誕生日や特別な日に大切な人へ本を贈ろうと考えたことがある方は多いのではないでしょうか。
本といっても小説や絵本、写真集や詩集など種類もさまざま。
”本のプレゼント”は相手の好みによって好き嫌いも分かれるため、
容易に手が出せない分野でもあります。
だからこそ、気に入ってくれると相手の感動もプレゼントする側の感動も大きいんです。
どうせ選ぶなら、相手にうんと喜ばれたい!
そんな方はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
・本のプレゼントを喜んでくれるか不安
・プレゼントに贈るおすすめ本が知りたい
れんげ
この記事を書いている私は、年間250冊もの本を日々読み漁っています。読書が大好きの私が読者目線で感じたこと、役立つ読書術をまとめています。参考にして頂けたら嬉しいです
・プレゼントする本の選び方
・プレゼントする本を選ぶ時の注意点
・これならはずれない!プレゼントに選ぶおすすめ本
・最上級に喜ばそう!ワンランク上のひと工夫
コンテンツ
プレゼントに本を贈るのは良い?悪い?
本のプレゼントって喜ばれるのか自信がない!という声をよく耳にします。
迷惑だったらどうしよう
好みに合わなかったら嫌だな..など、不安になってしまいがち
何のプレゼントを渡すときもそうだと思いますが、
渡す”相手”が本を読むのか、本が好きなのかどうか
をまずは考えてみることがとても重要です。
喜ばれるかそうではないかは、「本をプレゼントしたい相手と本との距離」を探ってみるところからスタートしてみてください。
もしこれらが当てはまるようでしたら大当たり!
プレゼントを受け取った相手は、あなたの想像以上に喜んでくれます🫶
読むスピードや読める量、好みのジャンルなど個人によっても様々ですので、
そこもさらに考慮できるといいですよね!
では、具体的にどのようなことに気をつけると相手の好みに沿った本を贈ることができるのでしょうか。
次のポイントに気を付けてみましょう。
大切な人に本をプレゼントする時のポイント・選び方
プレゼントしたい本の選び方ポイント①
プレゼントを贈る相手の人生に何が起きているのか考えてみる
本には、これまで経験してきたことやこれから起こる色んな人生イベントに対して
何かしらのメッセージが含まれていることが多いです。
結婚、起業、新しい趣味、子供が生まれたなど、相手の日常に起こっていることを参考に
本を選んでみると、相手への気遣いの心が伝わりやすいです。
「わあ!私のことをこんな風に想ってくれているんだ、嬉しいな」なんて..
あなたの気持ちを、本を通して伝えてみましょう。
プレゼントしたい本の選び方ポイント②
プレゼントを贈る相手の”好き”を広げてあげよう
もうすでにプレゼントを贈る相手の興味・好み(ジャンルや作家)を知っている場合は、
以下を参考に本を選んでみてはいかがでしょうか。
プレゼントを贈る相手の好きなジャンルを知っている⇩
プレゼントを贈る相手の好きなジャンル内で新しく発売されたばかりの本を選んでみましょう。(相手が読んだことのあるものを避けられます)
各出版社のウェブサイトにある新刊ページをチェックしてみたり、
実際に本屋さんを覗いてみてください♪
プレゼントを贈る相手の好きな作家を知っている⇩
プレゼントを贈りたい相手が好きな作家やよく読んでいる作家を知っていたら、その作家のあまり知られていない作品やサイン本、美しい装丁の本を選んでみてはどうでしょうか。
もし、あなたと同じ趣味趣向を持っている方でしたら、あなたが読みたいものや情熱をそそいでいるものが題材となった本を選ぶと喜ばれるはずです。
特別好きなアーティストや歌手、画家がいる⇩
プレゼントを贈りたい相手の好きなアーティスト・画家の写真集や画集、伝記を選ぶのがおすすめ!
