お仕事や身の回りの人間関係に疲れた時は、心がホッと休まるほっこり小説。
毎日頑張っていると、家で何も考えずにぼーっと現実逃避したい時や、誰とも会いたくない時だってありますよね。
今回は、何度も読みたくなるような、心温まる、ほっこり小説をご紹介致します。
空いた時間の息抜きにも是非、ご活用ください♪
れんげ
この記事を書いている私は、年間読書量250冊の小説好きインドア女子です。私が本を読んで感じたことをそのまま書いています。本選びの参考にして頂けたら嬉しいです
コンテンツ
- 疲れた時や落ち込んでいる時に読みたい!心温まるおすすめ小説をご紹介します。
- 電車で起こる奇跡たち『阪急電車』
- キョーレツな登場人物に圧倒されます『大事なことほど小声でささやく』
- お話と一緒に人も繋がっていく連作短編集『木曜日にはココアを』
- 泣き晴らした後のようなすっきり読後感『昨夜のカレー、明日のパン』
- ファンタジーのような現実のお話『春、戻る』
- 大切な人が目の前に浮かんできます『ツバキ文具店』
- 時代小説ならではの温かさと懐かしさを感じる一冊『まるまるの毬』
- 繰り返し読みたくなる家族のお話『流しのしたの骨』
- 面白くて、愛おしい『木暮荘物語』
- いつも本棚に置いておきたい一冊『キッチン』
- ラスト、伏線がすべて繋がった時….『ナミヤ雑貨店の奇跡』
- 必要としている者だけが辿り着ける『虹の岬の喫茶店』
- 一番大切なものは目に見えない『あずかりやさん』
- 合わせて読みたいおすすめ記事
- 最後に
疲れた時や落ち込んでいる時に読みたい!心温まるおすすめ小説をご紹介します。
電車で起こる奇跡たち『阪急電車』
人との繋がりの温かさを綴った短編集
乗り合わせた乗客同士が出会うことで人生が少しずつ交差し変化していきます。
恋する者、別れを決意する者..電車での素敵な出会いが描かれた心に響く傑作です。
映画もおすすめです!
キョーレツな登場人物に圧倒されます『大事なことほど小声でささやく』
笑いあり、涙ありの後味が良い心温まる物語です。
身長2メートル超のマッチョなオカマのゴンママと彼女が営むスナックに集まるジム仲間たちの笑って泣ける人情小説。
いつも明るく振る舞っている人ほど、深い悲しみを心に抱いている。
不安や悲しみをゴンママのカクテルと言葉が癒してくれる連作短編集。
お話と一緒に人も繋がっていく連作短編集『木曜日にはココアを』
日常のほっこりがギュッと詰まった作品です。
すべてのお話がどこかでリンクしている本作は、人との繋がり、人生の楽しさを思い出させてくれます。
ほんのり恋愛の要素も入っていて、さじ加減が心地良い一冊です。空いた時間に癒されたい方におすすめ。
続編はこちらです。合わせてどうぞ^^
泣き晴らした後のようなすっきり読後感『昨夜のカレー、明日のパン』
夫を、息子を無くした彼らがゆっくりと立ち上がっていく姿に、心温まります。
25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁のテツコと一緒に暮らす一樹の父・ギフがゆっくりと一樹の死を受け入れていく感動物語。
一樹との想い出に浸りながら、新しい出会いや周囲の変化が二人の悲しみを包み込んでいきます。
ファンタジーのような現実のお話『春、戻る』
現実では完全な不審者な人物設定だけど、妄想が進みます。
結婚を控えた主人公・さくらの前に突然現れた兄を名乗る青年。
知らず知らずのうちにさくらの生活に溶け込んでいく”青年”の正体は一体..?
