れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、有栖川有栖さんの『怪しい店』です。
⚪︎昔懐かし情緒溢れるお店たちが舞台の物語が読みたい
⚪︎隙間読書にピッタリの短編集
「怪しい店」 著者:有栖川有栖 / あらすじ・感想
骨董品店、閉店間近の理髪店…
美しくも恐ろしい「お店」を巡る難解事件に
臨床犯罪学者の火村と推理作家の有栖コンビが挑む。
<感想>
箸休め読書定番の
有栖川先生の火村・有栖シリーズ🥢
色んな「お店」をテーマに
5つの物語が収録された短編集でした。
どこから読んでも楽しめて、ついつい次のお話に手が伸びてしまう..
活字好きにはたまらんシリーズです。
作家本人(有栖川有栖)の登場と大親友の臨床推理学者・火村、
ふたりの関西弁で交わされる遠慮ない会話に
今回も何度笑かされたことか…
“骨董屋”で本格推理を楽しんで
“古書店”で店主の本への深い愛情に共感して
“潮騒理髪店”で深イイ話にしんみりして
“悩み聞き処”で風変わりさと人の心の闇に
ギョッとさせられる。
一冊で色んな味を楽しめる、
短編集ならではの楽しみ方を存分に満喫しました。
どの事件も提示される条件は主人公と同じで、
証拠も人物のアリバイも全て読み手に公開された上で
私も推理ゲームに強制参加。
もう少しなのに答えに辿り着けない楽しさと
謎が解けた時のスッキリ感が爽快です。
これはやられました。
次の箸休めのための一冊を買わないといけません笑
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