たくさんの本が電子書籍化し、本を読む方法が大きく変化し始めています。
現状、書籍全体の30%の売上げを占めている電子書籍版。
街中や、電車の中、カフェでも、
電子書籍片手に読書をしている方を多く目にするようになりました。
「実際、電子書籍が紙の本よりいいの?…使ってみようかな?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで!
今回は電子書籍利用歴5年、これまでビジネス書・小説・実用書・専門書などを読み漁ってきた私が
電子書籍のメリットとデメリット、注意点を徹底比較します。
電子書籍にもデメリットは結構あります!
電子書籍の購入を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
れんげ
・電子書籍のメリット・デメリットを知りたい
・電子書籍利用を考えている/迷っている
・電子書籍が自分の読書スタイルに合っているか知りたい
電子書籍とは?
電子書籍(eBook、電子ブック)とは、従来の印刷物ではなく、
デジタルデータとして電子的な形式で提供される書籍のことを指します。
つまり、本物の紙やインクを使わず、電子端末(スマートフォン、タブレット、電子リーダーなど)や
パソコンを介して読むことができる本のことです。
電子書籍は通常、テキストデータとして電子化され、
専用のアプリやプログラムを使用して閲覧しますが、一部の電子書籍は音声化されているものもあり、
朗読機能を利用して本を聞くこともできます。
電子書籍の入手方法は、書店に行かなくてもインターネット上で直接購入・ダウンロードできます。
扱っている書籍も年々急激に増え始めていて、利用者は現在全体の3割。
現在は、下記のようなジャンルが主に電子書籍化されています。
・漫画
・雑誌
・小説
・趣味/実用書
・ビジネス書
・絶版になり書店に扱われていない書籍
電子書籍を利用するメリット
まずは電子書籍のメリットから見ていきましょう!
メリット① いつでも本が買えてすぐ読める
「本屋さんに行かなくても本が買える!」という便利さにプラスして、
本の到着を待たず、データダウンロード開始…
約10~20秒ですぐに本を読み始めることができます
れんげ
メリット② 書籍の値段が安い
電子書籍は、ネットや書店で購入する紙の本より2~3割安く購入できます。(すべてのジャンルに適応されます)
加えて、割引や期間限定セールも頻繁に行っているため、
半額で新品の本が手に入ることもよくあること。
たくさん本を読む方にとって電子書籍の利用は出費を抑えられるため、経済的にも助かります。
ーーーーなぜ本を安く買えるの?
それは、デジタル化された電子書籍は印刷代や人件費がかかっていないから。
また、書店による紙の本の販売には「再販売価格維持制度」があり、自由に割引ができません。
ですが、電子書籍にはそのようなものが無いため
各電子書籍サイト(販売側)が自由に価格競争できるわけです。
れんげ
メリット③ 付箋を持ち歩かなくていい
電子書籍を持っていると、付箋や栞を持ち歩く必要はありません。
画面に指を滑らせるだけで色違いでハイライトをひけたり、
画面をタップするだけでブックマーク保存できる機能が備わっています。
記憶しておきたいフレーズや重要な箇所に付箋を貼りながら読書をする人にとっては便利ですよね。
付箋を持ち歩いたり、読書を中断する必要がなくなるメリットです。
メリット④ 書き込みし放題+いつでも消せる
ハイライトペン同様、文字も入力し放題。
何度も書き直したり消去ができるので、いつでも書籍を綺麗に見やすく保つことができます。
メリット⑤ 自分好みのフォント・文字のサイズにカスタマイズできる
電子書籍はあなたが快適に読書ができるように、文字の種類やサイズ、明るさを自由自在に変えることができます。
「小さい字が読みにくい」「老眼で本を読むと目が疲れてしまう」
そんな悩みを持った方はぜひ電子書籍での読書を試してみてください。
メリット⑥ 本を置くスペースが要らない
引越す時や、新しい家具を購入したいけどスペースがない時…
本を処分する際の罪悪感や売りにいく面倒臭さに悩んだことありませんか?
一つの端末を持つだけで、100〜1000冊もの書籍が所蔵できてしまう電子書籍は、
本を仕舞うスペースを確保する必要も、本棚を新しく購入する必要もなくなります。
さらに、読みたい本を探すときも検索機能を使えば1〜2秒で見つかるので、
家じゅうを探し回らなくていいんです。
れんげ
メリット⑦ 読み上げ機能が利用できる
電子書籍にある、「読み上げ機能」を使うと、本を開く余裕のない家事をしているときや、
手が空いていない時でも”ながら読書”が楽しめます。
歩いている時や電車に乗っている時…「なんとなく本を出すのが億劫だなあ」
という際にもこの読み上げ機能は便利です。
れんげ
【本を聴くサービス・比較】Kindle Unlimited読み上げ機能とAudibleの違いを徹底比較!迷っている方もこれを見れば解決!
メリット⑧ 本屋に置いていない絶版書籍も読めるようになる
もうすでに絶版になり書店に出回っていない書籍も電子書籍では読めるようになります。
在庫切れになることもないので安心して本が手に入ります。
メリット⑨ 読み放題のお得なキャンペーンあり
購入する電子書籍によって、期間限定の無料・割引キャンペーンや読み放題などの魅力的なサービスを利用できるおいしいチャンスがあります。
おすすめなのは、やはりAmazon Kindleの「Kindle Unlimited」サービス!