本は読むのではなく、ただ写真を眺めているのが好きな方も多いです。
そういう方に活字の本を送っても、なかなか手にとってくれない可能性があります。
好きなものを好きなだけ眺めていられる本を選ぶと大変喜ばれます。
れんげ
相手の好み、現在所持している本についてなど…たくさんのヒントを得ることができます。
プレゼントを贈る相手の好みの範囲が広い⇩
一方で、型にはまらない広範囲に楽しむ読書スタイルの方も少なからずいます。
常に新しいジャンルとの出会いを求めていたり、これまで読んだことのない変わったものを
自ら進んで手にとるようなタイプの方には、あなたの好みをあえて優先させてみるのもグッドです。
喜んでくれるだけでなく、今後の相手との会話の幅も広がり関係も深まっていくこと間違いなしです♪
大切な人に本を贈ろう!本好きが選ぶプレゼントにおすすめの本
本好きが選ぶプレゼントにおすすめの本! お子さんがいる人へ
「きつねとぶどう」いもとようこ
家に一冊は置いておきたいバイブルのような絵本です。
小さいお子さんへのプレゼントにはもちろん、
お子さんがいるお母さんへのプレゼントとして贈っても喜ばれる物語です。
「100万回生きた猫」佐藤洋子
じっくり読んだことがない人は絶対に読んだ方がいい泣ける絵本。
開く度に感じ方が変化する不思議な物語に大人が読んでも心が洗われる気持ちになるのです。
「星の王子さま」サンテグジュペリ
星の王子様の心に沁みるセリフは大人になってもずっと胸にしまっておきたい物語。
小説として多くの方に読まれていますが、新訳&絵本版でさらに読みやすくなりました。
小さいお子さんと一緒に親子で楽しめます。プレゼントにおすすめです。
本好きが選ぶプレゼントにおすすめの本! 旅行が好きな人へ
「いちばん美しい世界の絶景遺産」 ナショナル ジオグラフィック
世界の美しい世界遺産(特に自然が美しいもの)を厳選した大判の写真集です。
思わず時を忘れてうっとり眺めていたくなるような66カ所の自然遺産の旅をお家で堪能できちゃいます。
海外旅行が好きな人へ贈ってみてはいかがでしょうか。
「いまいちばん美しい日本の絶景」
海外より日本旅行が好き!という方には、こちら。
30名以上の凄腕カメラマンたちによる日本の絶景写真をこの一冊で楽しめます。
定番スポットはもちろん、各撮影者独自のおすすめスポットも登場するので、次の旅行先を決める際にも活用できそう。
「深夜特急」 沢木耕太郎
旅行小説の定番といえばこれ!
26歳でひとり旅に出た主人公(著者)によるほぼドキュメンタリーのような旅行記。
旅先のリアルな臨場感を読書で味わえます。旅のお供にもおすすめのシリーズです。
本好きが選ぶプレゼントにおすすめの本! 映画が好きな人へ
「押井守の映画50年50本」
柔らかく読みやすい語り口で語られる映画愛炸裂の一冊
「スカイ・クロラ」「うる星やつら」など数々の名作を生み出してきた押井守監督のおすすめ映画が一挙にわかる一冊です。
一年に1000本もの映画を見ていたという無類の映画好きである押井監督。
本作では彼が一年に1本ずつ選出した映画について熱く語っていきます。映画好きの方にぜひ。
「海外名作映画と巡る世界の絶景」
映画のロケ地を訪れた気分になれる写真集!字を読むのが苦手な人、旅行が好きな人にも
映画に登場するロケ地が美しい写真と共にまとめられた写真集です。
字を読むより美しい絶景を眺めたい人へのプレゼントに贈ってあげると喜ばれます。
有名作がたくさん出てくるので、映画に詳しくなくても会話が膨らむきっかけにもなります。
大切な人と一緒に楽しんでみてください。
「究極の映画ベスト100」
映画評論家による”死ぬまでに絶対見ておきたい”おすすめ映画たち!
こちらは評論家らしい映画の見方、基礎知識が分かりやすく解説されているため、
映画をよくみるけどもっと視野を広げたい、もっと詳しくなりたいという方へのプレゼントに贈りたい一冊です。
洋画や邦画、フランスやイラン映画まで様々なジャンルが登場するので、
これからの映画鑑賞がもっともっと楽しくなること間違いなしです。
「POPEYE特別編集 僕の好きな映画」
有名ミュージシャンや映画監督、デザイナーや俳優さんたちが選んだとっておきの1作品がまとめてある特集号です。
映画や芸術の世界を生きてきた人たちの目線で語られる独特なおすすめ映画紹介、
興味が湧かないはずがありませんよね?
ジャンルも様々で人気作ばかりではないところが本作の魅力!
新しい発見がたくさん詰まっています。
本好きが選ぶプレゼントにおすすめの本! 音楽や絵画が好きな人へ
「366日 風景画をめぐる旅」海野弘
色鮮やかな風景画は、じっと眺めているだけで心が癒えていきますよね。
そんな美しい絵画の世界を毎日堪能できるこちらの作品。
モネ・ルノワール・ゴッホ・クリムトなど巨匠たちの名作はもちろん、
北欧やロシアの無名の作品など選りすぐりのラインナップ。
し・か・も!
