【2023年更新】小川糸おすすめ人気作品ランキング!美味しい食べ物が登場するエッセイと小説が盛り沢山。

「食堂かたつむり」でデビューし、料理をテーマにした小説でとても印象的な人気女性作家、小川糸さん
彼女の作品の魅力は世界中で注目されていて、英語、韓国語、スペイン語など6か国語に翻訳、さらにはフランスとイタリアでは文学賞を受賞しています。

そんな小川糸さんの作品は、長編小説・エッセイ集含め30作品以上。
どの作品も優しさにあふれ、生き物や自然に寄り添いたいという彼女らしさが印象的です。

今回は、そんな小川糸作品の選び方、読者のおすすめ作品をランキング形式でご紹介致します

ファンの評価が高いものから代表作品、話題作など厳選された内容になっています。
是非最後までお楽しみください。

れんげ


こんにちは、れんげです。
小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。

読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

小川糸作品を選ぶポイント

まずは、小川糸さんの小説を選ぶ時の④つのポイントをご紹介します。
どういう作品を読みたいのかはっきりしている方や、何から読んだらいいのか分からない方は参考にしてみて下さい。

選び方ポイント①  文学賞受賞作品から読んでみる

小川糸さんの作品は、これまでに数々の文学賞を受賞されました。
まずは、日本文学の専門家も注目した名作から選んでみてもいいですね。

2008年 耀く!ブランチBOOK大賞 食堂かたつむり
2016年 静岡書店大賞 ツバキ文具店
2020年 新井賞 ライオンのおやつ

れんげ

この三作品は小川糸さんの代表作ですね!どれも、小川糸さんらしい物事の捉え方や食べ物、自然、生き物などが印象的で、生き生きしていておすすめです。

選び方ポイント② 映像化された話題作から読んでみる

小川糸さんの作品には、メディア化された作品もあります。
読書を楽しんだ後に映像で想像を膨らませることができるのは、とても贅沢な楽しみ方です♪
初心者の方は、物語に入り込みやすくなるのでおすすめです。

映画化作品

2010年 食堂かたつむり

れんげ

映画のレビューは、賛否両論です。かわいそうで見ていられないシーンしか印象に残ってなくて、後味はあまりよくありませんでした。小説の方がまだ、カバーされていて物語に込められたメッセージが伝わってくる気がします。

テレビドラマ

2012年 つるかめ助産院
2017年 ツバキ文具店

2021年 ライオンのおやつ

れんげ

どの作品もそこまで長編ではないので、気軽に見れます!小説を読んで、いいなと思う作品があったら是非映像のほうも♪

選び方ポイント③ 長編物語以外の作品から選んでみる

小川糸さんは「食堂かたつむり」でデビューした後、30冊以上の作品を出版されていますが、その中には長編だけではなく、エッセイ集や絵本も含まれています。

小川糸さんのことをもっと知りたい!という方は、エッセイ集を選んでみてはいかがでしょうか。

エッセイ本

針と糸

れんげ

「針と糸」には、小川糸さんの母親との関係が描かれています。その他にも、彼女の描くエッセイには、普段から小川糸さんが大切にしていることや物事を考える基準、家事のこなし方など彼女の身の回りのことが記されています。作家さんの価値観、人柄を伺える作品ということですね。


海へ、山へ、森へ、町へ
たそがれビール

絵本

小川糸さんは、もとは「絵本作家」でした。
彼女の描く絵本は、決して子供だけに向けて作られたわけではなく、寧ろ大人向けと言っても良いほど独特で味わい深い内容です。

ちょうちょ

自分に自信が持てずにいる女の子がある日ちょうちょと出会い、一緒に暮らし始める。少女の心の成長を描いた物語です。

「自分をもっと好きになろう」というメッセージがこめられています。
「大人も読みたい絵本」として幅広い年代の方に読まれている作品です。

選び方ポイント④ 読者おすすめランキングを参考にしてみる

あまり知られていない作品を読みたい方や様々な作品を読んでみたい方は、読者が選んだ作品ランキングから気になったものを選んでみましょう。

小川糸おすすめ小説ランキング

それでは、早速小川糸さんのおすすめ小説をランキングでご紹介します。

小川糸さんのおすすめ小説を厳選し、実際に読んだレビューや注目ポイントも添えてランキング形式でご紹介していきます。

本選びの参考になれば嬉しいです。

No.1 ライオンのおやつ


出版:2019年 単行本
ポイント
人間として生きる喜び—美味しいものを食べる。人生の最期を迎えるホスピスでの何気ない、でも幸せな日常を描いた小川糸渾身の温かい感動作です。
“人生の最後に食べたいおやつは何ですか”と問うてくる。
若くして余命を告げられた雫は、自分がほしいものやしたいこと、ホスピスでリクエストできるおやつでさえ決められずにいた。“死”に対する純粋で率直な気持ちが伝わってきます。
本屋大賞惜しくも二位を受賞した感動作品です。

