【感想】八木沢里志「森崎書店の日々」を読みました。古本屋に行ってみたい

こんにちは。

今日は、八木沢里志さんの「森崎書店の日々」という作品をレビューします。

「神保町」、「古本屋」、「喫茶店」…本好きのあなたにぴったりのキーワードがたくさん出てくるワクワクの一冊です。

森崎書店の日々 (小学館文庫) 八木沢里志
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ストーリー

貴子は交際して一年の英明から、突然他の女性と結婚すると告げられ、失意のどん底に陥る。職場恋愛であったために、会社も辞めることに。

恋人と仕事を一遍に失った貴子のところに、本の街、神保町で、古書店を経営する叔父のサトルから電話が入る。

瓢瓢とした叔父を苦手としていた貴子だったが、彼の申し出に自然と足は神保町に向いていた。

古書店街を舞台に、一人の女性の成長をユーモラスかつペーソス溢れる筆致で描く。(文庫から)

こんな方におすすめ!

・失恋して何も手につかない
・古本、神保町が好き
・昔の小説が好き
・読書家に憧れる

読みやすさ

ストーリー
(3.0)
構成
(4.0)
登場人物
(4.0)
Total
(3.5)

2章構成で厚さも薄く、サラッと簡単に読めてしまいます。

小説にあまり慣れていない方にもおすすめな一冊です。

見どころ

やはり、この物語は神保町という舞台に注目して頂きたい。

神保町の魅力、古本の魅力だけではなく、そこを行き来する人々とゆっくり流れる時間の心地よさがギュッと詰まっています。

本を読んだ後、一度でいいから神保町に足を運び、そしてあの雰囲気を味わって頂きたいです。

感想

ここからは、私が個人的に気に入っている台詞や文を抜き出して自由に感想を書いていきます。
誤字脱字や稚拙な表現が目立っていると思いますが、よかったらどうぞ優しい目で読んでいただけると嬉しいです。
※ネタバレあります。

本を読むこと

貴子と叔父が英明のアパートに乗り込んでいったシーン…英明の何も悪意のない反応といい、とても現実的で、切ない気持ちがわいてきた。
英明の妻が常識的であり倫理的であったことが一つの救いである。
久しぶりに女同士の団結力というかそういう温かいものを感じた気がする。
最近は男をめぐった女のだまし討ちが繰り広げられる物語が多かったので勝手に身構えてしまうクセがついてしまって、悲しくてどうしようもなかった(笑)

そして今度は、神保町の喫茶店で出会う和田さん。とても一途でロマンチックな人。
英明のような最低男だけではないんだなと気づかせてくれる。

よく考えれば叔父もそうなのか。

本を読むと気づかないうちに色んなことを教えられている。特に私が思うのが、物事を客観視する力。

自分が大切にしたいもの、言われてうれしいこと、気をつけたいこと、客観的に感じることでより自分のなかで強力なものに変化している気がする。

これからもずっと、本を通して物語に触れていたいと心から思えた一冊だった。

最後に

物語の1年半後を描いた続編小説「桃子さんの帰還」も収録されています。

個人的には、最初の章の方が断然好きですw

そしてこの作品、映画化もされております。

是非、こちらもチェックしてみて下さい^^

映画の方は、物語より“映像を楽しむ”という感じですよね。

神保町の古本書店街にまた行きたくなりました。

それでは、このへんで。

ありがとうございました。

れんげ

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