【読み始めたら止まらない!】歴史ロマンあふれるファンタジー長編、萩原浩の傑作大長編「二千七百の夏と冬」

【年間読書数250冊以上】小説好きがおすすめ本を紹介しています。

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、萩原浩さんの『二千七百の夏と冬』です。

文化・歴史的視点
(5.0)

読みやすさ
(3.5)

感動
(4.0)

ロマンチック
(4.0)

おすすめしたい人
・人類の進化、文明開化に興味がある
・小説で縄文時代にタイムスリップしてみたい
・ロマンチックなラブストーリーで現実逃避

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

「二千七百の夏と冬」 著者: 萩原浩 / あらすじ・感想

ダム建設工事の作業中に、男性と女性の人骨化石が発見される。
互いに向き合い手を繋いだまま3千年を経た二人の間にはどんなドラマがあったのか。ーー

 

村での複雑な上下関係、
そして外部の者を寄せ付けない小さな世界。

 

今からずっと昔、縄文時代。
獣と戦うか食われるかの世界で生きていた青年が村から追放される。

 

生まれて初めて山を越えた先には
今まで見たこともない世界が広がっていた。

 

自然の脅威、狩られる側の恐怖を体感し
自分で考え、自分で決め、自分で自分を動かすということを学ぶ。

 

狩りをする縄文人と稲作をする弥生人
二つの種族の仕事に対する価値観の違いや暮らしぶりがよく分かる。

 

後半にかけての勢いがすごい。わくわくが止まらなかった。

 

食べ物は必要な分だけ狩る、
戦争という言葉が存在しなかった縄文時代と

 

必要ないほどの貯蓄(富)を増やそうとひたすら働き、
人間相手に剣を向け始めた弥生時代。

 

「人間が変えられるもの、変えられないものが何なのか」

 

欲が生まれ、争いが生まれ、殺し合いが起こり…

人類の進歩が良くないことのように思えてきてしまうのは私だけだろうか。

 

著者がこの物語に女性記者の現代ストーリーを加えた意味..
これだけ時代は変わっても、人間たちは変わっていないという事実に
静かに衝撃を受けたラスト。

 

参考文献の量もだけど、
歴史の解釈の面白さ、表現力にびっくりです。

 

考古学、文化人類視点の描写、
歴史ファンタジーに興味がある方におすすめです☺️

没頭できる長編小説で現実逃避満喫しましたー♪

今日も素敵な読書時間を

れんげ🐰

 

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