れんげ
小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。
読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。
何を学べるの?
ビジネス本とか参考書しか意味ないんじゃないの?
とか疑問に思っている人多いですよね
うさこ
れんげ
ほんとに実生活で大いに役立つことばかりなんです!
そんな私の実体験も交えながら、科学的な根拠も含めながら、
分かりやすく解説していこうと思います。
コンテンツ
(1) 語彙力の向上
読書をすると、語彙力と文章力が確実にアップします。
読書中のあなたは、常にたくさんの新しい語彙たちと接触している状態!
スポーツのテニスに例えると、対戦練習をすることで角度・スピード・方向が毎度異なるボールを受けているという状況。
音楽のピアノでいうと、色んな曲を練習することで毎回新しい音の組み合わせやフレーズを発見するという状況をイメージして頂くと分かりやすいと思います。
常に”新しい何か”にに触れていること、
その時間が長ければ長いほど、理解力と対応力が上達していきます。
本を読むという行為でも同じなんです。
ただ語彙を暗記すれば?
そう思ったあなた。
これは本を読んでいる作業の中で目にするからこそ得られる上達スキルとして、脳科学研究でも証明されています。
・その語彙の前文、後文や物語の流れを含めた全体像としてその語彙を認識すること。
・著者がその言葉を選定した経緯・理由などが見える。
語彙に対する深い理解、使うタイミング、をあなたの頭がインプットします。
無意識に。
それは、難しい語彙や専門用語だけではなくて、
形容詞や修飾語、助詞、副詞など様々です。
いつも耳にするフレーズ以外のものがたくさんあることにあなたは衝撃を受けるでしょう。
何度も出てくる言葉や印象的な言葉は脳を刺激し、知らないうちに記憶に残っているんです。
語彙力が上げるとどうなるの?
脳にインプットされたものがどこで生かされてくるのか。
友達との会話、学校やゼミでの発表・発言、ビジネスシーンでの上司との会話、プレゼンテーション、取引先とのミーティングなどでワンランク上の会話・対応ができるようになります。
自然と口をついて出てしまう、という現象が起きるのです。
言葉のニュアンス、意味を誤って使っている人をよく目にします。
会社での会議など公の場では絶対に犯したくないミスですよね。
ちょっとした語彙力・言い回しの違いで他人からの印象が劇的に変わり
その人に対する人間性の価値、マナーの有無、有能性などの重要判断材料へと直結しているのです。
私も常日頃、会議に出席したり上司との雑談をする機会がありますが語彙幅が広がったと感じるようになりました。
他人に敬意をもたれるだけでなく、思っていることが上手く言葉にできるというスッキリした気持ち・嬉しさがあります。
読書を習慣化して、新しい語彙や正しい言い回しに積極的に触れていきましょう。
(2) 病気予防
読書は、病気予防としても効果があります。
毎日仕事に家事に忙しい日々にあくせくしている方多いと思います。
それに伴い生活習慣病人口も年々増加傾向にあるのが現実です。
忙しい中で読書をする時間を設け、心に余裕を作ることで自分の生活を”意識する・考える”時間も同時にできるようになります。
食事内容に注意したり、睡眠時間を増やしたり早く起きようと思えたり、心に余裕が出てくると自然と生活態度にも変化が表れてきますよ。
〇〇病を防げる?!
読書は、認知症やアルツハイマーのリスクを下げるという研究結果が出ています。
それも読書を始めるのが早ければ早いほど効果的だそうです。
香港にある老人ホーム全体での5年間の統計によると、65歳以上男女15,000人以上を対象に一人も認知症を発症しなかったという驚きのデータが発表されています。(Linda Freund, 2019Being Patient)
読書をすることによって、脳の中のたくさんの神経が常に活発的に働いている状態にあるため
お年寄りに多い認知症になる確率を最低限に抑えられるのだそう。
認知症になってしまったらもう手遅れなの?