それぞれに解説付きだから眺めているだけで、知識としても身につきます。
アート好きの方へのプレゼントにぴったりです。
「モネ作品集」安井裕雄
印象派を代表する画家クロード・モネの静物画や夜景そして人物画、
数々の名作を解説付きで楽しめる画集です。
「大作曲家たちの履歴書」
クラシックファン必見!家系、作曲時の精神状態、女性関係まで..
名作曲家たちの意外な一面を知れる作曲家大辞典。
クラシック音楽が好きな人や一般的に知られていない、
作曲家たちの私生活エピソードがたくさん描かれています。
音楽を聞いているだけではなかなか伝わってこない彼らの人柄はやはり一癖も二癖もありました!
「さよならドビュッシー」中山七里
ピアニストを目指す遥のコンクール優勝への道を描いた音楽ミステリー。
「このミス」大賞というミステリー作品だけの文学賞も受賞しており幅広い年代に注目された作品でもあります。
まだ小説をあまり手に取ってことのない人、そしてクラシック音楽が好きな人に
ぜひこちらをプレゼントしてみてはいかがでしょうか^^
「旅の日のモーツァルト」メーリケ (著) 宮下健三 (翻訳)
ドイツの詩人メーリケが敬愛するモーツァルトの姿を描いた物語。
ストーリーはモーツアルトがオペラ上演のためプラハへと向かう途中、ある伯爵の家に泊まり歓迎されるというもの。
音楽にのせて詩を読んでいるかのような優雅な時間をお楽しみください。
モーツァルトの映画「アマデウス」をみたことがある方は、彼の全く違う印象に衝撃をうけると思います^^
「楽園のカンヴァス」原田マハ
日本の大原美術館とニューヨーク近代美術館、MoMAで働く二人が一枚の絵画に隠された秘密をもとに
アンリ・ルソーの生涯を解明していく物語です。
日本とニューヨーク、変化する景色を楽しみながら読書に没頭してみてはいかがですか^^
「たゆたえども沈まず」原田マハ
19世紀後半のパリを舞台に、日本の浮世絵に魅了された無名画家ゴッホとその兄を支え続けた弟テオ。
日本の画商たちとゴッホ兄弟、4人を結んだ奇跡と愛情に射抜かれる感動アートフィクション。
著者の原田マハさんは、様々な有名画家さんやアートの世界をテーマにした奥深くも誰でも読みやすい物語を多く執筆されています。
美術館によく足を運ばれている方にはもちろん、
この作品がきっかけで芸術の世界にのめり込む方もいるくらい、
魅力たっぷりなアート小説。
ぜひこの機会にお友達やご家族にプレゼントしてみてはいかがですか
本好きが選ぶプレゼントにおすすめの本! 小説が好きな人へ
「一日10分のごほうび」 NHK国際放送が選んだ日本の名作
NHK WORLD-JAPANのラジオ番組で、世界17言語に翻訳して朗読された小説のなかから、
人気作家8名の作品を収録した一冊。
作家さんのラインナップをみると一目瞭然ですが、かなり豪華な面々!
小説が好きな人にとっては、今まで読んだことのない作家さんとの出会いとなるかもしれません。
休憩時間や、通勤・通学途中、隙間時間の読書におすすめです。
「Presents」 角田光代
人生のなかで巡り合う様々なプレゼントシーンを描いた12篇の短編集。
「名前」「初キス」「ウェディングベール」…これまでのいろんな人からの素敵なプレゼントエピソードと共に、
あなたからの愛情・感謝の気持ちをこの本に載せて届けてみてはいかがでしょう^^
「あなたは誰かの大切な人」 原田マハ
歳を重ねていくうえで大きくなっていく漠然とした不安を抱える毎日。
そんな時ずっと自分のことを思ってくれていた、かけがえのない人の存在に気づいた時のなんとも言えぬ温かくて安心する気持ち。
切なくも愛おしい物語が6つ収録されています。
舞台は日本を飛び出して海外での日常も登場するので、ちょっとした旅気分も味わえるおすすめの一冊です。
「月とコーヒー」 吉田篤弘
不思議な世界にあなたを誘う至福の24篇。
日頃の喧騒で疲れた心を癒すには、心を揺さぶられすぎず没入感もほどほどくらいの物語が丁度いい…
ファンタジーやゾクっとするもの、心温まるお話までいろんなテイストを堪能できる本作は、学生から大人まで幅広く楽しめる内容です。老若男女問わず、プレゼントにおすすめの一冊です。
<海外小説>
「モモ」 ミヒャエル・エンデ
これまで読んだことがあるという方でも、大人になってもう一度読んでみると前回見えてこなかった新しい気付きに出会える物語です。
時間に追われている、毎日忙しくて時間がないなと感じている人にこそ読み返してほしいおすすめの海外小説です。
「チョコレート工場の秘密」
映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作です。
お菓子で溢れた本作は、子供の時のいたずら心をくすぐるアイディアが溢れています。
かわいいだけじゃなく、たまにゾッとするようなダークなシーンや
心が温まる貧しくも幸せそうなチャーリー家族のシーンは、いくつになっても楽しませてくれます。
本好きが選ぶプレゼントにおすすめの本! 詩集が好きな人へ
「私を支えるもの」 銀色夏生
やり場のない不安や迷い、立ち止まってしまった時に明日を生きる元気をもらえる詩集
10代の若者からいくつになっても心に響く言葉が詰まっています。
「求めない」 加島祥造
45万部の大ベストセラーとなった詩集。
不安・焦りに負けてしまう前に「求める」ことをやめてみては?
