れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、柚月裕子さんの『ウツボカズラの甘い息』です。
◎ 平凡な日常から非日常へ転がり落ちる物語に熱中
◎ “善と悪の境界線”が揺らぐストーリーが好きな人

あらすじ・感想
家事と育児に追われ、かつての美貌を失ってしまった文絵。
ある日、趣味の懸賞でデイナーショーのチケットを手に向かった会場で、
サングラスをかけた見覚えのない美女に声をかけられる。
「あなたに恩返しがしたいの」
謎の女と鎌倉に建つ豪邸で見つかった男性死体
二つのストーリーが絡み合い衝撃の結末が顔を出す。
<本の感想です>
二人の子を持つごく普通の主婦の日常から始まり、
やがて殺人事件を追う刑事のストーリーと結びついていく本作
導入部分から集中スイッチが入ってしまう面白さで
長編にもかかわらず、すぐに読み終わってしまった。
感情移入を誘う展開で
いっそ、主人公のサクセスストーリーで終わらせてあげたい…と思った矢先、
怒涛の後半戦、二転三転する犯人探しが始まる。
悪いと思っていた人が良い人になって
怪しいと睨んでいた人が実は良い人で..
このハラハラドキドキが楽しい
完全犯罪の怖さ、
人の心の脆さを思い知らされたミステリーでした。
一人に感情移入していたら置いてけぼりを喰らってしまうほど、色んな要素がてんこ盛り
長編が好きな人におすすめです。
柚木裕子さんの作品によく登場する”情の深い刑事”
が好きで、定期的に読む作家さん✨
女性の方であることを疑ってしまうくらい
男性目線を描くのが上手い!
今回登場した刑事さんも
なかなかのハードボイルドさで楽しめました。
お休みの日の読書に🍃
それでは、また
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