【おすすめ時代小説】“好き”を貫く強さに心動かされる。人生で一度は読みたい『天地明察』

冲方丁『天地明察』の書評ブログ用サムネイル。江戸時代の天文学と暦作りに挑んだ人物を描く時代小説で、知と情熱が交差する感動的な物語が魅力の一冊。

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、冲方丁さんの『天地明察』です。

読みやすさ
(3.5)
展開のテンポ
(4.0)
感動・読み応え
(4.5)
知的満足度
(5.0)

おすすめしたい人
◎深い感動に浸る読書がしたい
◎歴史の裏側を題材にした“人間ドラマ”を味わいたい
◎「好き」をとことん追いかける情熱に背中を押される読書体験がしたい
◎ロマンを感じる“知的冒険”を小説で楽しみたい

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

あらすじ・感想

時は江戸、四代将軍・家綱の治世。
日本独自の“暦”をつくるという、前代未聞の国家プロジェクトが動き出す。
碁打ち衆のひとりでありながら、
算術や天文学に魅せられていく男がその大業に挑む。

 

感想⬇︎⬇︎(ネタバレなし、本を読む前の人にどうぞ)

 

一年中の季節や月日、
日の出・日の入り、
潮の満ち引きなどを予測し記される「暦」。

日々の時間を正確に記録することで
昔の人が農作業の計画を立てたり、伝統行事が生まれたり、

これまで神頼みでしかなかった自然災害や飢饉も
いつ、そしてなぜ起こるのかを
人が把握できるようになる。

 

「暦」というものが
そもそも何のためにあるのか、改暦がどうして必要か、
誰がどんな努力をして生まれたのか..

そんな何も知らない私目のために、
ひとつずつの疑問を潰しながら物語が進んでいく

 

若き主人公の成長と共に
想像するだけでも複雑で、気の遠くなるような
“改暦”計画が成し遂げられるまでを描いた本作。

新しいものを生み出すためには、ただ一人の努力だけでは叶わない。

そこには、地位があって、従うべき家柄があって
複雑な人間関係があって
時代の流れやタイミングがあって…

さまざまな障壁に妨害されながらも、
膨大な時間に命をかけた主人公の労力と
これまで奮闘してきた人たちの研究や強い想いとが合わさって
少しずつ形を成していく

その果てしない過程が
読み手の心を大きく揺さぶります。

 

歴史の裏側ストーリーを知れる面白さはもちろん、
誰もが知っているような大物偉人もサラッと登場✨

 

主人公と関わる姿や彼らの意外な人間性と遭遇し
私の心をさらに弾ませた。

 

これはただの現実逃避ではない。

 

今、目の前に当たり前のようにあるものが
存在しなかった時代に思いを馳せながら

実際に存在した人物が生きていた過去に
タイムスリップする楽しさが最高!

 

ロマンあふれる壮大な読書の旅に興奮しっぱなしでした。

 

まだ見ぬ世界への探究心で満ちた、
子供のように目を輝かせた大人たちがたくさん出てきます。

 

好きなことに突き進む偉人たちの姿、
他人の大業に純粋に喜び合う姿が
本を閉じた後も目の裏にずっと焼きついてる..🥹

 

過去の人物を身近に感じて心に響く、
歴史小説の魅力がぎゅっと詰まった一冊でした。

 

◎歴史の裏側を題材にした“人間ドラマ”を味わいたい
◎「好き」をとことん追いかける情熱に背中を押される読書体験がしたい
◎ロマンを感じる“知的冒険”を小説で楽しみたい

そんな人におすすめです。

みなさん、今日も物語と素敵な一日を✨

 

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