安心してください。
アメリカの認知症専門医は、認知症になってからでも“読書”を続けることこそが症状悪化から守ってあげられる最大の心の治療である。(Being Patient)
もし、身内に認知症のご老人がいらっしゃるという方ができることの一つは、その方が興味をもってくれるような本を見つける、そして環境を作ってあげることです。
例えば…
・一緒に隣で読んでみる
・内容を要約し読書している時に教えてあげる
・手の届く場所にいつも置いておく
・写真付き、大きい文字、興味を引くような内容の書物を選んでみる
など、あらゆる方法があります。
もちろん自分も含め、大事なご家族がいつまでも元気でいるために、やはり早いうちからの読書習慣をおすすめします。
もう一つの効果とは
さらに、歳を重ねるごとに深刻化してくる記憶力の低下も毎日の読書で改善されていきます。
小説や参考書、ニュースなど何を読むにしても、脳のたくさんの機能をフル回転させる働きがあります。
読書中の自分を想像してみてください。
登場人物を覚えたり、
過去のワンシーンを思い返したり、
情景を想像したり、
思い出をまさぐってみたり。
結論を予想したり…
読書をしている時に、私たちの頭の中はまさに大忙し。
常に、脳内の記憶を操作している神経細胞をめいっぱい働かせています。
体を適度に動かしていると体力を維持できるように、脳も常に運動させていれば衰えないということですね。
専門家は、毎日10分でも良いので雑誌・新聞・本を読むという時間を設けることが大切だと言っています。
今から少しずつ”読書”に慣れていくことは、後々大いに役立ちます。
自分自身だけではなくて、身近にいるあなたの大切な人にも勧めてみてもいいかもしれないですね。
(3) ストレスの緩和
本が好きな人がよく言うセリフ、“本を読むと落ち着くんだあ”。
…ほんとうに?と疑念を抱いている人はたくさんいると思います。
私も実はそうでした。本が好きになるまでは。
実際のところ効果はあるのでしょうか。
調べました。
2009年にアメリカのSussex大学で行われた研究では、読書をすることで筋肉の緊張がほぐす、
心拍数と血圧が下がるなど、身体全体がリラックスしている状態になるという結果が出ています。
約68%のストレスが軽減されていたことが実証されました。
これは、その他の方法(音楽を聴く54%、温かい紅茶を読む48%)と比べて効果的、かつ即効性も優れていることが分かったのです。(University of Minnesota)
うつ病の症状悪化を防ぐ働きもあります。
読書は気持ちが落ち込んでいたり、疎外感を感じている時、いわゆる”うつ状態”に陥っている時にも効果があります。
実際にアメリカでは、うつ病初期症状から重度の患者さんに使われる“読書療法”というものが薦められています。
世界では、医療面でも重要視されているんです。
(4)知識・雑学が増える
読書をすると、膨大な量の知識を幅広くインプットできます。
本は知識の宝庫!
と言われても、どんな本を読めばためになるの?
難しい本とか分厚い本を読まないといけないんじゃない?
ってなかなかイメージが沸かない方多いと思います。
ここでは、最初から欲しい知識を手に入れる方法というよりは、
“あなたの中にある隠れた興味のドアを開けて、知識の幅を広げる“というニュアンスでお話しています。
読んでいるうちに興味を持ったり、試してみたくなったり、
この本を読まなければ一生縁がなかったであろう世界と出会うチャンスが増えます。
活かすシーンはあなた次第!
会話の小ネタになります。
コミュニケーション力アップにつながります。
本の中のセリフや、作家さんの考え方をそのまま話題にしても面白いと思います。
(人見知りな私もこの手を何回も使ったことがあります。)
読書は賢くかつ手広く、知識が手に入る最適の手段なのです。
何を読めばいいの?
ジャンルは何でも構いません。
専門書やビジネス本でなくていいんです。
フィクションの小説を例にあげてみましょうか。
人が作った物語なんだし、知識や情報は得られるわけない!と思っている方、
一度手に取ってみて下さい。
私は、寧ろ小説だけでも十分、たくさんの知識・雑学をインプットできると思っています。
職業・家族の在り方・政治・趣味について・歴史・裁判・日常の知恵…
小説の中には数えきれないほどのテーマが転がっています。
いずれも著者や編集者たちが専門家にインタビューをしたり観察したり実際に経験したりして得ている“正しい情報”から成り立つストーリー展開です。
こだわる作家さんは、とことん取材にこだわっているそうですよ。
ミステリーや恋愛、推理物など内容はもちろんですが、主人公の職業、設定にも新しい発見が隠されているかもしれません。
(5) 睡眠の質を向上させる
読書は、あなたの睡眠をより快適なものにします。
夜、眠りにつく前の1時間、読書をしてみませんか?
