【医療トリック×家族愛の推理ミステリ】怒涛の伏線回収によるラストの追い上げが圧巻!最後まで結末が見逃せない1冊

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、知念実希人さんの『螺旋の手術室』です。

読みやすさ
(3.5)
ハラハラゾクゾク
(5.0)
家族愛
(4.0)
人間ドラマ
(4.5)

おすすめしたい人
⚪︎医療ミステリが読みたい
⚪︎疾走感+どんでん返しを楽しみたい
⚪︎家族愛に感動するお話が読みたい方におすすめ

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

螺旋の手術室」 著者:知念実希人/ あらすじ・感想

純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、
手術中に不可解な死を遂げた。
その後も続く教授候補たちの突然死。

医師であり、亡き准教授の息子である裕也は
疑問を拭えず独自で調査を始めるが…
真相と共に大きな慟哭が彼を待ち受けていた。

<感想>

「人の死」が一番間近にある医療現場という舞台で
起こった殺人事件。

事故か故意か。

現場にいた者も気づいていない、
ほんの小さな異常事態に
助手であり患者の息子ただひとりが不信感を抱いた。

色んな立場や背景を持つ者の憶測、
欲望、勘違いが絡み合い
読み進めるほど頭にハテナが浮かんでくる

まさか物語がこんなに方向に展開されていくとは
思いもしませんでした。

終盤で一気に解消されていく快感と

”まだまだ終われない”って作家の声が聞こえてきそうなストーリー構成の

お互いの反発具合がめっちゃ面白かった。

父親の厳格さの裏側にはどういう意図があったのか。
彼は息子たちに何を伝えようとしていたのか。

当人は亡くなってしまって
もうこの先一生聞くことができない真実に
主人公が何としてでも近づこうと
必死に追う姿が切なかった。

親にとって子供はいつまで経っても子供
子供にとっても、親はいつまでも親なんだ。

大人と子供の時の記憶のズレを修正したい、
両親のことを1人の人間として知りたい、
受け止めたいと初めて思い始める彼の気持ちに共感しました。

ラストはもう、苦しいくらい心に沁みる。

ミスリードに深い人間ドラマにどんでん返し。
医療ミステリならではのトリックも面白くて
また読みたいと思える没入感が贅沢な一冊でした😌✨

 

 

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