【おすすめ京都ファンタジー】狸たちと駆け巡る、京都の物語|森見登美彦『有頂天家族』感想|可笑しくて、切なくて、温かい

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、森見登美彦さんの『有頂天家族』です。

読みやすさ
(4.5)
心が温まる
(5.0)
余韻
(4.0)
没入感
(3.5)

おすすめしたい人
◎忙しい毎日の中で、ほっと一息つけるような癒しされる物語が読みたい
◎家族の温かみを存分に感じる物語が好き
◎現実を忘れて物語に浸りたい人

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あらすじ・感想

舞台は千年の都・京都、狸と天狗が共存する世。

人間たちの手により父親を狸鍋にされ、

残された一家の家族愛にあふれた危機一髪の逆襲劇。

 

感想⬇︎⬇︎(ネタバレなし、本を読む前の人にどうぞ)

 

笑いあり涙あり、
モフモフでふわふわな狸たちの
波乱万丈な感動ドラマ。

 

予想を裏切るストーリー展開と
心揺さぶる深いメッセージ性が

読み手を物語の世界へとぐいぐい引っ張り込んでいく。

 

手が届きそうで届かない、
もしかしたら現実に起こってるかもしれない

 

読み手の想像力を無限に膨らませてくれる
森見さんのファンタジー世界が最高に面白い。

 

子どもの頃によく見ていた
ジブリ映画『ぽんぽこ』の映像が浮かんできて

 

懐かしさと感慨深さに包まれながら、
本作との再会を噛み締めて読みました🥹

 

人よりも愛情深く義理堅い
しっちゃかめっちゃか賑やかな狸の世界

 

私たち人間から見た、良いこと悪いことの境界線も
人道的な考え方もここでは通用しない。

 

だからこそ固定観念にとらわれずに
“本当に大事なこと”に気づかせてくれる本作。

 

可愛い顔して、ふわふわしてて
おっちょこちょいなのに

 

家族のためなら、命を惜しまず
果敢に敵(人間)に立ち向かっていく
彼らの勇敢さと愛情深さに泣かされる。

 

ーー「一つの大きなサヨナラが遺された者たちを繋ぐ」

 

後半からは、涙を誘う壮大な家族物語に化け
読み手を裏切らない
心温まるラストが待っています。

 

隣を歩いている人は
もしかしたら狸かもしれないなんて

 

春の陽気にぴったりの、
心を明るく照らしてくれる一冊です。

 

⚪︎忙しい毎日の中で、ほっと一息つけるような癒しされる物語が読みたい
⚪︎家族の温かみを存分に感じる物語が好き
⚪︎現実を忘れて物語に浸りたい人

そんな方におすすめです🌱

 

みなさん、今日も物語と素敵な一日を✨


 

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