れんげ
私は、年間250冊以上小説を読んでいるインドア女子です。このブログでは私のおすすめ小説、本を読んで感じたことをそのまま感想文にした記事も書いています。
小説に興味がある方、読んでみたいけど何を手に取ったらいいか分からない方の本選びの参考にして頂けたら嬉しいです!
今回読んだのは、由野寿和さんの『アイアムハウス 』です。
⚪︎癖が強い、頼もしい刑事コンビと共に推理を楽しみたい
⚪︎クローズドサークルが舞台のミステリーが好きな方
「アイアムハウス」 著者:由野寿和/ あらすじ・感想
世界遺産・藤湖の周りを囲むようにそびえ立つ十燈荘で
ある一家が襲われた。
それぞれの奇妙な殺され方に疑問を抱いた静岡県警の深瀬は
独自に捜査を進め出すが
住民たちの監視の目に支配されたこの土地に
捜査の行方を妨げられてしまう。
なぜこの一家が狙われたのか。
<感想>
ーー自分が何をやったか分かっていますか?
湖が見える美しい景観
高級住宅街
まず、物語の冒頭部分を読まされて
この舞台の恐ろしさを誰が予想できただろう。
異常な空気が流れる隔離空間で
正常な人間たちが、ここでは少数派に回る恐怖。
自分がだんだん外界と隔絶されていく
深く楽しい没入感を味わうことができました。
早くここから抜け出したい気持ちと真相を知りたい気持ちが葛藤する読書。
最後までどうなるか分からない
…どころじゃないんです。
これでもかと何度もひっくり返されて
騙されて、
裏切られて、
衝撃的な展開続きに
読み終えるまであっという間でした。
ページをいくら進んでもホッとする暇がこない!
それでいて謎解きやホラーだけじゃない、
感情を揺さぶる展開も待っています。
がっつりな推理ミステリーを純粋に楽しめて大満足です( ^ω^ )
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