物語の予想がどんどんはずれていくので、余計に先の展開が気になります。あっという間に読み終える軽めの一冊^^
大切な人が目の前に浮かんできます『ツバキ文具店』
読後、誰かに手紙を書きたくなります。
鎌倉の人々や代書という仕事に向き合っていくうちに、鳩子は亡き祖母への自分の気持ちに気付かされていきます。
心温まる感動作です。
時代小説ならではの温かさと懐かしさを感じる一冊『まるまるの毬』
時代小説が好きな人におすすめです。
武家を切り捨て、職人の道を選んだ治兵衛と出戻り娘のお永とその娘のお君、三人の愛と人情と和菓子に溢れた心温まる物語です。
時代小説読んだことがない人も挑戦してみて^^
繰り返し読みたくなる家族のお話『流しのしたの骨』
淡々としていて何も起こらないけど、読むと落ち着きます。
夜の散歩が習慣の19歳のこと子が話す、家族の何気ない日常。
ちょっと変だけど、毎日平和で幸福な宮坂家を描いた心温まる物語です。
こと子の視点で描かれる家族の面々が、とても愛おしくてつい何度も手に取ってしまう一冊。
面白くて、愛おしい『木暮荘物語』
他人だからこそ分かり合える関係、繋がる心を描いたほっこり小説
小田急線沿いの世田谷周辺に位置する全六室のボロアパート、木暮荘が舞台。
そこに住む4人はそれぞれ平穏な日々を送っているように見えるが、実は悲しみと悩みを抱えていた。
”隣人”というだけの程よい距離感の中に、生まれるぬくもりに心から安らぎを感じれる連作短編集。
いつも本棚に置いておきたい一冊『キッチン』
温かい人たちに囲まれる主人公を見てると心が癒えていきます。
唯一の肉親であった祖母を無くし、祖母と知り合いだった雄一とその母が住む家に同居することになった主人公のみかげのお話。大切な人の喪失…そして自分の心の再生を描いた心温まる物語です。
ラスト、伏線がすべて繋がった時….『ナミヤ雑貨店の奇跡』
過去と未来の出来事を手紙が結んでいく設定が面白いです。
泥棒少年3人が忍び込んだ古い家は、かつて店主が手紙で悩み相談を受けていた雑貨店だった。
廃業しているはずなのに、どこからともなくポストに入ってくる過去からの手紙に3人は….
張り巡らされた伏線回収が見事な東野圭吾さんのファンタジー長編物語です。
時間がたっぷりある時に集中して読みたい作品です。
必要としている者だけが辿り着ける『虹の岬の喫茶店』
小さな岬の先端にある喫茶店。店主が美味しいコーヒーとともにお客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれるその場所は、心に傷を抱え、癒されたいと願う者だけが辿り着ける。人の思いやりと優しさに心温まる感動連作短編集です。
一番大切なものは目に見えない『あずかりやさん』
人生においての大切なものについて考えさせられる作品
1日100円でなんでも預かってくれる「あずかりやさん」は、東京の下町にある商店街のはじでひっそり営業。
お店ののれんやカウンター、自転車などが一編ごとに語り手となって進む短編集です。
軽く読めるシリーズ作品。息抜きにおすすめです。
シリーズ作品はこちらです。
合わせて読みたいおすすめ記事
心温まる小説がお好きな方には、カフェをテーマにした小説もおすすめです。
コーヒーのいい香りが漂ってきそうな、カフェ気分を味わえる作品が気になる方は、
ぜひこちらの記事もチェックしてみてください♪
カフェ・喫茶店が舞台のおすすめ小説集めました。静かでゆったりしたカフェ気分を小説で味わいませんか?
最後に
疲れている時やリラックスしたい時におすすめの心温まる小説をご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
読み終えた後にほっとしたり、やさしい気持ちになれる作品を厳選しました。
いろんな作家さんの作品をご紹介いたしましたが、ぜひ他の作品も読んでみてください^^
最後までありがとうございました♪
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしください🌸
れんげ
小説選びに困っていませんか?
年間250冊以上の小説を日々読み漁っている私が、あなたの性格や好み、読書の目的などをもとに、心を込めて小説を選書するサービスを始めました♪
今話題急上昇中の新しい読書スタイル「選書サービス」を活用して、読書をもっと身近に、そして習慣にしていきませんか。
いろんな物語に触れて自分の内面を磨きたい!
感受性を養いたい!
今まで読んだことがない物語と出会いたい!
そんな多くの方にご利用いただいております。詳しい詳細はこちらをご覧ください⇩⇩