月額980円でいろんなジャンルが読み放題なので私も重宝しています。
Kindle Unlimitedサービスのメリット・デメリットについて
こちらでまとめていますので興味があったら参考にしてみてください。【2024年最新】【Kindle Unlimited】登録するべき?しないべき?登録する前に知っておいた方が良いことを全てご紹介します
電子書籍を利用するデメリット
電子書籍の人気が高まり、利用者が急激に増えていますが決して欠点が無いわけではありません。
電子書籍を使い始める前に必ず知っておきたいデメリットについて分かりやすくご紹介します。
デメリット① 初期費用がかかる
本が読めるようになるまでの準備として、本を読むための端末を用意する必要があります。
タブレットやAmazon Kindle、iPadなど…現在利用できる電子書籍は様々。
機能やバッテリー、サイズ、重さも物によって異なるので自分に合うものを見極めて選ぶようにしましょう。
相場は安いもので10,000円〜高いものだと30,000円くらいで購入できます。
料金の詳細、機種によって異なる特徴などはこちらの記事を参考にしてください。【2024年徹底比較】KindleとiPadはどっちがおすすめ?電子書籍人気モデル解説【電子書籍おすすめ】Kindle端末のおすすめ機種はどれ?5分でわかる全モデルの特徴と選び方。
デメリット② サービスやストア自体が終了したら購入したものが読めなくなってしまう
万が一、電子書籍サービスが終了してしまった場合
購入した書籍が手元に残らなくなってしまう場合があります。
サービス終了時には、利用者に対して事前に通知が行われる場合が一般的です。
その際は、利用者は予め購入した電子書籍をダウンロードしておくなどの対応を求められます。
また、サービス終了後に利用者の購入した電子書籍の利用期間や
ダウンロードの可否などが制限されることもあります。
デメリット③ 端末の重さによる手の疲労
端末によって重さも様々。
もし重いものを選んでしまうと、長時間持っていると手が疲れてしまい読書中断の要因になってしまいます。
よく持ち歩くことが多い方は、軽い端末を選びましょう。
家で読書を利用する際は、端末を立てかけられるタブレットスタンドや音声での読み上げ機能を使ってみてください。
【2024年徹底比較】KindleとiPadはどっちがおすすめ?電子書籍人気モデル解説
デメリット④ 友達との貸借や売却ができない
紙の本は友達間での貸し借り、またフリマやメルカリなどに売りに出すことができますが、
電子書籍だとそれができません。
PDFを取り扱っているストアもありますが、ダウンロードしたデータを購入者以外へ渡すことは
禁止されています。
デメリット⑤ 本を中古で安く買えない
紙の本と違い、電子データ版書籍は中古販売などの取り扱いがありません。
ですので電子書籍で読む場合は、全て定価での購入となります。
普段から中古で本を買っている人にとっては、電子書籍が高くつくと感じてしまうかもしれません。
デメリット⑥ 充電問題
電子書籍を利用すると充電が切れることがあります。
途中で電源が切れてしまうと本が読めなくなってしまうので不便に感じるかもしれません。
外出する際は事前の充電、またはモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
私のおすすめのモバイルバッテリーはこちら
これ一つあれば、パソコンもスマホもipadもkindleも何でも充電できます!
各端末のバッテリー事情を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。【2024年徹底比較】Kindle端末のバッテリー寿命はどのくらい?長持ちさせる方法は?買い替え時は?
デメリット⑦ 目の疲労
長時間の電子書籍の利用、特にスマホやタブレットの液晶画面から発されているブルーライトの影響で、
目の疲れやそれに伴った頭痛、視力の低下にも繋がってしまう可能性もあります。
一番の改善策としては、目への負担が最小限に抑えられる読書用専用端末を使用することです。
この電子書籍リーダー(読書用専用端末)はE-Inkと呼ばれる特殊なインクが使われているため、
紙の本に最も近い環境で読書ができるようになります。
デメリット⑧ 紙の本特有の質感を味わえない
紙の本が好き!という読書家の方はたくさんいます。
ページを捲るときのあの紙の質感や音…
本からほのかに漂ってくる紙の香り…など
感覚で楽しみながら読書したいという方には電子書籍はあまり向かないでしょう。
解決策はこれ!【おすすめ読書法】電子書籍と紙の本を使い分ける!
電子書籍と紙の本、どちらも良いところがたくさんあって選べない..
そんな方は、両方の良いところを利用した読書スタイルを始めてみてはいかがでしょうか^^
電子書籍は、持ち運びの便利さやスペースの節約、即時入手可能な点、そして
通勤中や旅行中に手軽に多くの本を持ち歩けるのは、忙しい日常において大きな利点です。
また、検索やハイライト機能により、学習や情報の整理がしやすく、デジタルならではの便益を享受できます。
一方、紙の本は触れる感触やにおいなど、
物理的な存在感(インテリアや本棚作り)を楽しむことができる利点の他に
小説など長時間かけてじっくりと味わいたい作品は、
紙の本のほうが目への負担も軽減され心地よいのではないでしょうか。
私は、電子書籍と紙の本の併用を2年近く続けていますが
外出時や短い時間には電子書籍、家の中での読書や静かな時間を過ごす際は
紙の本を手に取るという風に使い分けています。
電子書籍と紙の本、どちらが優れているということではなく、
その瞬間の気分や状況によって選び分けることが大切です😊
両者の長所を最大限に生かし、読書の幅を広げてくれるような、
あなたらしい読書ライフを楽しんでみてください♪
れんげ