【感情がえぐられる青春群像劇】朝井リョウ『スター』が心に刺さる理由|表現したいのに苦しい人に読んでほしい一冊

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、朝井リョウさんの『スター』です。

読みやすさ
(4.5)
10代~20代◎
(5.0)
人生を変える出会い
(4.0)
泣ける
(3.0)

おすすめしたい人
◎キャリアや働き方に悩んでいる人
◎「自分らしさ」や「正解のない時代」に迷っている人
◎人の心の機微や葛藤を丁寧に描いた群像劇が好きな人

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

あらすじ・感想

「どっちが先に有名監督になるか、勝負だな」

新人映画祭でグランプリを受賞した立原尚吾と大土井紘。
大学卒業後、有名監督の元での助手、Youtubeでいちからのスタート..ふたりは別々の道を選ぶ。

世の中の価値は何をもって測られるのか、
新時代のスターを問う衝撃作

<本の感想>

やりがい、
一番になりたい、
自分が納得できる創作がしたい

誰もが情報を発信できるようになった今、
どこに基準を定めて自分を高めていけばいいか

比べる相手は誰か。

この物語から
現代人が常に悩みながら動いているかがよく分かる。

キャリア、お金、
自由があるうえで成立する自分らしさ

その現実とぶつかり、悩み迷いながらも目の前の仕事をこなしていく主人公たちに

自分を重ねたり
初めて出会した考え方があったり

「古いが良い」「王道が正しい」が無くなった今、
どこに価値を置けばいいのだろうって

悩む二人の上下する苦しい心が共感を誘いました。

時代の変化に対応できない者が落とされていく中で
今までどうにもならなかった者がスターになれる時代。

ーーー変わってしまう時代の中で、
唯一変わらないように努力することができるものとは。

自分との向き合い方、不安や焦りの受け流し方を学べる一冊でした。

自分がやりたいことを見失なった時
どこに向かえばいいか分からなくなった時に
また読み返したい🌷

それでは、また次回

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