れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、沢木冬吾さんの『約束の森』です。
⚪︎ハラハラドキドキ緊張感漂う心理戦・アクションが好き
⚪︎敵か味方か、正義と悪を混同させる伏線を楽しみたい方に
「約束の森」 著者:沢木冬吾/ あらすじ・感想
妻も職も失った元刑事・奥野は、
かつての上司から指示を受け
北の僻地にある別荘の管理人として働くことを決意する。
そこには元警察犬のマクナイトが捨てられていた。
素性を知らない者同士の謎の共同生活の中
「正体不明の裏組織」の存在が明かされ事態は急展開….
<感想>
大切なものを一度失った男が、
大切なものを守るため愛犬と共に
再び人生と向き合う。
身も心も放心させるほどの衝撃と興奮で
心の中で何度も押した一時停止
本を閉じたり開いたりを繰り返しながら読み進めていく
ーーこうなるはずじゃなかった。
心の準備が間に合わずに真っ逆さまに突き落とされていく感覚を
小説で久しぶりに味わった。
物語の前半と後半
全く別の顔を持つ本作。
就職斡旋の名目で
これまでの暮らしを捨て山奥に住むことになった主人公
彼を待っていた任務とは
初対面の若者男女2人と家族を装うこと。
主人公の妻の事件、虐待犬との出会い、
そこに住み始めた3人の第二の人生の再スタート…のはずだった。
新しい土地での人間関係に四苦八苦する姿に笑いと涙
心温まる穏やかな気持ちに浸っていたら….
時すでに遅し
気づいた時には、恐怖と緊迫感に支配されている。
孤独な1人と1匹による心温まるミステリ..と思いきや
生き残りを懸けた死闘のサバイバルサスペンス
読書中は色んな感情を引き出されて
正直、思考回路がパンク寸前でした。
著者沢木冬吾さんは、
どんな方向にも物語を面白く展開できる引き出しを
常にいくつも持っているのではないか。
まだまだ話を長引かせて欲しいと願ってしまうくらい没入感がすごかったです。
鳥肌立つくらいゾクゾクハラハラする小説が好きな人にぜひ読んでみて欲しいです^^
今日も小説と
とびきり楽しい1日を♩
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