【“人生を見つめ直す”という贅沢】ただの自伝じゃない。“生き方”を問われる、圧倒的読書体験。生きるって、こんなにも苦しくて美しい。読後、静かに涙があふれる一冊

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、三浦綾子さんの『命ある限り』です。

読みやすさ
(3.0)
心に沁みる
(4.0)
静かに響く
(4.5)
生き方の勉強
(5.0)

おすすめしたい人
◎生きることに前向きになるために何かきっかけが欲しい人
◎病気や心の痛み、大切な人との別れなどを乗り越えたい人
◎“人の弱さ・強さ・尊厳”を深く見つめ直したい人
◎三浦綾子の人間性や人生観、創作の背景に興味がある人

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

あらすじ・感想

小さな雑貨店を切り盛りしていたひとりの主婦が
懸賞小説に当選、生活の激変を体験する。

巨額の賞金、さらに多忙になった毎日、そして次作への重圧..
名作「氷点」の著者三浦綾子の小説家となってからの人生を辿る自伝物語。

<ネタバレなしの感想⇩>

命ある限り、書き続ける。

13年にも及ぶ寝たきりの闘病生活
恋人との死別

そしてパーキンソン病になり
手足を自由に動かせない状態でも本を書いていた著者、

三浦綾子の生前最後に描かれた自叙伝です。

 

「小説家とは、”人間とは何か”を追求することだ。
そのことに自らも真剣であらねばならぬ。」

 

彼女自身の作家人生は、
自伝の域を超えて、物語としての長編小説でした。

 

氷点、塩狩峠、銃口
この方があの名作たちを書いた原作者…

 

彼女が日々どんなことを考えながら、
どんな取材をして、物語が生み出されたのか。

 

小説家の頭の中を覗けるなんて
何という贅沢な体験でしょうか。

 

今でもたくさんの人の心を動かし続けている作家、三浦綾子の
一人の女性として、人間としての魅力が
存分に伝わってくる作品でした。

 

自分を客観視することで見えてくるもの
他人を愛しく思うことで気付かされること

 

そして、思い違いをしていた自分の未熟さを認め受け止めること。
彼女の物語には、毎度..衝撃と変革があります。

 

厳しい道のりをいくつも乗り越えてきた彼女の言葉は
ひとつひとつが重い。

 

だからこそ

 

自分の人生を歩んでいる幸福と
「もっと生きたい」と願う強い意思が真っ直ぐに伝わってくる。

 

彼女がこれまでに書いた作品は80以上
時間をかけて全てに目を通していきたいと、改めて思いました。

それでは、今日も素敵な一日を📚

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