れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、道尾秀介さんの『雷神』です。
⚪︎トリック、伏線回収に騙されたい
⚪︎登場人物と一緒に推理を楽しみたい
「雷神 」 著者:道尾秀介/ あらすじ・感想
ある日、埼玉で小料理屋を営む幸人へ
一本の脅迫電話がかかってくる。
ーー娘に真実をバラされたくなければ、
金を用意しろ。
恐怖から逃れようと、娘と共に故郷である
新潟県羽田上村を訪れるが…
凄惨な事件、そして過去の続きが動き出す。
<感想>
雷が落ちてきたような
怖く哀しい衝撃で…読後は放心状態でした。
気持ちがひどく沈んでいる時には読んではいけない
道尾さんの神シリーズ。
二度と取り返しがつかない、
“悪意のない罪”から生まれる感情描写がうまい。
道尾さんの手によって、登場人物
そして読み手までもがジリジリと追い込まれていく。
私は今回も、まんまと誘導されていきました。
言われるままについていった先に待っている
してやられた感。この感覚が癖になる。
これを見破るなんて土台無理な話だ..と
自嘲するところまでが楽しいポイントです。
ただ家族を守りたかった。
全て自分ひとりで罪を負ったと思っていたものが
実は…
物語一番の盛り上がりを見せた
ラストの伏線回収
息を呑む衝撃と
次々と押し寄せてくるやるせなさの中に
大切な人を純粋に想う優しさが感じられて
余計に哀しさが増していく。
心を抉られながらも、それでも先が知りたい。
ぐいぐい読ませるストーリー展開が秀逸です😌
徹底された不条理世界で
現実から読者を本の中へと連れてってくれる一冊、
純粋に読書楽しみたい方はぜひ一度手に取ってみてください。
今日も本と楽しい1日を!
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