【自分らしい生き方を追求する・おすすめ小説】一人だけどひとりじゃない。愛とは、生きるとは。懐かしい温もりに満たされる読書体験

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、江國香織さんの『左岸』です。

読みやすさ
(4.0)
生と死について
(4.0)
女性の恋愛観
(5.0)
繊細な心情描写
(5.0)

おすすめしたい人
⚪︎繊細な心情描写や、静かに心を揺らすような言葉に触れたい人
⚪︎人生に迷いながらも、前を向きたい背中を押して欲しい人
⚪︎時間とともに変化していく人間関係や感情の揺れにしっとり浸りたい人

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

あらすじ・感想

お兄ちゃんが大好きで自由奔放、
いつも直感で行動し恋をする茉莉。

駆け落ち、同棲、結婚、出産、別れ…
人生の局面に果敢に飛び込んでいく女の半生を描いた物語

<本の感想>

いつまでも同じところにいてはいけないよ
もっと遠くにいくんだ。

何をしても止められない時間の流れ
このまま何も変わらないで歳をとれたらいいのにね。

忘れたい後悔も罪悪感も心の中で引きずりながら

それでも人は新しい環境へと
飛び込み続けていくのはなぜか

動けなくなってしまう人生が怖いから?
自分が留まれる居場所をいつも探しているから?

主人公・茉莉の幼少期から母親になるまでの
長い月日が緩やかに流れていく本作

いろんな人と出会い、恋に落ち、
そして突然別れがやってくる。

彼女の目に映っている光景、揺れ動く心に見惚れ
一緒に感情を痛めながらもずんずん前に進んでいくお話でした。

見知らぬ誰かの人生。
それをこんなに間近に感じれる読書というものが
面白くて
切なくて
とても勉強になる。

ーー物事には準備する時間は与えられてないんだ。

茉莉の兄の言葉が、なぜかいつまでも寂しげに響いてる。
この先もずっと自由奔放に
誰かを必要としながらも、一人でしっかり立ちあがる茉莉でいてほしい。

たくさんの愛情と涙を流して、
ひとりの強い女性が出来上がっていきました。

「遠くへ来たね。」

あたり前だった日常を
今はもう味わえない幸せな思い出だと認識する瞬間の
切なさと愛おしさがたまらない。

辻仁成さんの右岸も楽しみです。

それでは、また🍃

辻仁成・右岸の感想記事はこちらから年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します【人生観を変える出会い・心に響く恋愛小説】繊細な感情表現が深い共感を誘う。今生きていることに幸福を感じさせてくれる、長編物語

 

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