れんげ
小説が大好きで年間250冊以上の小説を毎日読み漁っています。
新しいものにこだわらず、心に響く良い作品に目がない私が小説をおすすめしていきます。みなさんの本選びに少しでも役に立てると嬉しいです。
読書で身につけた速読術や読書法、ライフスタイルについて記事を書いています。
読書初心者のうさこ
今回は、”愛らしい子供”が登場する小説をご紹介していきます。
素直で真っすぐな子供たちに癒されてください^^
SNSでの口コミ調査と共に+本好きの私が選りすぐりを集めてみました。
是非、読んでみてください^^
コンテンツ
【1】凍りのくじら 辻村深月/講談社文庫
発売年:2008
ここで登場する、小学4年生の松永郁也(まつなが いくや)くん。
両親が離婚し、4歳の時に母を亡くたため、家政婦と2人暮らしをしている彼。
本作品の中では、「口がきけない男の子」という設定でほとんどセリフが無いのですが、
辻村さんの文章から、彼が優しくて、穏やかな性格というのが伝わってきます。
主人公の理穂子が彼の超越した才能に驚かされるシーンや、彼女を慕う健気な姿に心打たれます。
第27回吉川英治文学新人賞候補作です!
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。(Amazonより)
レビューも書いてます!
【感想】辻村深月の「凍りのくじら」を読みました。おススメ長編小説!感動作!
【2】木暮写真館 宮部みゆき/講談社文庫
発売年:2013
この物語の主人公、花菱 英一(通称花ちゃん)の弟、光(通称ピカちゃん)がとってもかわいい。
まだ小学校低学年だけど、お兄ちゃんより勉強もできるし、頭も切れる。
どこか大人びているな…
と思っていたら
読み進めていると、
兄ちゃんが大好きでしょうがない様子の彼^^
どこへでもくっついてきて、お兄ちゃんのお部屋の押し入れがお気に入り♬
お兄ちゃんもピカちゃんにメロメロなのが伝わってきます。
兄弟愛さく裂で癒されます!!(●´ω`●)
――この写真には謎がある。
人の本音はときどき、思いがけない形で姿を見せるから。
家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、一枚の写真が持ち込まれる。それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真だった。不動産屋の事務員、垣本順子に見せると「幽霊(そのひと)」は泣いていると言う。謎を解くことになった英一は。待望の現代ミステリー。(Amazonより)
【3】先生と僕 坂木司/双葉文庫
発売年:2007
おもしろ名コンビの登場です!
ミステリー小説サークルに入った男子大学とミステリー小説が大好きで頭もいい男子中学生、隼人くんのお話です。
彼らの持ちつ持たれつの関係がとてもくすぐったい。
頭が良くて、普段クールキャラな隼人くんでもやっぱり中身は中学生なんだなって感じさせるしぐさや行動が可愛らしくてたまりません。
思わずほっこりにっこりしてしまう一冊です=^_^=
本も薄くて読みやすく、小説初心者の方でも十分楽しめると思います!
僕の先生は中学生! ひょんなことから大学のミス研に入った恐がりな僕は、家庭教師の生徒である隼人くんから古今東西のミステリー作品の講義を受けることに。
出かけた先で遭遇する様々な「日常の謎」を2人で解決していくミステリー連作集。(Amazonより)
【4】樽とタタン 中島京子/新潮文庫
3歳から12歳までの女の子(あだ名がタタン)が語り手のお話です。
(実は著者の中島京子さんなのでした^^)
小さな子が理解した大人の会話、カフェの常連客の印象、事件の解釈…
大人の私が想像もできない物の見方、捉え方が可愛らしくておかしい。
真直ぐで素直な彼女だからこそ気づくこと。
大人たちが子供から学ぶこともたくさんあるということにも気づかされます。
短編集だし、厚さもないし、ふとした休憩時間にクスクス読むのがおすすめです(●^o^●)
今から三十年以上前、小学校帰りに通った喫茶店。店の隅にはコーヒー豆の大樽があり、そこがわたしの特等席だった。
常連客は、樽に座るわたしに「タタン」とあだ名を付けた老小説家、歌舞伎役者の卵、謎の生物学者に無口な学生とクセ者揃い。
学校が苦手で友達もいなかった少女時代、大人に混ざって聞いた話には沢山の“本当” と“噓”があって……懐かしさと温かな驚きに包まれる喫茶店物語。(Amazonより)
【5】君が夏を走らせる 瀬尾まいこ/新潮文庫
発売年:2017
1歳と10か月の赤ちゃん(鈴香)とワルな男子高校生が1か月生活を共にするお話。
鈴香ちゃんの可愛さといったらもう…罪です。
新しいことに興味津々で、なんでもマネをしたいお年頃🎀
お子さんがいる読者さんには、懐かしい気持ち。
まだ子育て経験が無い方には、お母さんて偉大だな、という気持ち。(←私)
様々だと思います。
赤ちゃん言葉や鈴香ちゃんの意味不明な行動を一生懸命理解しようと話しかける大木くんの姿にも癒されます!
”高校生の子育て奮闘記”ってかんじですね、
しんみりしたり、吹き出してしまったり、最後には頑張ろうって思えたりする一冊です=^_^=
ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて──。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。(Amazonより)
【6】小学五年生 重松清/文春文庫
発売年:2009
小学五年生の少年たちの物語。
17篇により短編集です。
小学生高学年ともなる彼らは、心も繊細でかわいい部分もあるけれど、いろんなことを考え、人と接し、少しずつ大人になってきている年頃。
日々、様々な葛藤の中一生懸命生きている様子が伝わってきます。
彼らの友情、恋心、女子への興味、母親を守ろうとする強い心、家族への優しい愛情..
まだ素直で真っすぐな彼らに、心打たれます。
クラスメイトの突然の転校、近しい人との死別、見知らぬ大人や、転校先での出会い、異性へ寄せるほのかな恋心、淡い性への目覚め、ケンカと友情―まだ「おとな」ではないけれど、もう「子ども」でもない。微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。 (Amazon「BOOK」データベースより)
【7】もものかんづめ さくらももこ/集英社文庫
お馴染み「ちびまる子ちゃん」の著者さくらももこさんの爆笑エッセイ集。
アニメを見ている方はご存じかと思いますが、彼女の並外れた感性には頭が上がりません。(笑)
本作品は、さくらももこの小学生~大人までの日常が描かれているわけで、アニメ「ちびまる子ちゃん」の何倍も楽しめます。
普通の日常をあんな爆笑シーンに変化させてしまうなんて、、、
さくらももこさんは何者でしょうか。
注意:公共の場での読書は避けることをお勧めいたします。
笑い泣きってこういうことなのか!と体験できることでしょう^^
「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!!著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。「巻末お楽しみ対談」ではもう一度、全身が笑いのツボと化します。描き下ろしカラーイラストつき。 (Amazon「BOOK」データベースより)
この作品が気に入った方には、こちらも是非読んでいただきたいです!!(`・ω・´)
私は、お腹から笑いたいとき、元気が出ないときのために常に本棚に置いています^^
最後に
いかがでしたでしょうか?
母性本能くすぐられる作品から、自分の幼少期を懐かしく思うような作品、小さい子供ならではの爆笑エピソードなど様々なタイプをご紹介しました。
れんげ
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最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸
れんげ