【一気に読めるミステリー小説】娘を喪った母親の復讐・悲劇の連鎖に背筋が凍る「イヤミス女王」湊かなえさんの「贖罪」

【年間読書数250冊以上】小説好きがおすすめ本を紹介しています。

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、湊かなえさんの『贖罪』です。

伏線回収
(3.5)

読みやすさ
(4.0)

イヤミス
(3.0)

女性向け
(4.0)

おすすめしたい人
・イヤミスが読みたい
・ドロドロ人間関係に没入したい
・少女たちの成長、様々な人生観を物語で味わいたい

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

「贖罪」 著者: 湊かなえ / あらすじ・感想

 

「あなたたちを絶対に許さない。」

 

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。

直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、
犯人の顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなってしまう。

十字架を背負わされたまま成長した四人の人生が狂わされていくミステリー

 

登場人物への嫌悪感が同情に変わり
ストーリー展開への恐怖が綻びに変わる。

 

娘を殺された母親の
感情に任せた一言「償い」

 

なすこと全てがここまで裏目に出て、
こうも負の連鎖が続いていくものかと

 

逆に清々しいほどなイヤミスっぷりに驚愕しました。

 

最初から最後までずっと不快
でも一気に読ませる….このどうにもならない反発心は一体何。

 

子供の頃の出来事がトラウマになり
大人になるまで縛られ続けてきた少女たちの

複雑に折れ曲がってしまった修復不可能な心。

 

事件に対するそれぞれの記憶、
屈折の原因や言い分も微妙に違っていて
章が進むごとに引き込まれていきました。

 

卑しさ、独りよがり、妬み..
人間の持つ負の側面とそれぞれに順番に起こっていく事件

 

どちらが引き寄せているのか、
息ピッタリな負の連鎖にゾッとした。

 

子供の時に感じた大人の言葉の重さ、視線の怖さ
大人になった今でも私はビクビクしてる。

 

幼少期の記憶は、
忘れることができない強大な力を持っているんだなと思い知りました。

 

小説は平気だったけど、
映画となると、その後の心の状態が崩れそうだからやめておこうかしら
(黒澤清監督のインタビュー付きでした。)

 

イヤミス好きな方はぜひ☺️

 

今日も素敵な読書時間をお過ごしください^^
れんげ🐰

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