No.2 ツバキ文具店


出版:2018年 幻冬舎文庫
ポイント
「代書屋」のお仕事の様子や依頼の数々がとても興味深い。改めて、文章を書くことの難しさ、主人公が言葉を巧みに操る姿がとても美しいです。
鎌倉の文具店を営む主人公の鳩子は、代書人でもある。クセのある様々な依頼を淡々とこなしていきます。鳩子なりに依頼主を理解しようと、一人ひとりに一生懸命向き合っていきます。「手紙を書く」という文化が薄れつつある今、言葉の魅力を再確認できる作品です。

No.3 つるかめ助産院


出版:2012年 集英社文庫
ポイント
沖縄の小さな助産院で主人公が出会う人々がとても魅力的です。
妊娠中にもかかわらず、夫が失踪してしまい途方にくれる主人公のマリア。
夫を探しに行き着いた南の島のある助産院で、働かせてもらうことに。マリアと同様、複雑な環境下で苦しんでいる女性たちと共同生活していくマリアはある決意をします。
マリアが同僚たちと囲む、おいしそうな料理と共に、“女性“という強さ・生と死について考えさせられます。

No.4 食堂かたつむり


出版:2010年 ポプラ文庫
ポイント
私たちが忘れがちである、「食べること=命を頂くこと」を思い出させてくれます。
失恋し、声を失ってしまう主人公、倫子。ずっと連絡を取っていなかった母がいる故郷に帰り、食堂を一から始めることに…。食材を大切に扱い、お客様ひとりひとりに美味しいお料理を振る舞う倫子の姿、想いに心奪われます。
悲しいシーンもありますが、すべてが食べ物への感謝の気持ちや喜びに繋がっています。

No.5 蝶々喃々


出版:2011年 ポプラ文庫
ポイント
古典的な日本を感じる大人の恋愛ストーリー!日本文化、料理、季節の変化、など存分に感じられる一冊です。
アンティーク着物店を営む主人公、栞は妻子持ちの春一郎と恋に落ちます。
栞はとても控えめ。春一郎を大事に想っている様子は、切なく美しさを感じます。
と同時に、まるで少女のように可愛らしく、女性読者の共感を誘います。
2人の淡くて甘酸っぱい恋愛の行方に最後まで目が離せません。

No.6 とわの庭


出版:2020年 単行本
ポイント
前半よりも後半!読み続ければ後悔はしません。幼少期の母親との暮らしと少女の成長の記録が心を落ち着かせます。
帰らない母をひたすら一人で待つ“とわ”は目が見えない。彼女の強くて、真っすぐな様子とそして、自然の生命力、共生するということの美しさを感じる一冊です。

No.7 にじいろガーデン


出版:2017年 集英社文庫
ポイント
常識にとらわれない愛の形とともに、次々と起こる喜びと悲劇の連続に飽きずに一気に読んでしまいます。
夫婦仲に苦しんでいた主婦の泉は、ある日自殺しようとしていた女子高生の千代子に出会い恋に落ちる。泉の息子を連れて駆け落ちをして…小川糸さん独特の世界観を楽しめる、家族小説。
理解し難い登場人物の感情と人間関係に、賛否両論分かれます。

No.8 ミ・ト・ン


出版:2019年 幻冬舎文庫
ポイント
おいしそうな食べ物、かわいらしいルール、華やかな世界…と思いきや、後半には雰囲気がガラリと変わります。
「好き」という気持ちや告白の返事を手袋の色や模様で伝える国、ルップマイゼ共和国。
どんなに悲しいことが起きてもミトンを編み続けている主人公のマリカは、涙を誘います。
おとぎ話に出てきそうな美味しい食べ物、ジュースも登場し読者を楽しませてくれます。

No.9 リボン


出版:2013年 ポプラ文庫
ポイント
涙腺崩壊させられる作品です。「リボン」の本当の意味が分かった時、とても温かくて優しい気持ちになります。
小学4年生のひばりちゃん、と祖母のすみれちゃんが孵化させたオカメインコ。名前はリボン。リボンは2人のもとを離れ、様々な人に大切なものをもたらしていきます。
リボンが起こした奇跡がひとつずつ丁寧に綴られた短編形式です。
苦しい描写もありますが、最後は感動的そして元気をもらえる作品です。

No.10 あつあつを召し上がれ


出版:2014年 新潮文庫
ポイント
自分にとって忘れられない、誰かとの食事。辛い想い出や悲しい想い出も、懐かしく感じて優しい気持ちになれる気がします。
小川糸さん初めての短編小説集です。
「最後の食卓」をテーマとした小川糸さんらしさを存分に味わえる物語が7編収録されています。とても読みやすいので、移動中や読書時間があまりない方におすすめの一冊です。

