れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、横山秀夫さんの『ルパンの消息』です。
・昭和を舞台にノスタルジーな気分を満喫したい
・怒涛の伏線回収でスッキリしたい
「ルパンの消息」 著者: 横山秀夫 / あらすじ・感想
15年前に起きた女教師の自殺。
一本の電話から殺人事件である可能性が浮上する。
時効まで残されたのはわずか24時間。
他殺か自殺か…
15年前の関係者たちの供述だけを頼りに真犯人逮捕に挑んでいくミステリー。
24時間で15年の月日を辿ってきたような満腹感。
後半の怒涛の回収がすごかった。
これがデビュー作..?ほんとうに?
ラストのどんでん返し、
犯人を逃すまいと切羽詰まる警察側の緊迫感
関係者として連行された元悪ガキ3人組の変貌ぶり…
青春時代を共に謳歌した3人の生き方に
時の流れに対する寂しさを感じて…なかなか深かった。
歪んだ真相を胸に残したまま大人になった3人の15年間。
毎日一緒にいた仲間。
全部分かっていたようで本当は何も見えていなかった、あいつの気持ち。
青春、友情、自殺、同性愛..
登場人物たちの感情の動き、ストーリー展開が早く
どんどん引き込まれていきました。
謎解きには、三億円事件までも絡んできて
24時間とは思えないボリュームです👏
事件の真相は悲しいけど、
それ以上にこの物語の構成がすごかった😏
これがデビュー作..? (二回目)
ミステリー名手による、切れ味抜群+涙を誘う推理小説
これは一度読んだほうがいいです。
名作と呼ばれる作品は、時代設定は古くても全然楽しめる!
いつ読んでも色褪せない凄みがあります。
横山秀夫さんのデビュー作、あっという間に読めちゃいました。
勝手にハードル高いなと思っている作家さんは
案外読みやすくてびっくりして、
そこから一気にハマってしまうことありません?
食わず嫌いが一番もったいない!
そんな時は、思い切って超名作から手に取ってみると
だんだんハードルが下がってきて新しい発見に出会えたりする♡
今日も素敵な読書時間をお過ごしくださいね^^
れんげ🐰
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