【このミス大賞】ミスディレクションの嵐に振り回される! 虐待を受けた少女が生き残るために…「ある少女にまつわる殺人の告白」を読みました。

このミス大賞!審査員絶賛の社会派ミステリー小説

暴力の自覚がない大人、親を選べない子の不運
現状から逃げ出せない母親の心境

そして児童虐待の連鎖は続いていく。

れんげ

こんにちは、れんげです。
この記事を書いている私は、年間読書量250冊以上・小説好きのインドア女子です。このブログでは、私が本を読んで感じたことや心からおすすめしたい物語をご紹介しています。本選びの参考にして頂けたら嬉しいです

今回読んだのは、佐藤青南さんの『ある少女にまつわる殺人の告白』です。

こんな人におすすめ!
・児童虐待の実態、政策や当事者たちの声を知りたい。
・教養のある読書がしたい
・このミス大賞を受賞した作品を読んでみたい
・いろんな視点から社会問題を見つめてみたい。新しい発見が欲しい。

感動
(2.0)

ハラハラドキドキ
(5.0)

読みやすさ
(2.0)

ミステリー構成
(4.0)

あらすじ

長崎県南児童相談所の元所長らが語る、当時10歳だったある少女にまつわる殺人の告白。
10年前、彼女の身にいったい何が起きたのか。

元所長、医師、教師、祖母……次々と語る関係者達の証言によって明らかになる凄惨な児童虐待の実態。

目をそらし続ける大人、手が回らない施設側、…虐待を受けた子どもたちのその後に目を反らせない。

そして…あなたは気づくだろうか

証言を集めるこの男の正体に…。

哀しくも恐ろしい結末が待ち受ける、2011年『このミス』大賞優秀賞受賞作。

小説を読んだ感想

おすすめ小説を紹介します

先生も警察も法律も守ってくれない環境で

 

1日に1人が親の虐待で命を落としている

自分が酷い目に合わされても家に帰っていく子

何もかも諦めSOSさえ出さなくなってしまった子…

 

傷跡が消えるまで学校を平気で休ませ
周りに咎められても平然と嘘をつく大人がいる中で

 

子供たちの異変をいち早く察知して保護しなければならない、

 

一分一秒が命取りになる保護施設側の緊迫した空気が伝わってくる。

 

児童虐待に対して国がどういう政策を立てているか、

実際に改善されているか、

施設側の対応はどこまでが独断で許されているか、

 

勉強になる…一方で

 

やられる側もただ黙っているわけではない、
小さいながらも子供たちには感情があって、深い傷を負ったまま大人になっていくことがどういうことなのか…

 

物語を辿っていく中で、
彼らのやり場のない怒りに火がつき始める恐ろしい現象を目の当たりにすることになります。

 

加害者は昔の被害者で
被害者だった人が未来の加害者に。

 

こうやって次に繋がるのか、衝撃の連鎖が待っていました。

 

このまま読書で満足してしまっていいのだろうか、
何もできない無力感と
解決策がない途方に暮れるような思い

 

これがミステリーってことを忘れてしまうくらい、重いテーマに引き込まれます。

 

ミステリーとしてもかなりキレのある展開を楽しめる本作。

終始インタビュー形式という独特なスタイルで進んでいきます。
慣れるまで読みづらいなあ..と感じるかもしれません。

 

なぜ著者がインタビュー形式にしたのか…
この重要さに気づいた瞬間が、あなたがこの物語を手放せなくなる瞬間です✨

 

語り手たちの証言のおかげで
読み手の予想がまんまとハズれていく快感… ミステリー好きにはたまらないでしょう。

 

最悪の状況を常に想像させながら
状況がどんどん変わっていくストーリー展開が

読むスピードをさらに加速させるのです。

 

ミスディレクション満載なミステリー、
目を見開くような仕掛けの連続にとことん振り回されてみてください😳😳

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
今日も素敵な読書時間をお過ごしください♪

れんげ

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