あの有名な実業家、Windowsを開発したビル・ゲイツは、毎日欠かさず就寝前の読書を怠らないというのだから衝撃。
いくら忙しくても寝る前の読書は彼の中でTop Priority (最優先事項)なのだそうです。
読書をすることで一体どんな効果がもたらされるのでしょうか。
寝る前の読書=快眠なワケ
読書という行為がどう快眠に影響するのか、3つにまとめてみました。
A. ストレスを軽減させる
たった5~6分の読書でも効果が出るというのだから驚き。
日々、無意識に神経を緊張させ思考を張り巡らせてしまっている私たちの脳を、本を読むことで強制リセットさせる効果があるわけです。
これは、“瞑想“方法と似ています。
B. 深い眠りを誘います
この場合、LEDブルーライトを発するものでの読書は除外してお話しますが、
文字を目で追うという作業は睡眠の欲求を育てます。
眠くならない、なかなか寝付けない時にわざと意味分からない漢文や古文を読もうとする人もいるほど、効果抜群なのです。
寝る前の読書は、不眠症や睡眠薬などに頼っている人にも推奨されています。
C. 集中力が上がる
邪念が無くし、脳もオンオフをはっきりさせてあげることが大切です。
睡眠中にしっかり睡眠に集中できることで、翌日の集中力も倍以上に!
効率の良い一日を迎えるために、寝る前の読書を習慣化しましょう。
それ以外にもコルチゾールと呼ばれるホルモン分泌量の変化、認知機能への影響など科学的にも証明されています。
(6) 視野が広がる
読書には、あなたの視野を広げる効果もあります。
さまざまな価値観、社会環境のもと生きている人々(著者)が何を考え感じでいるのかを覗ける絶好の場です。
そういった多くの視点を味わうことは、自分のオリジナルの考えや独自視点が確立されるヒントにもなります。
よりユニークで、この人ぶっ飛んでいる!と言われている著者の本を読んでみてください。
(といっても、本を書いている人はたいていぶっ飛んでいますと思います)
「視野を広く持つ。」
何かを一から作り上げる上で、
新しいことに挑戦する上で、
社会に出て仕事を始める上で、
大いに役立つスキルの一つです。
ビジネス書や人気本に限らず、小説やデザイン画集など
“人気本を発掘してやる” 精神で挑戦してみるとあなたの視野は劇的に広がっていきますよ。
(7) 速読力が身につく
読書を習慣化すると、自然と速読力が身についてきます。
これは私自身でも実証済みです。
たくさん本を読むと文章に対する”慣れ”が生じてきます。
一文字ずつ目で追わなくても内容を理解できたり、
要点だけをピックアップして読み込むという能力が自然と身につくようになるのです。
お金を払ってオンライン講座やスクールに通わなくても習得できるのは、とてもオトクですよね。
(8) 自分を客観視できるようになる
読書には、自分を客観視できるようになる効果があります。
メタ認知能力と呼ばれるものです。
怒りや悲しみなど負の感情が自分を支配されてしまうのを避け、冷静に自己分析できるようになるのです。
例えば、人とのトラブルを最小限に抑えられたり、自分の悩みを客観視し、
「ああ、なんてつまらないことで悩んでいたんだろう」
「くだらない、時間の無駄だ」
という認識に変えることで、感情的になりすぎず、温厚に物事を対処できるようになるというスキルが身に付きます。
たくさん本を読んで、メタ認知能力を高めてみましょう。
まとめ
本を読むことで得られるメリットは意外にもこんなにたくさんあります。
実際に読み始めてみないとなかなか実感は湧いてこないと思います。
ささ、読書週間のスタートです!
誰かと一緒に始めてみても楽しそう^^
このブログでは、本が好き・読書ができるようになりたいと思っている方へ向けた記事を随時更新しております。
れんげ
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最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸
れんげ