【感動の人間ドラマ×ミステリー】『盤上の向日葵』感想|プロ棋士の壮絶な人生に震える傑作小説

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、柚月裕子さんの『盤上の向日葵』です。

読みやすさ
(3.5)
ハラハラドキドキ
(4.0)
のめり込む
(4.5)
切ない
(4.0)

おすすめしたい人
⚪︎“勝負の世界”に胸が熱くなる人
⚪︎ミステリーと人間ドラマ、両方をじっくり味わいたい人
⚪︎静かなラストに心を揺さぶられたい人

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あらすじ・感想

さいたま市天木山山中で初代菊水月作の名駒を握る白骨死体が発見される。
刑事の石破と、かつて将棋を志した若手刑事・佐野は
将棋の駒の生産量日本一・天童市で開催される竜昇戦会場へと向かった。

<本の感想>

東大卒、若手起業家から将棋の世界へと突然転向した”異端のプロ棋士”
上条圭介の壮絶な生い立ち。

序盤から圧倒的筆力でぐんぐん読ませます。

上巻は、主人公の才能を見出されるまでの幼少期
下巻では、実在した伝説真剣師「小林重明」がモデルとなった男も登場し
主人公の大人になってからの物語が描かれる。

真剣勝負がどういうものなのか、
将棋が分からない私でも、将棋をさす彼らから発される緊張感と興奮がビリビリ伝わってきました。

文字通り、
命を削り合う本物の将棋。

プロ棋士の頭の良さ、勝つことへの執念、並々ならない努力
どこか人間離れした彼らが

どんな人生を辿って、
勝負の時は何を考えて、
将棋のことをどう思っているのか。

舞台は真冬の山形。そして向日葵が花開く瞬間。

想像すればするほど鳥肌がたつ
哀しくも美しい情景が広がるラスト。

駒を指す音が聞こえてきそうなほど
しばらく余韻に浸っていたい感動がありました。

それでは、また🍃

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