れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、有栖川有栖さんの『狩人の悪夢 』です。
⚪︎感情描写より論理的な展開の小説が好きな人
⚪︎謎解きで頭をリフレッシュさせたい方(軽い脳トレのようでした
「狩人の悪夢 」 著者:有栖川有栖 / あらすじ・感想
「眠ると必ず悪夢を見る部屋」を試すべく
人気ホラー小説家に誘われた作家・有栖は
京都の彼の家、「夢守荘」を訪れる。
問題の部屋に泊まった翌日…
過去に彼のアシスタントが住んでいた空き家で、
右手首を切断された女性死体が発見される。
臨床犯罪学者、火村が揃い
異色探偵コンビが犯人を追い詰めていく
<感想>
私は有栖川さんのミステリーがきっかけで
論理的推理小説に興味を持つようになりました。
ブラックユーモア溢れる笑いと薄気味悪い情景と、
そしてスルスル謎が解かれていく快感。
心が重く苦しくなる描写も無いから
気楽に心ゆくまで謎解きに集中できる。
有栖さんが織りなすキャラクター作りと
読者を飽きさせないストーリー構成は
短編でも長編でも読者を裏切らない。
この安定と安心の面白さ。
臨床犯罪学者・火村教授と
著者であり主人公のミステリー作家、有栖が
愉快なやり取りを展開しながら
じわじわ真相に近づいていきます。
「都会から離れた別荘」、
「悪夢を見てしまう部屋」という密室空間の贅沢使いに
推理が始まる前からこちらの気が引き締まる。
限られた人数の中で、さらに犯行時間で絞られる人数。
ーーこの中にいる誰かが嘘をついている。
閉鎖された空間での犯人探しほどドキドキするものは無いです。
推理がスムーズに進むタイミングや
行き詰まった時のヒントの出し方、
火村先生のちょっとした気になる一言が
こちらの読むスピードをぐんぐん加速させました。
テーマは「小説家の苦悩」
小説を書いている時のリアルな心境や
人気作家になった後の苦悩など
本物の作家である有栖川さんの色々な話が聞けて
雑談なのにもかかわらず、これがなかなか面白い。
シリーズものを追いかけたくなる”理由”
それは、
もちろんストーリーや推理の面白さもあるけど
どこまでもミステリアスで人間として興味をそそる
この主人公ふたりの存在なのかもしれません。
今日も物語の世界を楽しみましょ!♩
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