れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、桂望実さんの『嫌な女』です。
◎キャラの強い女性が出てくる小説が好きな人
◎日常にありそうな共感できる人間ドラマが読みたい人

あらすじ・感想
寂しさと孤独を抱えた弁護士、徹子のもとに
数年おきに頼りにやってくる遠縁の夏子。
女という武器を使い、男に金を使わせる天才の彼女に付き合わされる度、嫌悪まるだしの徹子だったが….
主人公の20代から70代に渡る弁護士人生に沿って描かれる
<ネタバレなしの感想⇩>
徹子と夏子
弁護士と詐欺師
正反対の二人がじっくり成長していく様子に魅せられる。
特に取り柄もなく、人と関わることが苦手な徹子が
弁護士という職を通して
人と上手に関わる術を身につけていく。
彼女が会いにいく人
彼女を責める人、
彼女が好きになっていく人、
ひとりひとりとのやり取りに
一筋縄ではいかない気難しさがあり
スカっとする爽快さがあり、
虚しさ、感情をもつ人間らしい愛らしさがあって
目が離せなかった。
夏子は、正真正銘「嫌な女」
でも物語を読んでいくと必ずしもそうでないことに気付かされ
この展開が実に面白い。
次はどんなことしでかしてくるだろう..
ワクワクしながら物語を追っていきました。
何を幸せと呼ぶか
騙されたと判断する基準が何なのか
人間の本心というのは計り知れない。
家族も友人も恋人も、分からないことだらけ。
それを上手に引き出していく弁護士さんたちは
第三者として正論を悟すのではなく、
最後まで聞き手でいる。
中立を崩さないように寄り添いながら
静かに本心を引き出していく。
頭で分かってはいても、気持ちが追いついていかないこと。
受け入れてしまったら自分を失ってしまうのではないか。
生きていると誰にでもそういう瞬間がいくつもやってくる。
ーー丸ごと受け止めておしまいなさい、
そうすればきっと今より生きやすくなるわよ。
そんな時はかなこさんの言葉を心に響そう😌
物語の構成、登場人物たちの人柄が特別に素敵な一冊でした。
今日も一日頑張ります。みなさん良い一日をお過ごしください。📚
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