【感想】瀬尾まいこ「春、戻る」を読みました。

こんにちは、れんげです。

今日は、瀬尾まいこさんの「春、戻る」という小説のレビューです。

とても薄い小説でスラっと読めてしまいましたが、印象深い作品でした。

ぜひ、最後までお付き合いください。

春、戻る (集英社文庫) 瀬尾まいこ
created by Rinker

ストーリー

結婚間近のさくらの前に、兄を名乗る見知らぬ男の人が現れ、さくらの結婚相手を視察したいと言い出す。

どこか憎めないその男は、知らず知らずのうちにさくらの生活に溶け込んでいくのだった。

さくらのことを何でも知っていて、一回り年下なのにもかかわらず自分を兄と名乗るその男は一体誰で目的は何なのか。

彼の正体が明らかになったとき、さくらの決意が確かなものになる。

心温まる感動物語

こんな方におススメ!

    ・スラスラ読める短い長編小説を探している
    ・先が気になる!一気読みできる小説が読みたい
    ・温かくてホッとするお話が好き

読みやすさ

ストーリー
(5.0)
構成
(3.5)
登場人物
(4.0)
Total
(4.0)

章分けはされていません。

ですが、内容は長くないので特に読みづらいとは感じませんでした。

会話も表現も現代風で理解しやすく小説初心者の方でも飽きずに一気読みできると思います。

休憩時間や長い通勤・通学のお供に鞄に忍ばせたい一冊です。

見どころ

やはり見どころは、さくらにいるはずのない「おにいさん」が誰だったのか。

読書中、私の頭の中には、それはもうたくさんの疑いでいっぱいでした。

もしかして、この人は〇〇だったり!?とか。

いろいろな可能性を考えながら読んでいたら、あっという間に物語の終盤だったという感じでした。

感想

※ネタバレを含んでいますので、先に読了をおすすめします。

普通に考えたら、知らないひとがいきなり私のお兄さんと言ってきた瞬間に危険を感じ逃げようと思ってしまう私は心が冷めてるのか。

そもそも小説を読むという時点で、頭が完全に現実から遠ざかっているから、どんな危険な場面でも躊躇なしに受け入れられているのかもしれない。

いくら現実的ではなかろうと、こういう運命の再会・出会いを描いた物語を読むのが大好き。

そして、いいなあと憧れさえ抱いてしまう。

この作品は、瀬尾さんらしい。最初の1ページ目から読者の興味を一気に引き寄せる。

「えっ?どういう状況?(笑)」状態に。

そして最後の展開は、予想以上に温かくて安心させてくれるのだ。

男の人が誰だったのか、さくらの知られざる過去が明らかになった時、すべてが頭の中で合致した瞬間に味わう、言葉で言い表せない気持ち。

人は気づかないところで知らないうちに、誰かの助けになっていて、そして自分も救われていることに気づく。

ずっと見守っていた校長先生とおにいさん。

なんて温かい心の持ち主なのだろう。

是非、読んでほしい一冊です!!

今日はこのへんで

れんげ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です