れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、三浦綾子さんの『道ありき』です。
・信仰心/宗教について全然知らないけど興味がある
・「誰かを愛する」についてじっくり考えてみたい
・人生の教訓となるような本が読みたい
「道ありき」 著者: 三浦綾子 / あらすじ・感想
日本敗戦、13年もの闘病生活、そして信仰心との出会い
これは、著者・三浦綾子さん自身の自叙伝であり、
壮大な恋愛小説である。
彼女自身が苦しみの中で行き着いた真の意味の
「愛」
お互いが側にいないと生きていけない、これは本当の愛ではない。
誰かを”愛する”
それは、自立につながり、生きることにつながり、やがて幸福へとつながっていくべきものだ。
死んでしまいたい気持ちになっても最後まで生きぬくこと
自分がいなくなってしまったその後のことを考えること
どんなに辛い時も、決して心配はさせないよう先回りして配慮すること
とんでもない恋愛物語を読まされた。
途中、涙で前が見えなくなったシーンもあって
この衝撃はこれから先、忘れないと思う。
人が信仰できる何かと出会う
その中身に対して
単なる綺麗ごとだと捉える人、批判する人もいる
その一方で
有言実行、生き方を変えて前を向こうとする者がいる
心髄から湧き上がってくる感動、当人にしか分からない境地
キリスト教、宗教色の強いお話だけど
実は、ビジネスや子育て、恋愛… 生き方そのものが
一本の線で繋がっていることに気付いてしまう。
導いてくれるもの、心の支えとなるもの、自分を納得させる物語が
人間の生死を左右してしまうほどの大切さを本書から知ることができました。
三浦綾子さんの作品は、キリスト教色が強いことで有名ですが
彼女のこれまでの人生を辿っていくと…なるほど何も言葉が出なくなってしまうほど感銘を受けます。
信仰する何かがある人への敬意と尊敬、
今までの人生で味わったことのない人の温かみ、優しい気持ちを抱ける物語だと思います。
興味があったらぜひ読んでみてください。
ちなみに本作は、三浦さんの代表作「氷点」を先に読んでおくともっと楽しめると思います^^
【死ぬまでに一度は読みたいおすすめ小説】読み手を放心させる不朽の名作、三浦綾子さんの「氷点」を読みました
それでは、今日も素敵な読書時間をお過ごしくださいね!
れんげ🐰
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