【読みやすい時代小説】男気溢れる忍者の生き様にうっとり。臨場感あふれる戦闘描写でぐんぐん読ませる1冊

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、司馬遼太郎さんの『梟の城』です。

読みやすさ
(4.0)
人間ドラマ
(4.0)
アクション
(4.0)
恋愛
(3.5)

おすすめしたい人
⚪︎人間模様が色んな方向へと動いていくストーリー展開が読みたい
⚪︎人情味溢れる時代小説が読みたい
⚪︎忍者の暮らしや純愛が描かれた物語に興味がある方

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

「梟の城」 著者:司馬遼太郎 / あらすじ・感想

信長に父母、妹、一族を惨殺された怨みを胸に、
豊臣秀吉の暗殺を狙う伊賀者・葛籠重蔵と、
忍びの道を捨て、仲間を裏切り重蔵を捕らえて金を得ようとする相弟子・風間五平。
対照的な道を選んだふたりが今、敵として再会を果たす。

<感想>

時代小説とは思えない読みやすさ
映画を見ているような波瀾万丈な展開で
終始、興奮が冷め止まなかった本作。

知らない世界を知れる嬉しさ、
自分とは違う境遇が歩む人生を体験できる楽しさで
ワクワクが止まらない読書時間が最高でした!

日本の三大忍者「伊賀者」の生き残り
葛籠重蔵と風間五平。

ハリウッド映画並みの急展開が続いていく物語の中で

事実、戦国時代の合戦で活躍してきた彼らの
信念や根性、そして本音…

“忍者という業”にかける想いの丈が
存分に綴られていく。

人の目を簡単にくらませてしまう武器の登場に
熟練されたしなやかな身の捌き、
死を前にしても決して折れない、彼らの並外れた精神力

これで終わりかと思いきや

普通の幸せに想いを馳せる姿や
恋をわずらい悩む苦しむ姿、
敵に命乞いをする情けない姿など
人間くさいところもばっちり見せてくれました😊

仲間や家族を失っても
忍者としての生き方を貫き続ける重蔵と

忍者を捨て仲間を売り
違う生き方でもって幸せを掴もうとする五平。

さらに物語では
彼ら2人に想いを寄せる女忍者たちの存在も欠かせません

忍者としてでなく、
他人の陰謀の道具になるのでもなく、

ーーただの女として好きな人に振る舞いたい。
恋をして結婚をして女としての幸せを手に入れたい。

内に秘めている業への恨み悲しみと葛藤する様子に
読み手の感情移入を誘います。

苦しくても裏切られても受けた仕事はしっかりこなす。
流派に背くことはせず、忍者らしく振る舞うことを忘れない

とっても素直で
かわいらしい女たちが
戦いの時に豹変する姿に惚れ惚れ。女の強さに心底痺れます。

私の予想と反して
仲間想いで情に厚い
義理や恩を大事にする忍者の本性。

自分がどう生きたいか
この世の中でどう在り続けたいか
自分が何を求めるのか

「死ぬ瞬間まで忍者でいたい」と願う
彼らの信条の深さに恐れ入りました。

果たして重蔵は、
“秀吉暗殺”という大役を果たせるのか…
最後の最後まで目が離せない結末です😊

ぜひチェックしてみてください。

では、また🐰

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