こんにちは、れんげです。
この世で最も怖いものとは…
実態があり、生きた感情を持つ、「人間」なのではないでしょうか。
ヒューマンホラーをテーマにしたおすすめ小説をまとめました。
・幽霊が出てこないホラー小説が読みたい人
・ヒューマンホラーに興味がある人
・人間の奥底に眠る絶望感や闇が描かれた物語を読んでみたい
コンテンツ
幽霊より人間の方が怖い!おすすめヒューマンホラー小説7選ご紹介
古い洋館が舞台のホラー『私の家では何も起こらない』
作家:恩田陸
出版:角川文庫
読みやすくて、愛を感じるホラーを読みたい方におすすめ!
小さな丘の上に建つ、幽霊屋敷を舞台にした連作短編小説。
古い洋館に「本物の幽霊屋敷」を探しにやってきた男が、
屋敷に残されたかつての住人たちの記憶をたどり始めます。
殺人鬼の美少年や子どもを食べさせた女の話など、じわりと感じる恐怖の連続です。
著者の「私」目線で語られるホラー『火のないところに煙は』
作家:芦沢央
出版:新潮文庫
あとがきまで読みたくなる、フェイクドキュメンタリーとは….
怪談にまつわる物語の執筆を依頼される主人公は、封印していた過去の体験を、
迷いながらも執筆していき短編集を完成させていく。
6つの不気味な物語は共通点がないように思えますが、最後のお話で6つのお話が繋がっていることに気がつきます。
本当に身の回りで起こりそうな不気味な気分を味わいたい方に。
じわりじわりとくる人間の闇『闇祓』
作家:辻村深月
出版:角川文庫
「うちのクラスの転校生は何かがおかしい…」
クラスに馴染めない転校生の要に、親切に接しようとする委員長の澪だが
要のあまりにも不審な言動に澪は得体の知れない恐怖を覚え始める。窒息しそうな恐怖と絶望感。
背筋がひんやりとするホラーです。
最恐のストーカー『リカ』
作家:五十嵐貴久
出版:幻冬社文庫
平凡な生活をしていた平凡な会社員である本間は、
刺激欲しさに出会い系を始め「リカ」という女性に出会いますが、それが間違いでした。
狂気的なストーカーと化していくリカは、あらゆる手段で本間を追いつめ暴れまわります。
車と同じスピードで追いかけてきたり…現実的ではないシーンの数々に少々戸惑いますが、
非現実的感が余計忘れられず…夢に出てきそうな作品です。
個人情報の漏洩から始まる….『記憶の食卓』
作家:牧野修
食事前はおすすめしません。
そして自分の名前もそこに掲載されていることを発見した主人公の折原。
次は自分が殺されてしまうのかと怯え翻弄されつつも、事件の真相を追います。
これは、カニバリズム(人肉を食す文化のこと)を題材とするホラーです。
苦手な人はパスした方がいいかも…
狂気と呪いに満ちたホラー『夜は一緒に散歩しよ』
作家:黒史郎
出版:MF文庫
ホラー作家である卓郎は妻に先立たれ、5歳の娘・千秋と二人暮らし。
突然、何かに取り憑かれたように不気味な絵を描き始め…
狂気に染まっていく娘と、娘から伝播していくように不幸が周りにも侵食していく物語。
幽霊が乗り移って少女を操作しているのか…
漫画で話題に!『うなぎ鬼』
作家:高田侑
出版:角川ホラー文庫
不条理なバイオレンスと共に人間の闇を描いたサスペンス
闇社会で生きる人たちが放つプレッシャー。
悪人になりきれない単細胞の主人公「勝」が社長の下で使い走りをさせられ、
想像を絶する闇社会の様子を目の当たりにしていきます。
ヤクザや闇社会を題材にした人間の裏切りや暴力がリアルに描かれていて…
読後は頭の中がいっぱいになります。
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【小説おすすめ】奇抜で奇妙で不気味な後味!正体不明な恐怖を小説で体験しよう。
ゾクゾク後を引くヒューマンホラー小説
幽霊が出てこない!人間の怖さを題材にした物語、おすすめヒューマンホラー小説(人間ホラー小説)をご紹介してきました。いかがでしたか( ´∀`)
人間の中に潜む闇を描いたヒューマンホラー物語は、後を引く恐怖を抱くものが多いです。
それは読んだ後もずっと読者の心のどこかに残っている怖さです。。
予測できない展開や結末のものが多いのも楽しめる要素の一つです^^
初心者の方でも楽しめる読みやすく感情移入しやすい作品もあるので、
興味を持ったかたはぜひ、手に取ってみてください♪
最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸
れんげ