生きることが楽になり、毎日が今より少しだけ楽しくなる…
現代人の心にすっと沁み込み、心に静けさを取り戻させてくれる自分をリセットするための一冊です。
「すみれの花の砂糖づけ」 江國香織
エッセイや小説を多く描いている江國香織さんの詩集。
大人の自由、大人のよろこび…その隙間に時々顔を出す、少女のころに負った悲しみ。
恋愛小説の名手らしい鋭くも美しい言葉があふれる詩集です。
迷ったらこれがおすすめ!プロが本を選ぶ「選書サービス」
相手の好みに合うものや共感できるような本を贈りたいと思っても
なかなかピッタリなものを見つけるのは難しいですよね。
そんな方におすすめしたいのが、読書のプロが本を選んでくれる「選書サービス」です。
プレゼントを贈りたい相手がどんなものが読みたいか、あなたの代わりにカウンセリングしとっておきの一冊を選んでくれます。
プレゼントの本選びに迷ったら、ぜひ活用してみてください。
こちらの記事でおすすめの「選書サービス」をまとめてます。
扱っているジャンル、料金プランや本の配送アリかナシか、カウンセリングの種類など異なるので、お気に入りを選んでみてください。
【選書サービスまとめ】プロが本を選んでくれる。書店から個人選書サービス、料金から選び方まで分かりやすく紹介します。
もうひとアレンジでプレゼントをワンランクアップさせよう!
本を贈るだけでも十分ですが、もうひと工夫であなたらしいオリジナルのプレゼントの出来上がり!
本だけだとなんだか味気ないよなあ…
本を選んだのはいいけど…イマイチ自信がない😅
という場合にも活用できちゃう簡単テクニックをご紹介します。
プレゼントに選んだ本の紹介文・メッセージを添える
なぜこの本を選んだのか、こういうところがあなたにぴったりだと思った、
など一言を添えてあげるだけでも相手にとってそれは「あなたからの特別なプレゼント」に大変身します!
雑貨や小物を加えてプレゼントボックスを作る
読書のお供にできる紅茶やドリップコーヒー、お茶菓子を入れてもよし
相手の好みを知っていたら、小さな雑貨を添えてもよし
さらにかわいい包装紙を使ってラッピングすれば完璧です👌
あなた好みにアレンジをして大切な人をサプライズさせちゃいましょう♪
いろんな種類の可愛いラッピングペーパーが揃ってます!⬇︎
世界に一つだけのオリジナルの本を作ってプレゼントしよう
普段、気恥ずかしくて口では言えない日頃の感謝のメッセージを伝えたい!という方は、
プレゼントや記念日用に自分の本が作れるサービスもあるようですので、
こちらもぜひチェックしてみてください^^
オリジナル絵本ギフト専門店 ありがとう
れんげ
金額: 3,850~4,400円 (サイズや絵本の内容によって金額が異なります。)
プレゼント用ラッピングもしてくれるようなので、安心してお願いできますね!
大切な人に本を贈ろう
大切な人に本を贈るときの重要なポイント、
そしてプレゼントにおすすめの本をジャンル別でご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
本をプレゼントするという行為は、渡す側の「読んでほしい!」という一方通行なメッセージになりがちですが、上記の選び方やおすすめ本を参考にして相手の気持ちを考えて選べば失敗はしません!
恋人、友人、家族..大切な誰かのことを考えながら、本を選ぶ..(*´꒳`*) 素敵ですよね。
プレゼントを贈る前のワクワクドキドキな時間も楽しんでみてください!
それでは、今日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
今日も素敵な読書ライフをお過ごしください♪
れんげ