【鳥肌必至】ページをめくる手が止まらない!『ゲームの王国』の世界に没入せよ。固定観念をぶち壊す衝撃体験!読書欲を無限に刺激するSFサスペンス

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、小川哲さんの『ゲームの王国』です。

読みやすさ
(2.5)
没入感
(4.5)
人生観を変える
(4.0)
普遍的テーマに想いを馳せる
(4.0)

おすすめしたい人
◎歴史・哲学・政治・人間ドラマ、さまざまな要素が盛り込まれたテーマに没頭したい人
◎予測不能な展開や緊迫感溢れるサスペンスを楽しみたい人
◎登場人物たちの心情に強く共鳴し、感情的に引き込まれながら読書を楽しみたい人

プロがあなたにピッタリの一冊を選んでくれる。新しい読書体験

あらすじ・感想

 

小説で発熱するという現象を
初めて経験した

 

ページを捲るたび昂る興奮と
登場人物たちへの強い祈りが
読書への没入感をどんどん深めていく。

 

きっと頭から煙が出ていたかもしれない
一体どれだけのエネルギーを
この物語で消費しただろう

 

読み終わった後の満足感と疲労感が
充実した読書体験を過ごせたことを証明してくれました。

 

論理的思考、
歴史の知識に対する深い理解、
多様な視点から得られる価値観との出会い

 

カンボジアを舞台に描かれた歴史小説
かと思いきや、

後半には科学的・哲学的SF要素が取り込まれ
今まで経験したことのないボリュームに
度肝抜かれた。

 

ーーどうすれば生き延びられるか。
ーーどうすれば、今の国家を変えられるか。

 

倒すべき相手は、時代の流れと不条理な運命。

 

少女と少年による
国の未来と人生をかけた
ゲーム攻略がはじまります。

 

本書を通じて見えてきたのは、
180万人もの自国民の命を奪った
カンボジア史上最悪の悲劇、
ポル・ポト政権の内情。

 

ポル・ポトの理想とした国家像や
実際に行われていた、想像を絶する政策やルールの数々、
大量虐殺の現場など

 

知識を得るだけではない、
読み手の心にも傷を刻み込んでいくような
痛みを伴いながらの読書

 

身体中の血液が沸騰していくような
強烈な体験できた。

 

みんなが平等になれば幸せになれる。
世界一幸せな国家が作れる。

 

ーーーでもどうやって?

 

知識人を抹消し
暮らしの底辺に全員を合わせることで実現する平等。
モノや財産を所有しない、人が欲望を抱かないよう徹底する平等。

 

発展途上である国の”理想論”のぶつかり合い
試行錯誤に巻き込まれていく無力な国民たちを

 

私たち読者は
ただ黙って見守ることしかできない息苦しさ
もどかしさに駆られた。

 

偽物の平等が本当に必要か?」

 

幼い子どもの、素直で正直な意見に
私は衝撃を受けました。

 

意義を唱えた者、証拠を見た者、
関わった者全てが
善悪関係なく次から次に姿を消していく世の中。

 

思いやりや優しさ、愛情を持つ者は損をする。
暴力は暴力で制するしかない、

 

悪いことをたくさんやらなければ、正しいことをする権利さえもらえない

 

そんな理不尽な国の仕組みを変えるために…

勇敢に運命へ立ち向かう少女ソリヤをはじめ、

登場人物たちの
現代人にも共感できるような人間らしい描写が
社会の縮図を見ているようで、とても興味深い。

 

考え方も思想も違う人間同士の共生が
なぜ成り立っているのか、

 

私の日常に潜む「常識」という存在の影響力や
道徳的ルールを共有する意味についても
深く考えさせられる内容でした。

 

鳥肌を飛び越えて
発熱ものの興奮ぶりに自分でもびっくりです。

 

「この小説を書くことが自分の救済になると思ったから書いた。
自分を救済することが他の誰かを救済することに繋がると信じて書いた。」

あとがきでそう語っていた作者の小川哲さん。

 

描く人にとっても、
読む人にとっても、

深い意味をもたらしてくれた物語なのだと、
しばらく余韻に浸っていたい、感慨深い読後でした🥹

 

⚪︎歴史・哲学・政治・人間ドラマ、さまざまな要素が盛り込まれたテーマに没頭したい人
⚪︎予測不能な展開や緊迫感溢れるサスペンスを楽しみたい人
⚪︎登場人物たちの心情に強く共鳴し、感情的に引き込まれながら読書を楽しみたい人

そんな方にぜひおすすめです📚

今日も素敵な一日を📚

 

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