【人の行動心理が面白い】後味は最悪…でもページは止まらない。読後、言葉を選びたくなる。『愚行録』が刺さる人間の弱さ

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、貫井徳郎さんの『愚行録』です。

読みやすさ
(2.5)
イヤミス
(4.0)
先が読めない
(4.5)
没入感
(3.0)

おすすめしたい人
◎「ミステリ=事件解決」に飽きてきた人
◎対人コミュニケーションや心理に関心がある人
◎嫌な後味が残る癖のあるミステリが好きな人

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あらすじ・感想

第三者の語りから浮かび上がる
一家惨殺事件の真相と被害者。

他人を語ることで見えてくる「人間の愚かさ」を描いた物語

<ネタバレなしの感想⇩>

慶應と早稲田
都会育ちと田舎育ち
内部生と外部生
大手企業と中小企業

人は死ぬまで
出口のない妬みと嫉妬と僻み(ひがみ)に忙しい。

 

表に出していないようで
実は全面に出してしまっている人の悪意。

 

相手に植え付けたい他人の評価と
結果的に相手に伝わった自分のイメージに

結局は最後、自分が脅かされる

 

この物語が向かう先
それは、単に被害者の殺された理由を暴くことではありませんでした。

 

そこに気づいた時、別の恐怖が顔を出します

 

救われない後味の悪さ。
それでもすらすらと読めてしまう構成の巧さ。

 

どうしても目を逸せない、物語の運び方が面白い

 

他人を語ることで
自分という人間が見透かされる

 

これ読むと
これからの自分の言動が変わりそうです。

人間の行動心理の面白さ、
対人コミュニケーションへの新しい気づき…

読み方次第で色んな楽しみ方ができるミステリだと思います👏

 

今日も素敵な一日を📚

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