【おすすめ短編小説】温かい繋がりに心がほどけていく読書体験。大人が前を向くための一冊。

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、桜木紫乃さんの『ワンモア』です。

読みやすさ
(4.0)
没入感
(3.5)
心温まる
(4.0)
共感できる
(4.0)

おすすめしたい人
◎”泣ける”を無理にアピールしてこない、予測不能な人生模様が読みたい
◎主人公の感情の機微が丁寧に描かれた物語を好む
◎読み進めるごとに深みが増していく短編小説が読みたい

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

あらすじ・感想

月明かりの晩、よるべなさだけを持ち寄って肌をあわせる男と女。
傷ついても、つまづいても
たとえ「死」が目の前に迫ってきても…
人生は何度でもやり直せる、きっと――。

感想⬇︎⬇︎(ネタバレなし、本を読む前の人にどうぞ)

物語の繋がりが、そのまま人と人の繋がりになる連作短編集。

 

テンポがよく読みやすい
でも、決してチープではない複雑な感情描写に
どんどんのめり込んでいきました。

 

泣ける話や
最初からハッピーエンドだと分かってしまう話が
出てこないのが本作の魅力。

 

物語では、
「生と死」をテーマに医療関係で働く登場人物たちが
さまざまな局面に立たされ、人生を左右する大きな選択を迫られます。

 

どれも正解のない問いだからこそ、
登場人物たちそれぞれの考え方や性格が
物語の中に染み出してきて読み応えがありました。

何が起こるか予想できない
『人の人生』を思わせるストーリーの連なりを辿っていくと

 

他人の気持ちを理解すること、
自分の素直な気持ちを人に伝えることが
どんなに難しいか。

 

無理に理解しようとしなくても、
無理に理解されようとしなくてもいい。

 

無駄に高く積まれたプライドも、
必死に築いてきた防衛壁も――

 

積み木のように、ぽろぽろと崩れていくような
緊張が解けていく心に

戸惑いながらも前向きになっていく自分に気がつきます。

 

ひやりと冷たい作風だと思っていた桜木紫乃さんの
思いもよらない変化球。

 

清々しく温かな風が吹き抜けるようなラストが
物語の余韻をより鮮やかに盛り上げてくれて🌸

 

心に残る素敵な作品でした👏

 

⚪︎”泣ける”を無理にアピールしてこない、予測不能な人生模様が読みたい
⚪︎主人公の感情の機微が丁寧に描かれた物語を好む
⚪︎読み進めるごとに深みが増していく短編小説が読みたい

そんな人におすすめです☺️

みなさん、今日も物語と素敵な一日を✨

 

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