No.11 ファミリーツリー


出版:2012年 ポプラ文庫
ポイント
家族とはなんだ。自分が今、ここに生きている意味を考えさせられます。
人と人との繋がりを描いた小川糸さんらしい長編作品です。少年が父の従妹に恋をする。少年は複雑な心境を抱えながら、成長していく物語です。
とても長い物語ですが、後半からストーリーが急展開を迎え読みやすくなっていきます。

No.12 たそがれビール


出版:2015年 幻冬舎文庫
ポイント
小川糸さんの考え方・生き方、そして世界各地の美しさを感じるエッセイ
著者である、小川糸さんが世界を旅した時の日記のようなエッセイ集です。モロッコ、ベルリン、パリなど、読者も訪れているような気分になれます。

No.13 ペンギンと暮らす


出版:2010年 幻冬舎文庫
ポイント
ペンギンの正体とは…?小川糸さんとはこういう人!というのが感じられるエッセイ。
小川糸さんの日常をおもしろおかしく描いたエッセイ集です。料理が好きな彼女や、有名なアーティストであるご主人との暮らしぶりなど、独特な感性を持っている小川糸さんならではの日常を味わえます。

No.14 サーカスの夜に


出版:2017年 新潮文庫
ポイント
個性豊かな登場人物と新しい環境の中で一生懸命頑張る少年に元気をもらいます。
13歳の少年は両親の離婚からひとりぼっちになってしまいます。ずっと一緒に暮らしていた祖母の反対を押し切ってサーカス団に入団します。これまでの苦しい人生を一変するサーカス団での新しい生活と心地いい仲間たちと過ごすかけがえのない毎日。
少年は私たち読者に大事なことを教えてくれます。

No.15 さようなら、私


出版:2013年 幻冬舎文庫
ポイント
小川糸さんらしくない、現実的でズッシリ重いテーマが印象的
3つの物語を収録した短編集です。どのお話にも心に傷を負った主人公が登場し、暗く重い読了感が残るものばかり。
その後の登場人物たちを想像せずにはいられない、ハッピーエンドを願わずにはいられない作品です。

No.16 犬とペンギンと私


出版:2017年 幻冬舎文庫
ポイント
思わずお腹が空いてしまう、美味しい料理がたくさん登場!
インド旅行、パリでのお散歩。小川糸さんがこれまでに訪れた国でもエピソードが詰まったエッセイ集です。クルミのお汁粉、手作りカンパーニュ、カレーソーセージサンドなど、美味しい食べ物も盛りだくさんで読んでいてとても楽しめます。

No.17 ペンギンの台所


出版:2010年 幻冬舎文庫
ポイント
こころのこもった、あったか手料理が疲れを癒してくれそう。
「食堂のかたつむり」でデビュー後、取材と怒涛の日々を送る著者が、家で食べる美味しい手料理と仕事での出会い、感謝の気持ちを綴った日記風エッセイ集。
売れっこ作家さんのリアルな生活ぶりに興味がある方におすすめです。

No.18 針と糸


出版:2018年 単行本
ポイント
小川糸の世界観のルーツともいえる、知恵が詰まったエッセイ集。彼女が考えていること、価値観、すべてを感じられます。
小川糸さんがベルリンに滞在していたころのエピソードが盛りだくさんのエッセイ集です。
小川糸さんがお母さんとのわだかまりや、葛藤など意外な一面も記されていてとても興味深いです。著者自身についてもっと知りたい方におすすめです。

No.19 卵を買いに


出版:2018年 幻冬舎文庫
ポイント
小川糸さんの世界を旅するエッセイ集には、今まで聞いたことのない魅力的な料理や生活の様子が盛りだくさん。
糸さんが取材で訪れた、ラトビアが舞台。彼女の目にはラトビアという国の何もかもが輝いて写ったんだと感じれる、きらきらいっぱいのエッセイです。
生きるために本当に大切なもの、そして、素敵な人々の笑顔、もちろん美味しそうな料理にも魅了されます。

No.20 こんな夜は


出版:2014年 幻冬舎文庫
ポイント
糸さんのベルリン愛が伝わってくるエッセイ
日記エッセイ、ベルリン旅行編。二カ月ほど古いアパートを借りて生活していた頃の様子が綴られています。小川糸さんが愛したベルリンの人々が教えてくれた、お金をかけずに楽しく暮らす日々。彼女の現在を作り上げる原点とも言えるのだと思います。

自分にぴったりの一冊を見つけよう

小川糸さんのおすすめ小説をご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。生きる力・共生することについて深く考えさせる彼女の作品は、読者を「小川糸ワールド」へと引き込みます。
是非、エッセイ集もチェックしてみて下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました♪
今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸

れんげ

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