れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、横山秀夫さんの『半落ち』です。
・飽きないで最後まで読める小説が読みたい
・警察組織の上下関係、内情が絡むストーリーが好き
「半落ち」 著者:横山秀夫 / あらすじ・感想
アルツハイマー認知症の妻を手にかけ自首してきた現職警察官。
殺害から自首までの2日間の出来事だけは
決して真実を語ろうとしない彼が
胸に秘めていた想いとは…
空白の二日間。
彼は妻を置いてどこで何をしていたか..
–殺したのはわたしだ。
動機も全て話した。
お願いだから放っておいて欲しい。
犯人のもの静かで優しそうな人柄とは
相反する思惑は飛び交う中
真相を明かしてあげることが
犯人を悲しませてしまうのか、助けてあげられるのか。
途中から究極の選択を強いられた登場人物になったような気持ちで読んでいました。
自首した者がエスカレーター式に
刑務所まで行けてしまう仕組み
会社での単独行動が決して許されないルールの中で
—それでも守りたい信念がある
—譲れない生き方がある
歪んだ社会の中で
それでも正義を追い求めていく男たち
記者、刑事、弁護士、裁判官、刑務所監視官
いろんな角度から事件に切り込んでいく展開が
実に面白かったです。
そして読者を裏切らないラスト…
ああ、この終わり方で良かったんだ。
そう..確信を持たせてくれました。
✔犯人に寄り添うストーリー
✔色んな形の「正義」が登場する
✔警察小説
どれか一つでも好きな方は楽しめると思います^^
今日も素敵な読書時間をお過ごしください^^
れんげ🐰
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