「食堂かたつむり」でデビューし、料理をテーマにした小説でとても印象的な人気女性作家、小川糸さん。
彼女の作品の魅力は世界中で注目されていて、英語、韓国語、スペイン語など6か国語に翻訳、さらにはフランスとイタリアでは文学賞を受賞しています。
そんな小川糸さんの作品は、長編小説・エッセイ集含め30作品以上。
どの作品も優しさにあふれ、生き物や自然に寄り添いたいという彼女らしさが印象的です。
今回は、そんな小川糸作品の選び方、読者のおすすめ作品をランキング形式でご紹介致します。
ファンの評価が高いものから代表作品、話題作など厳選された内容になっています。
是非最後までお楽しみください。
れんげ
こんにちは、れんげです。
小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。
読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。
小川糸作品を選ぶポイント
まずは、小川糸さんの小説を選ぶ時の④つのポイントをご紹介します。
どういう作品を読みたいのかはっきりしている方や、何から読んだらいいのか分からない方は参考にしてみて下さい。
選び方ポイント① 文学賞受賞作品から読んでみる
小川糸さんの作品は、これまでに数々の文学賞を受賞されました。
まずは、日本文学の専門家も注目した名作から選んでみてもいいですね。
2008年 | 耀く!ブランチBOOK大賞 | 食堂かたつむり |
2016年 | 静岡書店大賞 | ツバキ文具店 |
2020年 | 新井賞 | ライオンのおやつ |
れんげ
選び方ポイント② 映像化された話題作から読んでみる
小川糸さんの作品には、メディア化された作品もあります。
読書を楽しんだ後に映像で想像を膨らませることができるのは、とても贅沢な楽しみ方です♪
初心者の方は、物語に入り込みやすくなるのでおすすめです。
映画化作品
れんげ
テレビドラマ
2012年 つるかめ助産院
2017年 ツバキ文具店
2021年 ライオンのおやつ
れんげ
選び方ポイント③ 長編物語以外の作品から選んでみる
小川糸さんは「食堂かたつむり」でデビューした後、30冊以上の作品を出版されていますが、その中には長編だけではなく、エッセイ集や絵本も含まれています。
小川糸さんのことをもっと知りたい!という方は、エッセイ集を選んでみてはいかがでしょうか。
エッセイ本
れんげ
絵本
小川糸さんは、もとは「絵本作家」でした。
彼女の描く絵本は、決して子供だけに向けて作られたわけではなく、寧ろ大人向けと言っても良いほど独特で味わい深い内容です。
ちょうちょ
自分に自信が持てずにいる女の子がある日ちょうちょと出会い、一緒に暮らし始める。少女の心の成長を描いた物語です。
「自分をもっと好きになろう」というメッセージがこめられています。
「大人も読みたい絵本」として幅広い年代の方に読まれている作品です。
選び方ポイント④ 読者おすすめランキングを参考にしてみる
あまり知られていない作品を読みたい方や様々な作品を読んでみたい方は、読者が選んだ作品ランキングから気になったものを選んでみましょう。
小川糸おすすめ小説ランキング
それでは、早速小川糸さんのおすすめ小説をランキングでご紹介します。
小川糸さんのおすすめ小説を厳選し、実際に読んだレビューや注目ポイントも添えてランキング形式でご紹介していきます。
本選びの参考になれば嬉しいです。
No.1 ライオンのおやつ
出版:2019年 単行本
若くして余命を告げられた雫は、自分がほしいものやしたいこと、ホスピスでリクエストできるおやつでさえ決められずにいた。“死”に対する純粋で率直な気持ちが伝わってきます。
本屋大賞惜しくも二位を受賞した感動作品です。
No.2 ツバキ文具店
出版:2018年 幻冬舎文庫
No.3 つるかめ助産院
出版:2012年 集英社文庫
夫を探しに行き着いた南の島のある助産院で、働かせてもらうことに。マリアと同様、複雑な環境下で苦しんでいる女性たちと共同生活していくマリアはある決意をします。
