【涙腺崩壊・感情で読む歴史小説】三浦綾子『細川ガラシャ夫人』感想|戦国を生きた“女性の強さ”に震える一冊

年間250冊読む読書家 れんげの本棚-心に響く小説を紹介します

れんげ

こんにちは、れんげです
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!

今回読んだのは、三浦綾子さんの『細川ガラシャ夫人』です。

読みやすさ
(3.0)
没入感
(4.5)
知的好奇心くすぐる
(4.0)
深い感情移入+泣ける
(4.5)

おすすめしたい人
◎強く美しく生きた女性の人生に触れたい人
◎静かに泣けるのに、どこか心が満たされる。そんな余韻を味わいたい
◎歴史的事実を“人物の心”で感じたい人

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あらすじ・感想

明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子は、十六になった時、織田信長の命のもと細川忠興のもとに嫁ぐこととなった。

実の親子も殺し合っていた時代に
愛と信仰に生きた女性の物語。

<本の感想です>

信長、秀吉、家康、

今まで私の中で”ただの順番”でしかなかった歴史上の人物が
血の通ったひとりの人間として目の前に現れる。

 

日本史ってこんなに面白かったんだ。

三浦綾子さんの手によって共感、共鳴を誘う壮大な人間ドラマに化けていた。

 

武士たちの時代、
戦国時代を女性目線から捉えた本作

定められた運命、どうしても抗えない性別の壁を
当時の女性たちはどういう気持ちで過ごしていたか

ページを捲る手
文章を追っていく目に自然と力が入り
何度も感情が揺さぶられました。

 

主人公の玉子という女性が
物語の中で何度も問いかける

ーー男はなぜ女を道具のように扱うのか
ーーなぜ自分は女に生まれてしまったのか

 

この時代を女として生きる理不尽さが
痛烈に伝わってきて、終盤は涙が止まらなかった..

 

答えを模索し続ける人生、彼女の険しくも情愛で満ち溢れた旅路に
一緒にお供させていただいたような

読み終わった後は
このお姫様に対する敬愛の気持ちでいっぱいになりました。

哀しいけれど
不思議と心が満たされる。

 

心の慰め方、
どうしようもない辛さをどう受け入れて生きればいいか。
他人を赦せるようになるには…

そんな物語をお探しの方は
ぜひ読んでみて欲しいです。

それでは、今日も本と素敵な一日を📚

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