南の島バリへ逃避旅。五感をくすぐるリラックス読書体験!山田詠美「熱帯安楽椅子」を読みました。

南の島バリ島を舞台にしたおすすめ小説

恋をした私は小説が書けなくなった。

褐色の肌をした男たち、波の音….
バリ島デンパサールへの女ひとり旅、
現実の喧騒から離れた逃避行を描いた物語。

五感が研ぎ澄まされていく、癒しの読書体験を

れんげ

こんにちは、れんげです
この記事を書いている私は、年間読書量250冊以上・小説好きのインドア女子です。このブログでは、私が本を読んで感じたことや心からおすすめしたい物語をご紹介しています。本選びの参考にして頂けたら嬉しいです

今回読んだのは、山田詠美さんの『熱帯安楽椅子』です。


こんな人におすすめ
・現実逃避したい
・南の島を舞台にした物語に癒されたい
・官能的で独特な文章に酔いしれたい
・海外ひとり旅気分♪を物語で味わいたい

癒し・リラックス
(5.0)

官能的
(4.0)

読みやすさ
(3.0)

場面切り替え
(2.0)

全体の評価l
(4.0)

あらすじ

私は小説を書いていた。そして、お遊びが好きだった…。
友人に勧められるままに向かった先は、魅惑の島・バリ島デンパサール。
褐色の肌の若者との愛が、主人公の中に眠っていた性愛を静かに呼び起こしていく。
過去の思い出を忘れ、美しい夕陽に映し出される豊潤で濃密な愛の物語。

物語からバリの雰囲気を味わう

南の島バリが舞台のおすすめ小説
バリ島の独特な気候、海の香り、波の音..
ここまで五感を刺激された物語は読んだことない。

南の島の魔法にかけられてしまった主人公。

湧きあがってくる性愛に身も心も癒されていく。
バリでできた恋人との夢のような楽しい時間から帰国するまでの切ない恋が描かれている本作は、

バリ島での日常が過去の恋を引きずったままの主人公を身も心も癒していく様子が描かれている。

著者、山田詠美氏のクセのある文体と官能的な表現が、
読者を南の島に流れるゆったりした時間と温かい空気へと惹き込んでいきます。

褐色の肌をした男の人たちの魅惑の魅力、
ホテルマンとの毎朝のたわいのないやり取り、
真っ直ぐに見つめてくる少年の目….

視界に入ってくるもの全てが

主人公の心の奥底にねむっていた情熱と性愛と感性と…そして自己愛を呼び覚ます。

過去の思い出は死んだ。私はあの男を許す。

心の奥底に抑えていたものが一気に開放される快感。

一度味わってしまうと、
もう元の場所には、
元の自分には、
戻れなくなってしまうような心地よさ。

知らない自分を発見して、はじめて出会った自分を好きになっていく主人公から

旅行の楽しさ、バリの魅力が伝わってきます。

南の島に恋人ができたら…なんて妄想したくなる、
現実逃避にぴったりの一冊です。

私の旅行記 in バリ島

本作を読んだタイミングで、私もバリ島に行ってきた。
初めてのインドネシア。

南の島を舞台にしたおすすめ小説

毎日通ったコーヒー屋さんのグッモーニン🙋‍♂️が最高に気持ちよくて
屋台やご飯屋さん、タクシーのお兄さんたちみんな優しくて温かかった。

南の島を舞台にしたおすすめ小説

途中、スマホを無くしてしまったり(タクシーの人が持ってきてくれたので無事)
日差しが強すぎて目が開けられなくなったり、連れがバリ腹になって病院に行ったり…

いつもだったら取り乱してしまっていた出来事が

不思議と「まあいっか、なんとかなるか」って
自分から難しく考えることをやめていて… 新しい私を見た気がしました。

これも小説にあった”バリマジック”かな…なんて
なんだか無性に納得(*´꒳`*)

南の島を舞台にしたおすすめ小説

人も犬も猫も、
みんなゆったり。

灼熱の太陽と、美しく静かな月明かりで..とろけそうなひとときにうっとり。

南の島を舞台にしたおすすめ小説

南の島を舞台にしたおすすめ小説

日本からの直行便ができたら..また行きたいな。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もみなさんが素敵な読書時間を過ごせますように♪

れんげ

 

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