マリアが同僚たちと囲む、おいしそうな料理と共に、“女性“という強さ・生と死について考えさせられます。
No.4 食堂かたつむり
出版:2010年 ポプラ文庫
悲しいシーンもありますが、すべてが食べ物への感謝の気持ちや喜びに繋がっています。
No.5 蝶々喃々
出版:2011年 ポプラ文庫
栞はとても控えめ。春一郎を大事に想っている様子は、切なく美しさを感じます。
と同時に、まるで少女のように可愛らしく、女性読者の共感を誘います。
2人の淡くて甘酸っぱい恋愛の行方に最後まで目が離せません。
No.6 とわの庭
出版:2020年 単行本
No.7 にじいろガーデン
出版:2017年 集英社文庫
理解し難い登場人物の感情と人間関係に、賛否両論分かれます。
No.8 ミ・ト・ン
出版:2019年 幻冬舎文庫
どんなに悲しいことが起きてもミトンを編み続けている主人公のマリカは、涙を誘います。
おとぎ話に出てきそうな美味しい食べ物、ジュースも登場し読者を楽しませてくれます。
No.9 リボン
出版:2013年 ポプラ文庫
リボンが起こした奇跡がひとつずつ丁寧に綴られた短編形式です。
苦しい描写もありますが、最後は感動的そして元気をもらえる作品です。
No.10 あつあつを召し上がれ
出版:2014年 新潮文庫
「最後の食卓」をテーマとした小川糸さんらしさを存分に味わえる物語が7編収録されています。とても読みやすいので、移動中や読書時間があまりない方におすすめの一冊です。
No.11 ファミリーツリー
出版:2012年 ポプラ文庫
とても長い物語ですが、後半からストーリーが急展開を迎え読みやすくなっていきます。
No.12 たそがれビール
出版:2015年 幻冬舎文庫
No.13 ペンギンと暮らす
出版:2010年 幻冬舎文庫
No.14 サーカスの夜に
出版:2017年 新潮文庫
少年は私たち読者に大事なことを教えてくれます。
No.15 さようなら、私
出版:2013年 幻冬舎文庫
その後の登場人物たちを想像せずにはいられない、ハッピーエンドを願わずにはいられない作品です。
No.16 犬とペンギンと私
出版:2017年 幻冬舎文庫
No.17 ペンギンの台所
出版:2010年 幻冬舎文庫
売れっこ作家さんのリアルな生活ぶりに興味がある方におすすめです。
No.18 針と糸
出版:2018年 単行本
小川糸さんがお母さんとのわだかまりや、葛藤など意外な一面も記されていてとても興味深いです。著者自身についてもっと知りたい方におすすめです。
No.19 卵を買いに
出版:2018年 幻冬舎文庫
生きるために本当に大切なもの、そして、素敵な人々の笑顔、もちろん美味しそうな料理にも魅了されます。
No.20 こんな夜は
出版:2014年 幻冬舎文庫
自分にぴったりの一冊を見つけよう
小川糸さんのおすすめ小説をご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。生きる力・共生することについて深く考えさせる彼女の作品は、読者を「小川糸ワールド」へと引き込みます。
是非、エッセイ集もチェックしてみて下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました♪
今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸
れんげ
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-小川糸ランキング書籍一覧-
1 ライオンのおやつ
2 ツバキ文具店
3 つるかめ助産院
4 食堂かたつむり
5 蝶々喃々
6 とわの庭
7 にじいろガーデン
8 ミ・ト・ン
9 リボン
10 あつあつを召し上がれ
11 ファミリーツリー
12 たそがれビール
13 ペンギンと暮らす
14 サーカスの夜に
15 さようなら、私
16 犬とペンギンと私
17 ペンギンが台所
18 針と糸
19 卵を買いに
20 こんな夜は