れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、著者 中島京子さんの『夢見る帝国図書館』です。
・厳しい時代を生きた女性の人生観が知りたい
・しっとり心に沁みながらも希望を持てる読後感を味わいたい
「夢見る帝国図書館」あらすじ/感想
“図書館が主人公の物語”を書いてみないか?
上野で出会った喜和子さんが作家のわたしに提案した。
かつて図書館を愛した文豪たち、関東大震災、戦争、上野動物園…
帝国図書館の歴史をじっくり解いていくことにしたわたしと喜和子さんとの物語。
世界一の帝国図書館にしたかった、
いや、なるはずだった。
上野にある国際子ども図書館の歴史を
隙間隙間に忍ばせながら辿っていくのは…
主人公が出会ったひとりの老婦人、喜和子さんの人生。
彼女が愛した図書館、
きっと図書館も..彼女のことを愛していたはず
増築はいつも後回しにされ
常に金欠状態。
…なのに
文豪たちや本が好きな人々でいつもあふれていた、
帝国図書館。
出会いと別れを何度も繰り返してきた彼だからこそ
見えていた時代の流れ
戦争の理不尽さ
建物ってことを忘れてしまうくらい生き生きとした視点が
とても新鮮で、感情を揺さぶられた。
これは悲しいお話です。
でも、
中島京子さんの手によって愛らしくて温かい世界に化けていた。
物語としても面白い
図書館の歴史を知る資料としても面白く読める物語でした。
森鴎外「雁」をはじめ、
文豪作家の作品たちが物語中に散りばめられていて
文学好きにはたまらない世界だなと思いました。
私も本作に登場する作品を少しずつ追っていこうと思います。
物語の中の「本が大好きな喜和子さん」
彼女が本の素晴らしいところ、おすすめ文豪小説…について話してくれます。
それを聞いているともう…
私も全部読みたい! もっと本を読みたい、って
本を閉じる頃には読書欲が倍増していました
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください。
れんげ
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