016年

家族愛
(3.5)

本屋大賞第二位&山本周五郎賞にもノミネートされた作品

人気夫婦脚本家が手掛けた初作品の本作が描くのは、ちょっと変わった家族の形

25歳という若さで亡くなった夫を持つ妻と、夫のお父さんとの二人暮らし。

私だったらどうするだろう。

としきりに自問自答しながら読み進めていきました。

普通じゃないのは当然。

ただ、この二人には、どこか本物の家族みたいに温かいものを感じます。
読み終わった後、優しい気持ちにさせてくれる連作短編集です。

あらすじ
7年前、25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく感動作。
書き下ろし短編「ひっつき虫」収録! (Amazonより)

6. サラバ! 西加奈子 / 小学館文庫


発売年:2017年

家族愛
(4.5)

累計百万部突破!
第152回直木賞受賞作

なんと文庫本は、上・中・下の三冊!
長いけど、サクサク読めてしまうおススメ、話題作です。

海外へ移住をしたり、日本に戻ってきたり、家族一緒に新しい環境に立ち向かっていく家族の様子は、
ひとりひとりどこか一味違います。

あらすじ
僕はこの世界に左足から登場した――。
圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。
そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。 (Amazonより)

5. 凍りのくじら 辻村深月 / 講談社文庫

発売年:2008年

家族愛
(4.0)

物語の始まりから、離ればなれになった家族

失踪した父、

病気になり入院している母、

自暴自棄になった娘。

大好きだった父に裏切られたと思っていた娘は、大きくなった今、ゆっくりと父と母からの愛情を取り戻していきます。

泣かずにはいられない超感動作。
彼女のを取り巻く登場人物たちの家族の在り方にも注目です。

あらすじ
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。
高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。 (Amazonより)

4. 木暮写真館 宮部みゆき/講談社文庫


発売年:2013年

家族愛
(4.5)

古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた家族のお話です。

写真をめぐる事件に巻き込まれ、解決していく現代ミステリー。

特に、その中でも家族が歩んできた壮絶な過去、それぞれが抱えている責任感、身内とのリアルなやり取りが非常に印象深いんです。

なんて絆が強い家族なんだろう。

感動します!!

なんといっても高校生の英一と小学生の弟、ピカちゃんとの兄弟愛が一際輝いて見えました。
上下巻の2冊という長編物ですが、完全に一つの物語となっているので2冊同時購入をおすすめします!

是非、読んでみてください^^

――この写真には謎がある。
人の本音はときどき、思いがけない形で姿を見せるから。

家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真だった。不動産屋の事務員、垣本順子に見せると「幽霊(そのひと)」は泣いていると言う。謎を解くことになった英一は。待望の現代ミステリー。(Amazon)

3. フリーター、家を買う 有川浩 / 幻冬舎文庫

発売年:2012年

家族愛
(4.0)

重度の鬱病になった母親に気づき、家族全員で母親の鬱病に立ち向かっていく姿に心打たれます。

まだ鬱病への理解が浅い世の中、
今まで仕事一筋で亭主関白の代表ともいえる父親からの理解を得るのがとても難しかった。

どうすれば母親を救ってあげられるのか。

父親の協力を得られるのか。

主人公である一家の長男、誠治は立ち上がります。

一致団結した家族は無敵そのもの。
後半は読んでいて気持ち良いくらいにスッキリします。

「フリーターから生まれ変わる少年の様子」がこのストーリーの軸だと思うけれど、「絆の強い家族」という印象が強い作品です。

就職先を3ヵ月で辞めて以来、自堕落気儘に親の脛を齧って暮らす“甘ったれ”25歳が、母親の病を機に一念発起。バイトに精を出し、職探しに、大切な人を救うために、奔走する。
本当にやりたい仕事って?自問しながら主人公が成長する過程と、壊れかけた家族の再生を描く、愛と勇気と希望が結晶となったベストセラー長編小説。(Amazon)

レビュー記事も書いていますのでこちらも参考にしてくれたら、嬉しいです。
【感想】有川浩「フリーター、家を買う」読了。落ちこぼれフリーターが家族を救う!

2. さくら  西加奈子/ 小学館文庫


発売年:2007年

家族愛
(4.5)

累計26万部以上売れている、スーパーロングセラー小説。

あんなに絵に書いたような完璧な家族だったのに…。
ある事件を境に崩れていく一家。

辛くて悲しいけど、それでも明日は来る。

家族とはあなたにとって何ですか?

切なくて、温かい、元気づけられる一冊です。

ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。超美形の妹・美貴は、内に篭もった。母は肥満化し、酒に溺れた。僕も実家を離れ、東京の大学に入った。
あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたことから「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。
僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で書かれた家出した父からの手紙が握られていた―。(Amazon)

1. とんび  重松清/ 角川文庫


発売年:2011年

家族愛
(5.0)

国語の教科書などでお馴染みの重松清さん。

これまでさまざまな賞を受賞されてきた彼の、親子愛小説大傑作!!
涙なしじゃ読めません。

今の都会での子育てとはかけ離れた、田舎での大雑把で不器用で男らしい子育て奮闘記。

読んだ後は自分の両親のことを考えずにはいられません。

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう―。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。(Amazon)

最後に

いかがでしたでしょうか。

色んな家族形態が存在する現在、”普通”という固定観念がなくなりつつありますね。

読書を通して、様々な家族に触れ、それぞれ家に幸せの形があるということを強く感じます(*´ω`)

れんげ

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最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸

れんげ